真の動物福祉牧場を目指して

酔いについて

 前回「祭」には酔いが欠かせないとしましたが、それについてはお茶を濁した感があったので、今回「酔いについて」真っ向から論じたいと思います。

 こうした「~について」シリーズは16世紀フランスの文豪モンテーニュの「随想録」から取っており、これは留置所に入れられたコトで出会えた本です。
 この本は図書館で借りれれますが普通に読める代物ではなく、大金を叩いてフランス文学を専攻するか、ローヤに閉じ込められでもしなければ読めないかと思います。

 それはともかく、既に随想録シリーズは「記憶について」「嘘について」「詩について」「文字について」とフォローして来て、「酔いについて」もモンテーニュは書いていました。

 16世紀フランスではアヘンがポピュラーで、それは吸引などという野蛮な方法ではなく、アルコール抽出したアヘンをチョコレートに混ぜる等の洗練されたモノと成っておりました。

 私も初め、シャングリラ地方でケシの実を削ってその乳液を舐め、それで充分に「つくしんぼう」(イエローモンキー「天国旅行」)の感覚を味わえました。

 その後イランで腹膜炎(盲腸)になり一月入院した時、モルヒネに救われてすっかり味をしめ、安かったモノだから沢山打って貰いアヘン中毒と成りました。

 ケシはあらゆる痛みと苦悩を消し去ってくれ、「空の境地」に導いてくれます。
 人類は古くからこれを利用して来て、特に盲腸手術には欠かせませんでした。
 この手術の発祥にも、トゥルクの貢献を描きたいと思っています。

 手術で膨れ上がった盲腸を切り取るコトはさして難しくないのですが、その際に感染症に罹って死んでしまうのを防ぐのは至難の技でした。
 そこで、悪玉菌を大人しくさせて善玉菌優位の環境を創るトゥルクの技を活用します。 彼女は発酵の技を極めて抗生物質カクテルの「醍醐」も創り出し、これによってシャングリラは盲腸手術による感染死を初めて克服した地と成ります。

 話をアヘン中毒に戻しますと、私の場合それから抜け出すのに1ヶ月程かかりました。
 その間は食欲と性欲と睡眠欲が全く起こらない cool (クウと発音する)な状態で、感情は常に高ぶっていてしばしば感動の涙を流したりしていました。

 不眠症というのは不思議な病気で、寝た覚えが無いのに数時間が経っていたりし、どうやら気絶してたみたいです。
 それは3日程ハイテンションで食事も取らずに書き物などをしていた時で、この時に「SYNの物語」の着想を得たコトは前に語りました。

 「酔いについて」だいぶマニアックな処から攻めてしまいましたが、私は普通にお酒も大好きです。 
 前にレアリー·ソバー(滅多にシラフじゃない)だなんて書きましたが、それは話の流れから誇張する必要があったからで、そんなに不健康な飲み方は致しません。

 シャングリラでも大麦を発酵させたチャンというお酒が飲まれており、これは乳酸菌発酵でマッコリの様な健康飲料です。
 お酒はほろ酔いがちょうど良く、健康の為に飲むべしとブッタも説いていたので、それに従おうと思います。

 
 

 

 

 

 

 
 
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