真の動物福祉牧場を目指して

時代の芯を描くには

今も百年前も、時代の芯と言える存在は子ども達かと思います。
「子どもが未来の全てである」と言うのはスウェーデンの環境活動家アニータちゃんで、確かにこれからずっと困難になるであろう地球規模の問題に立ち向かうのは今の子ども達です。
そんな子ども達に届けたい物語としてアニメ向きにこれを書いておりますが、いよいよ核芯テーマである教育に入る事にします。

また私の経験からお話しさせて頂きますと、正直にほんの教育システムについて話す事は何も無く、アメリカの高校に一年間留学しましたがそこでも真の教育と言える程のものは見当たりませんでした。 それらの教育は私に、日米ともに時代の芯を見失っているかの様な印象を与え、卒業して直ぐに別の世界を求める旅へと私を導きました。
その後の旅で私が体験した教育(仕事も学びの場として含めます)は、主に福祉分野に関連するものでした。
日本では自閉症の子ども達のデイケアをまずやり、発達障害が急増している事を知ります。
それからホームヘルパーと認知症グループホームの仕事を掛け持ちし、高齢者の問題と向き合います。
次に精神障害者の就労支援センターで働き、私の兄も統合失調症を患っているので切実に勉強しました。
福島にボランティアに入る前には資金稼ぎの目的もあって、職員が長続きしない重度心身障害者施設で働きましたが、ここでの学びは大きな糧となりました。
それは「EMボカシネットワーク」という障害者施設のネットワークを知って訪ね、その施設が私が働いていた施設と比べて天と地の如く明るかった事です。

EMボカシは主に家庭用の生ゴミを発酵させるスターター用に作られ、これ専用のEMセラミック製の容器と共に、市町村の補助金の対象となり安定した収益を福祉労働にもたらしてくれます。
更に施設は発酵した生ゴミを還元する畑も提供し、障害者と利用者は一緒に野菜作りをして絆を深められます。
これは閉鎖的になりがちな重度施設を解放し、そこで働く職員も仕事にやりがいを持てる素晴らしい取り組みで、いつか自分でもこのネットワークに参加出来たらいいなと思いました。

海外でもこうした障害者が働く福祉農園でボランティアをし、EMボカシの普及活動をしました。まあこれは1ヶ月程で出来る仕事ではなく、それでも生ゴミはどの家庭でも出るので使いたいという家に何件か配れました。この活動が継続されている事を祈ります。

アメリカの大陸横断平和行進(Longest walk)も福祉的な色合いが強く、それはネイティブアメリカンが追いやられた境遇を改善する目的で行われています。
それはネイティブ文化の絶滅を回避する運動に始まり、砂漠地帯に強制移住させられフードスタンプ(悪名高いジャンクフードの食糧支援)に頼らざるを得ないネイティブコミュニティーの、世界で断トツ一位の糖尿病率を改善する目標を持って行われております。
私はその行進にトータルで8ヶ月参加し、アメリカの底辺には他にも多くの問題が存在する事を知ります。 それはアルコール依存症や兵役によるPTSD、人種間の対立や大学の学費ローンで苦しむ若者達など、平和行進には色々な悩みを持って参加する人々が多く良い勉強になりました。(行進中はずっと酒やドラックは厳禁です)

また前置きが長くなりましたので、物語は次回にします。
教育と福祉の連携を描こうと思います。



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る