真の動物福祉牧場を目指して

4. 光合成細菌

ここまで、生命のファンダメンタル(基礎)である三位一体を紹介しましたので、続いて生命のプリンシパル(原理)と言える三位一体を紹介します。

生命が誕生したのは海底熱水孔で、メタン古細菌が最長老だとされています。 でも直ぐに生命は光を求めて海面へと登って行き、今では光によって生きる生態系が地球を覆っているので、我々の生態系の祖先は光合成細菌だと言えるでしょう。

もうひとつの生態系では、微生物達は数百年~数万年に一度しか分裂せず、光生態系の微生物は平均20分で新生するので、全くノリの違った生き物達の世界と言えます。

メタンや熱そのものをエネルギーとして活動するこの微生物達も、ずっと海底熱水孔の側に引きこもってるのに飽きて、地上にまで進出して来ております。
彼等はウシと善く共生して、ウシの巨大な体を作るタンパク源となっており、森美智子さんの様に青汁だけで健康体を維持しているヒトの腸内でも同じ様に共生しているとされます。(これについては「牛の消化器官を持つ人?」で詳しく書きました)

話を主役の光合成細菌に絞りますと、彼等はソマチットと間違えられる程に小さく、元気に動き回っています。
ソマチットというのは血液の中を無数に駆け回って赤血球や白血球などにエネルギーを供給してる小器官で、これは一時生物と間違えられた程に活発に動き回っており、その活性が衰えると病気のサインになります。
因みに、ソマチット診断を行ってる所が新宿区にあり、私も観させて貰いました。 ソマチットはとても元気に飛び回っていて赤血球も健康そのものだったので、元気を頂けました。

話を光合成細菌に戻します。
彼等が特別に重要なのは、生態系に於ける生産者であるからです。他の微生物は分解者や消費者ばかりで、光合成細菌なしでは到底進化して来られませんでした。
光合成の仕組みについてはかなり複雑なので、コラムに頼らせて貰います。
長いので要点だけ抜き取りますと、光合成は地上のほぼ全ての有機物を生産して来た。 他に糖やATPなどのエネルギー源も合成する。 消費するのは光と水と二酸化炭素。 植物と共生して最初に地上を生物圏にした。 水を分解して電子(エネルギー)を引き出す以外の経路もある。 と言ったところです。

ここでは排出された酸素によって生態系がガラッと変わった事までは書かれておりませんが、もちろん我々がこうして息して活動できるのも光合成細菌のお陰です。

最後に光合成細菌の産業利用について語りたいのですが、これは今まで何度も書いて来たコトなので、またコラムに譲らせて貰います。 今回は沢山長いコラムを載せてしまいましたが、最後のはそんなに長くないので是非読んでみて下さい。


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