前回インドのサドゥーの話になったので、懐かしさから寄り道させて頂きます。
二十歳の時に私はベナレスでこうしたサドゥーに弟子入り(一月程)した経験があったりします。
ベナレスはヒッピーのメッカで、1日100円で裕福に暮らせる時代でした。(今はインドも物価が上がった)
乾期でガンジス川が干上がって出現した祠には観光サドゥーが多く住み着き、どのサドゥーが本物か欧米のヒッピーと品定めしたものです。
サドゥーに弟子入りしてその道を究めた日本人もおり、私はそこまで深入りは出来ませんでしたが、カトマンドゥのカジノで大勝ちしてたので喜捨はかなりしました。
修行の方はあまり向いてなかった様で、二十歳そこいらの裕福な先進国の若者がタパスを持つなんて、そもそも無理な話でした。
この道に迷い込む若者はオウムの例の如く一定数おり、ホンモノに辿り着くのは中々険しい道のりです。
しかしアウェーのインドやアメリカまで行かなくとも、日本でもこうした道は嘗て存在しておりました。
こうした土行を現在も実践しているお寺は数少ないでしょうが、福本伸行氏のマンガ「現場最強伝 クロサワ」ではそれが描かれてます。
しかしこれはコメディーで描ける修行ではなく、真面目な本でこそ真価を計れるモノかと思います。
色々なキーワードで調べてみたのですが、AmanzonやGoogleでも深堀りした本やコラムなどは見つけられませんでした。
興味を持たれた方にはぜひ調べて貰いたく、これは!というのが見つかったら教えて頂きたく思います。