2004年の「バレエ教習所」公開前のケサン単独インタビュー。
こちらへ。
初めての方は少ないと思いますが・・・私も・・・何十回も観ました。
画面の下にインタビュー全文が掲載されてます。
下に書いた動画版の訳は多少はしょってま~す^^;
★作品を見た感想は?
俳優という立場を離れては見られなくて。とても照れくさいし「ああ、もう少し上手くできたのに」という心残りが大きいです。
★初めてシナリオを受け取ったときの感じは?
商業映画であるのにあまり商業的でないシナリオだと思いました。監督たちに会ううちこの映画を撮る考えが固まりました。僕を歌手として見ず、役者としてこうすればどうかという点を見せてくれましたので。演技に挑戦する過程で監督たちに多くを学べると考え映画を撮ることにしました。
★映画を始めるときの心構えは?
当時、僕自身かなりつらい時期だった上に、初めて演技をしようと思っていたので、非常に確固たる心構えでした。演技を本当に一生懸命にやって、自分の選んだのはこれだと皆さんにお見せしたくて。
★父子間の演技が印象的でしたが実際はどうでしたか?
僕も父との葛藤があったんですが、映画を観て感じたのですが、対話の不足だったようです。父は父の立場で息子への願いがあり、息子は息子で黙っていてもわかってほしいので、わかってくれない時には寂しくて壁を作ってしまう。そういう部分はミンジェと僕と似ています。
★泣く演技が印象的でしたが感情の調節はどのように?
ドラマは映画で沢山泣いたから練習になっていた・・・という面も。初めは感情の持って来かたがわからず泣けなくて母に電話しました。母親というのは僕みたいな無愛想な息子がいきなり電話をすると「何かあったの?」とまず心配するでしょう?その状況とミンジェの感情が似ていて母の声を聞いた途端、胸にこみ上げました。それが一度あったので後は難しくなかったです。
★ラストでの出番が少ないですが・・・
映画のためですから^^もともと上手くないし運動オンチで。監督がそれを考えてシナリオを書かれたのか踊りの下手な役だったので幸いでした。
★現場の雰囲気は?
現場のスタッフには自分の映画という意識があります。一人の演技に全員が集中する・・・そう感じてうれしかったです。王子様気分で。一人でというより、全員の希望と力で映画が作られる感じでとてもいい気分でした。
★自身の19歳のころと比べると?
ミンジェは大人です。何をすべきかはわからなくても与えられたことはやっています。僕が19歳の頃は友達と遊ぶのが楽しくて、将来の考えもなくその時時を楽しんでいました。その経験が今役に立っています・・・役者として。でも若い人はそんな風に過ごしちゃダメですよ。
★他の青春映画との違いは?
現実にそって作られた点。あるがままの姿を映画にしたという感じが長所だと思います。高校生活の一場面を見ているようだという話も聞きました。
★演技を始める前と後での変化は?
昔はやってみたい!今はやらなくては!という気持ちです。演技自体が非常に楽しいです。楽しいし面白いし。現場で監督と役について語り合って人物を作りあげるのが芸術家になって芸術品を作っているようで妙な快楽がありました。で、演技を続けようと・・・その気分をずっと味わいたくて。
★20代の若者へのメッセージ
映画のサブタイトル「新しい挑戦を始める人すべての健闘を祈る」がぴったりだと思います。振り返ってみれば何でもないのに当時は何もかもが大きく感じられて・・・実際には変化なんて大した事ないし。何でも心にため込んだり解決しようと悩まずにその瞬間を楽しみながら前進すればいいんです。
★間もなく入隊ですが(本当に?)
本当に行かなくちゃだめでしょ。実感が湧かない時もありますが早く行って来ていい姿をお見せしたいです。僕は道半ばでなくスタート地点にいたので決断できたのだと思います。
★自分の演技を採点するなら?
それは観客の皆さんが採点して下さい。そして軍隊にいる間に手紙下さい。とにかく、もっとがんばります。
2年後にお目にかかります!