ゆかぴcozy旅記録

相棒cozyと世界を周る人生初のバックパック旅行記!!!

死体工場・アウシュヴィッツ 衝撃。

2010年03月17日 | ポーランド旅行
March 17, 2010 Poland クラクフ


ほぼ定刻どおり6時半ごろクラクフへ到着。


列車を降りるときに足が滑りそうになる。
ああ!!雪がホームにも!!







それにしてもクラクフの駅をなめてかかっていた。
もっと小さな田舎の駅を想像していたが、
どでかーーい!!
色んなショップ(洋服やレストラン)が入っていてびっくり。
意外な展開に嬉しくなる。







ネットで予め予約していた宿へ即チェックイン&シャワー。
9時前には宿を出発。
負の遺産『アウシュビッツ』へ。

時間が押している中、ジュースとパン2つを慌てて買い込む。
9時20分発のバスへ乗り込む。(1人10zt)
バスの中で買ったパンを食べる。
ラップに包まれたパンはラップの匂いがパンに染み付いていて激マズ。
1口食べ、無理~と、全部残す羽目に。
お腹空いたよーーー。



アウシュヴィッツへは11時前に到着。

バスを降りると、雪景色。
寒く、眠く、空腹のまま 中へ。
(なんでこのタイミングでアウシュヴィッツ!?)



【アウシュヴィッツの門。働けば自由になるという意味が書かれている。】






中は観光客でごった返していた。
皆、ヘッドフォンを付けてガイドに耳を傾けている。
私たちも日本語のヘッドフォンを探すが、
ヘッドフォンは自動音声ではなくグループツアーで回るときに
ガイドの声が聞こえるようになっているイアフォンであることが分り、断念。
日本語ガイドブックを購入し、読みながら回る。

中は・・・・・もう言葉にはならない。
吐き気がしてきた。

空腹過ぎるゆえか、見聞きしたものがそうさせているのかわからない。

想像を超える悲惨な写真の数々。
壁に展示されている収容されていた人々の表情。(特に子供)
その人々が実際に使用していたベット・洋服・ブラシ・メガネ
収容される際に押収された品々。
もちろん全て撮影禁止
(初め、知らなくて取り巻くってしまうが。)


収容された人々は監禁され、飢え、重労働、医学実験、死刑執行の手段で虐殺されたという。

仕事ができないと判断された人たちはガス室へ。
死体から金歯が抜かれ、髪の毛が着られ、指輪とピアスがとられ・・・・。


髪の毛で作られた生地など恐ろしいものも展示され。。


重労働、不衛生拷問、犯罪的な医学実験で亡くなった人々・・・どんな思い出この『殺人工場』と呼ばれる恐ろしい場所で生活していたのだろう。

ヘッドフォンからの説明を聞きながら涙を流している観光客さえいた。

自分が今この戦争のない日本に生まれてきたこと、自分が自分であることに感謝してやまなかった。







【銃殺所の1つ。死の壁と呼ばれた場所。沢山のお花が。】








13時半、アウシュビッツから3キロはなれた第二のアウシュヴィッツ『ビルケナウ』へ無料バスで向かう。。

ビルケナウはだだっ広い。

















15時、再びアウシュヴィッに戻り、15時15分のバスでクラクフへ戻る。

はっきり言ってもう二度と訪れたくない場所。

広島の原爆ドームはここまで感じなかった記憶があるのに。



何百万人という殺害されたという方々のご冥福を心からお祈りします。




夜は駅ビルのフードコートでポーランド料理の『ピエロギ』『ゴロンカ』を食べる。
お店のお姉さんがもの凄く恐持てだったので、自分の納得のいく注文ができず。
(ほんとはもっと料理について聞きたかったのに・・・うざそうにされた><)
そんな背景もありイマイチの味に感じた。



【ピエロギ。ポーランド風餃子? モチモチな皮に中身は今回はチーズポテト。】