チャッチのお散歩

いろいろ歩いた足跡を残していこう!

迷子の記憶(-.-)

2016-10-15 10:02:56 | ぽてぽて

10月10日、月曜日。

ここの所、2016年度にオープンする予定の商業施設が身近なところで2箇所も開業している。

ひょっとして石門一路x南京西路の≪天楽坊_香港興業太沽匯≫も開いてるんちゃう?

と思い立って、見に行ってみる。

まだ全然でした(-.-)

手前のビルは外側はできてるけど内装がまだ。後方に至ってはビル自体建設中な状況。

周囲を見ていると、昔からは想像がつかない姿に生まれ変わるのが感慨深い。

このビルが建っている場所は呉江路の東側で7年前くらいまで美食街だったところ。

上の写真はネットから2009年閉鎖以前の写真を頂いてきたものです。

当時は、小楊生煎館、串もの、小飯館がビッチリ並んだ(イメージ的には祭りのテキヤが立ち並らんでいるような)にぎやかな光景でした。

今、当時の面影を残すのは、当時から綺麗だった上海小南国と阿毛川菜館くらい。

なんて昔のことを思い出してたら、この辺で迷子になった記憶が蘇ってきた。

当時は、上海に来たばかりで中国語なんて全く話せない状態な幼気な日本人な私。

冒険心は変わらず強く、日々あちらこちらを散策してました。

その日は、石門一路を南に歩いて田子坊辺りに行こうとしていたんだと思います。

「うっかり」で「方向音痴」で「学習しない」私は、一路と二路があるのを知らず、野生の勘で北(逆方向)に突き進んしまった(^^;

自分の中では「石門路を真っ直ぐ行けばたどり着けるはず!」との信念を持って真っ直ぐ歩いて行ったんです。

途中、「ここ、通っても大丈夫だろうか?」と不安になる靴底ばっかり売っている店が並ぶ、高架下の細い道を通ったりしちゃって…

結果的(偶然)に地下鉄1号線漢中路駅にたどり着いて、自力で戻れたんですがね。

 

その時のルートを今なら確認できると思い立ち、今日は石門二路を歩いてみることにします。

南京西路を北に渡った先の石門二路は、特長のない普通の道です。

奉賢路の角まで来て、懐かしむ。

店内で鶏と面を食べているお客さんの様子を窓越しに見て、妙に魅かれて店に入り、席に座って一言「面」とだけ言ったことを。

当時、当然≪振鼎鶏≫の存在は知らず、窓越しに見る鶏が純粋に美味しそうだったからフラフラと入ってしまったのよね。

で、困ったのは店の人。

本来、会計台で注文、会計まで済ませてから席に座るものを、席で「面」と一言発して座ってる変な外人をどうしたものかと。

でも、ここの会計台のオバサンは化粧は濃かったけど、とっても優しくて、「面だな?」と言って鶏汁麺を出してくれたんだよね。

鶏も要るのか?的なことも聞かれたんだけど、周囲を見渡すと一人で鶏を食べている人がいなかったので、止めたんだった。

そーかぁ。このお店だったかぁ~、私の旨い物センサーも大したものだな(*´з`)

 

今日は入店せずに真っ直ぐ進む。

北京西路の向こうにあるUHA_悠哈(味覚糖)の店舗。

立派な店舗で、最初に見た時にビックリしたんだよね。

外からしか見たことが無くて入ったことないので、今日は勇気を出してドアを開けてみた。

 

「ぷっちょ」とか飴とか色々売られている。

多くは中国の工場で製造されたものだけど、日本製の商品もあった。

店の雰囲気的に、通常の商品の他に焼き菓子とかも売っているんだと思っていたが、見たことある商品だけでした。

 

進んで新閘路まで来て、高架下の怪しげな道の正体が判明。

この先にある蘇州川を越える橋の脇が石門二路だったのね。当時のお店はまだ残っているんだろうか?

残っていたけど、開いているのは2~3店のみ。

裏の小区は壊されていたので、立ち退きが掛かっているみたい。

まぁ、周囲が開発されているなかで、まだ残っていた方が奇跡だったのかもしれないが(^^;

振り返ると、こんな感じで既に周囲のゴチャゴチャは撤去されて更地になっている。

ビルの間に上海明日酒店の三角頭が見えてるし。

今見れば、現在地が判るけど、当時は何処だかまったく判らなかったなぁ~。

分かったのは、どうやら道が違うっぽいってことだけだった(^^;

この先を進むと川に突き当たって行き止まり。

 

階段を上って橋の先に行くと地下鉄1号線の漢中路駅が見えて、そっから帰ったんだった。

今は、12号線、13号線も交差してるので地下鉄入口が増えているけど、当時は3か4号口を見つけたんだろうなぁ~

もう少し北に行けば上海駅だった。

南京西路から漢中路までの1.3kmのルート。

迷子になった当初は、もっと怪しい場所だったよなぁ 自然博物館はなくて、彫刻公園しかなかったしね。

 

上海に来てから、真逆の方向に行ってしまって迷子になったことが2回あった。

迷子になる時の条件が何個かある。

1.前方にある面白そうな道を探して歩く

2.興味がある市場、店に当たると、とことん観察してくる

3.だいたい初めて臨む土地である

4.暗くなるまで出歩いている

5.故に地図が見えない(^^;

 

今ならスマホで地図を見れば、GPS切ってても自分の現在地を正確に教えてくれるからね(^^;

迷子になりようがない(笑)

 

迷子になったら、

1.人通りのある道に出てバス停を探して自分の住んでいる周辺のバス停を探す。あったらラッキー☆

2.自分の住んでる方面がわからない時は、行先に「●●地鉄」というバス停があるのを探して乗る。

3.地下鉄から最寄りまで戻って来る。

タクシーに乗れれば、それがベストだけど、迷子になっちゃう時って、話せないし、土地勘がない時期だからね(^^;

上海のバス停名の大方が道の名前で構成されていて助かりましたわ

今だったら、シンボルアイテムを探して位置を知ることもできるし、地下鉄やバス停の場所を聞くこともできる。

 

迷子と気づくまでは冒険心いっぱいで、街の風景がノスタルジックだし、かなり楽しいんだよね~

昔迷った道をたどると、昔の自分が可愛く感じる。

そして、変わっていく街並みも知る事ができる。

※石門二路x南蘇州路界隈、今や景色も良いし、地下鉄3本も近くを通る土地になっていて、ここも数年後には綺麗になるよ、きっと

 

完全に失われる前に記憶を確認できてよかった(^^♪

 

 

 

 

 

 

 



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