どうして飛べなくなったのか?

2019-10-20 21:49:00 | 日記

先日ご紹介したTiritiri Matangi Islandですが(鳥の楽園Tiritiri Matangi Island )



この島に来て見ておきたい鳥はやはりこちらでしょう↓じゃん♪ Takahe(タカヘ)さん。




タカへは飛べない鳥です。


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1898年に4羽の個体が撮影された後に絶滅したと考えられていましたが、
慎重に計画された捜索努力の後、1948年テ・アナウ湖の近くで再発見されました。

クイナ科の鳥の中で最大で、
体長の平均は63cm、平均体重は1.8~4.2kg、高さは50cm位になります。
羽は小さく、強力な脚と巨大な手形を持つずんぐりとした鳥です。

成鳥は主に青紫色で、緑掛かった背と内側翼、赤い嘴とピンクの手足を持っており、
幼鳥は淡褐色の羽、青とピンク色が混じった嘴を持っています。

タカへはうるさく大きな声で鳴き、その鳴き声はよくウェカと混同されがちですが
より深く共振性のある声です。

もともと湿地帯に生息しておりましたが、
人間が湿地帯を農地に変えて行く中で、高山草原に移動する事を余儀なくされました。

草、枝、昆虫を食べる他、高山草種の葉、雪草の茎なども食します。

一夫一婦制で、低木の下や茂みの中に巣をつくり、一度に卵を2つ産みます。
雛の生存率は73~97%です。

タカへの繁殖成功率を高める為に、人間の介入が必要とされてきました。
他のタカへよりも低い絶滅危惧種に比べ、雛の生存率が低いので
巣からの無精卵の除去と、雛のキャプティブ飼育等の方法がタカへの個体数を管理するために導入されています。
人間が介入しているペアごとの雛の数は、介入無しの0.43と比較して0.66です。

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飛べない鳥(走鳥類)はニュージーランド、オーストラリア、アフリカ、南アフリカなどに生息しておりますが

もともと飛翔力のあった鳥が飛べなくなったと考えられていますよね。

ニュージーランドには人間がやってくるまで鳥の天敵がいなかったので、

飛ぶ必要性をなくして羽が退化し、その代わり頑丈な脚を手に入れた鳥が何種類もいたそうです。


人間が犬、猫、ネズミ、イタチなど飛べない鳥たちの天敵を持ち込んだり病気を持ち込んだりしたために

殆ど絶滅してしまって、生き残った種は現在大切に保護されています。



以前何かの本に


飛ぶのにはかなりのエネルギーが必要だし、大変なので、鳥たちも本当は飛びたくないけど

エサを捕ったり、身を守ったりするためにしかたなく飛んでいるんです



といった旨のことが書いてあるのを読んだことがありますが、


まあ・・・飛ばずに餌が食べれて身を守れるなら飛ばなくなるわけですから、そういうことなんでしょうねぇ



空を飛べる素晴らしい機能をみすみす退化させてしまうなんて、勿体ない気がしますけど



タカヘやキウイバードなど飛べない鳥はとても愛らしくて大好きなのですが、


カモメのジョナサンを思い出して、つい複雑な気持ちになってしまうのはわたくしだけでしょうか?


For most gulls, it is not flying that matters, but eating.

For this gull, though, it was not eating that mattered, but flight. More than anything else, Jonathan Livingston Seagull loved to fly.


訳:すべてのカモメにとって重要なのは、飛ぶことではなく、食べることだった。

だが、この風変りなカモメ、ジョナサン・リヴィングストンにとって重要なのは食べることよりも飛ぶことそれ自体だったのだ。(カモメのジョナサン)



人間にも素晴らしい能力が備わっているようなので退化させずに磨いていきたいですね




本日はチャパティを焼いてみました♪ 




バターとお塩で炒めたお野菜巻き






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