飛ぶ必要はあるか?

2022-05-19 06:18:02 | 飛行機


AUTの卒業生は年会費無料で図書カードを発行できるというのでアプライをしていたのですが、
一昨日「図書カードできたよ」と連絡がきたので、待ってました!とその日のうちに受け取りに行ってきました。
(AUTの図書館のExternal Membershipもあります→AUT Library - Alumni & external members

早速本を借りて、学内のカフェでお茶でも。


AUTのカップを購入すると、50セント割引でコーヒーが飲めるんです。 
時々カップを持っていくとドネーションだけでコーヒーが飲めるというキャンペーンも行っているし、
もう元は取れてるかなと。

そして夕食になりそうなくらい大きなチョコレートケーキを頂いてきました 


その日、学内にNZエアフォースの「グラマン・アメリカン・ヤンキー」が展示されていたので

警備をされていた方に、「どうしてこの飛行機ここに展示されているの?」と尋ねると、

「NZエアフォースがリクルートに午前中来ていたんだ。」とのこと。

もう引退している機体なので、まだ現役の機体を動かすよりも簡単ではあるのでしょうが
それにしても結構な労力が掛かりそう・・・エアフォース、気合が入っていますね。



警備員の方と会話をしていて、

「飛行機の免許持ってるんだ」と伝えると、

「へー、どこで取ったの?」と聞くので、

「アドモア (Ardomre)」と答えると,

「難しかったか?」と聞くので、

「好きなら簡単だよ」と回答する。


実際、当時仕事をしながら、さらに専門学校で別の勉強をしながら訓練をしていたけど、飛ぶのは楽しかったし、
航空工学も、航空法も、航空無線も、気象もナビゲーションも、勉強するのに苦痛はなかった、というか
むしろ楽しかったし。

自分の中で、エネルギーのフローを妨げるものがなにもない状態だったんですね。
心と行動が一致している状態。自分のしていることに、情が100%喜んで納得している。

子供のころから飛行機が好きで、「飛行機の仕組み」なんていう本を読んだりしていましたが、
実際飛べる機会が得られるとは思っていなかったし、
コースにアプライできる状況になっても、行動を起こすまでになかなか至らなかった。

行動を起こしたのは、自分の終わりの時を意識してから。
終わりに「あれをしておけば良かったな」と思い残すことがないように。

武士道ですね 「武士道と云うは死ぬことと見付けたり」みたいな。
(君主のために死ぬ云々は置いておいて(?笑)、死を意識することで生が生きるという)

でも、本当に実際に飛ぶ必要はあっただろうか?と考えることもある。

飛行機が好きだった。飛ぶのを見るのが好きだった。飛行機のことをもっと知りたかった。
でも飛行機で飛ぶのが好きかどうかは飛んでみないと分からない。

飛ぶのにセオリーは必要だけど、セオリーだけでは飛んだ感触はわからない。
だから、飛んでみたいと思った。

実際に一人で飛んでみて、素晴らしい体験を得られた。沢山の気付きも得られたし、感動も得られた。
納得もいったし、気も済んだ。

飛んで良かったと思う。
飛ばせて頂いて本当に感謝しています。

目標をフレームに入れて、それを達成する。その繰り返し。
繰り返しているうちに、フレームに入れる目標も変わってきたなぁと思う、今日この頃

ご訪問ありがとうございます


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ステイト・オブ・ウェイトレスネス

2022-04-25 10:17:18 | 飛行機

そう、月は潮汐ロックされているんですよ。(潮汐ロック | 天文学辞典)

自転周期と公転周期が同じ約27.32日なので、常に地球に対して同じ面を向けていて、月の裏側は見られないようになっているそうです。

昨日紹介したインターステラーに出てくる、ミラーという大波が引き起こされている星も、
ブラックホールに対して潮汐ロックしているという設定だったようです。

「裏表のある星ですね」と思うか(No offence) 、「まあ、太陽とひまわりみたいですね」と思うかは人それぞれですが、

本当によくできていますよね~。(遠くを見ると、共通概念を築きやすい、かも?)

月は太陽ほどあからさまではありませんが、海面を上げたり下げたりするし、生物の産卵や、色々な現象に関わっていて、突っ込みどころの多い、とても気になる天体です。

ところでですね、月の重力は地球の6分の1だと中学か高校のときに習ったのですが、
なんでインターナショナルスペースステーション(ISS)の中は無重力なの?と不思議に思うんです。

なんでもISSにかかる重力は地上の90%。つまり10%ほどしか小さくないそうですが、
「遠心力と重力のつり合いが取れているから無重力」ということらしいです↓

どうしてISS内では、無重力になるのだろうか? | JAXA 有人宇宙技術部門

どうしてISS内では、無重力になるのだろうか? | JAXA 有人宇宙技術部門

国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟、宇宙ステーション補給機など皆様からよく寄せられる質問と回答をご紹介します。

JAXA 有人宇宙技術部門

 


じゃあつり合わない状態になったら地球から離れて行ったり、または落下したりするんでしょう?
結構頻繁にスペース・エックスのカプセル型宇宙船が行ってますけど、
ドッキングのときに、「あ、ごめん、ちょっと押しちゃった」くらいじゃ全然大丈夫っていうような
あそびの部分とかってあるんですか?とか、素人的には思うわけです。
(そんなにセンシティブではないんですかね?調べていませんが。)

因みにセスナ機で空を水平飛行をすると、揚力=重力、推進力=抗力とつり合いが取れていて
風などの影響を受けなければ操縦桿を持たなくてもいいくらい(持ちますけどね)バランスが取れていて、真っすぐ飛んでくれます。
飛んでいるんですけど、前に向かう力と後ろに向かう力が同じだけ働いている。加速していないんです。
でも私の体重は地上にいるときと同じなわけで。(遠心力掛かってないし

与えられている条件によって、色々違いがあって面白いですね~

さらに因みに地上に近いところで飛行機を利用して無重力状態を作るときには、放物線飛行をするそうです。
宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA
この飛行で、ジェット機だと20秒くらい、プロペラ機なら10秒くらい無重力状態が作れるそうです。



本日はランチにホットケーキを焼いてみました。


ちょっと焦げ気味な色ではございますが(笑)おいしかったです。
今までペッタンコな焼き上がりになってしまっていましたが、
YouTubeで膨らむホットケーキの焼き方を見てそれを参考にすると、厚みのあるホットケーキが焼けました。
(卵を使わなくても写真くらいには膨らみます)

フライパンにホットケーキのタネを流し込む際、
少し高めに持ち上げてポテンシャルエネルギーを稼いだうえで
自由落下させてフライパンにぶつけると
上手く満月のように丸くなってくれます


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飛ぶことで体感できること

2019-10-21 20:52:00 | 飛行機

飛ぶと言ったらですね(昨日の話題)、飛行機を操縦して空を飛んで体感できたこと


それは人間の感覚器官から得られる情報がいかにあてにならないかということでした。


加速しているのにしていないように感じたり、水平に飛んでいるようで上昇していたり、高度が低いのに高いと感じたり・・・。



鳥は錯覚を起こさずに飛べるんですね~まぁつくりが違いますしねぇ





空という普段の生活の領域外に進出するには、まず自分の体のことを知らなければならない、っということで


パイロットライセンスを取得するには「Human Factor(ヒューマン・ファクター)」という学科を学びます。







例えばVision in Aviation(航空におけるビジョン)


<Blind Spot (盲点)>

Each eye has a "blind spot" Pilots are not continually aware of their "blind spots" because each eye will cover the other's blind spot and, somewhat remarkably, the brain "fills in" what it "thinks" should be there.

それぞれの目には「盲点」があります。パイロットは「盲点」を常に自覚していません。これは、それぞれの目がもう一方の目の盲点をカバーし、驚いたことに脳がそこにあるべきであると「考える」もので「埋めて」います。





The "short-sightedness" occurs because unless the eye is stimulated by objects within its field of view it will tend to take up its natural relaxed focal length. The relaxed focal length of the human eye is about 3 to 4 meters!
「近視」は、目が視野内の物体に刺激を受けない限り、自然なリラックスした焦点距離を採用する傾向があります。人間の目のリラックスした状態の焦点距離は3~4メートルです!



Disorientation(失見当識)のところもかなり面白かったです。




とにかく、人間の感覚器官は周囲の状況を完璧にキャッチするには不完全で


その不完全な状態が完全なんですね(だから飛行機には計器がいっぱい)



空に行くと自分の身体がどのような要因によってどのような反応を起こすのか、


それを理解し、対処することで人的要因によるエラーを防いでいく。



人間は錯覚する生き物であることを自覚して、いろいろな角度から確認する。



己を知ることは、大切ですね


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(今日はシティーに行くのにダブルデッカーのバスの2階の最前列に座ってみました♪)





ちょっぴりスリリングで、お陰様で楽しめました




久々の飛行機見学

2019-10-09 22:32:28 | 飛行機

昨日のオークランドはすっごく良いお天気でしたので、


思わずArdmore(アドモア)の飛行場までひとっ走り


飛行機を眺めに行ってきました。



この飛行場にはいくつかフライトスクールがあって

何気にニュージーでは一番忙しいエアフィールドらしいです。






管制塔はないので、(ユニコムという情報を提供してくれる管制塔チックなものはありますがトラフィックのコントロールはしていません)

パイロットが現在地や何処へ向かっているかなどを無線で伝えて安全確認をしています。



もう自分では飛んでいないのですが、一応飛び方は覚えておきたいなと


飛行場の敷地内にあるパイロットショップにチャート(飛行機用の地図)を買いに行ったのですが、ちょうど閉店時間の3時になってしまったので、


そういえばNZ Warbirdsにも売店があったからそこに売ってないかなと立ち寄ってみました。



ここも展示場は3時でクローズだったのですが、受付近くにある売店はまだ見て構わないとのことだったので


スタッフのおじさんにチャートは置いていないか尋ねたところ、


「置いてないけど、あんた飛行機乗るの?」と会話がスタート


同じ飛行機が好きな者同士、話し始めると話題が尽きることはありません



まぁ、私の飛行機の知識なんて豆粒ですが、おじさんはWarbirdsで10年ボランティアスタッフをしているそうで知識も豊富。


PPL(プライベートパイロットライセンス)を取得したのはBucket list (バケットまたはバケツリスト)の1つだったのだそうです。



Bucket listとは「死ぬまでにやってみたいことリスト」のことで、ある映画の中では「棺桶リスト」と翻訳されていたようです。








ああ、そうだったな。私もそうだった。


小さい時から飛行機を眺めるのが好きで、でもずっと飛ぼうなんて考えてもみなかった。



40歳を過ぎて、終わりを見つめる視点が芽生えたとき、


やっておけばよかったと後悔するものを一つでも減らそうと思ったのが、PPLを申し込んだきっかけの1つだった。



本当に飛んでよかったと思う。十分ライセンスを取得するまでの過程も楽しんだし、沢山のことを学べたし。



そして、私のBucket Listは・・・っと改めて考えてみる。



昨日はおじさんとお話しができて良かった ありがとう




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