飛ぶことで体感できること

2019-10-21 20:52:00 | 飛行機

飛ぶと言ったらですね(昨日の話題)、飛行機を操縦して空を飛んで体感できたこと


それは人間の感覚器官から得られる情報がいかにあてにならないかということでした。


加速しているのにしていないように感じたり、水平に飛んでいるようで上昇していたり、高度が低いのに高いと感じたり・・・。



鳥は錯覚を起こさずに飛べるんですね~まぁつくりが違いますしねぇ





空という普段の生活の領域外に進出するには、まず自分の体のことを知らなければならない、っということで


パイロットライセンスを取得するには「Human Factor(ヒューマン・ファクター)」という学科を学びます。







例えばVision in Aviation(航空におけるビジョン)


<Blind Spot (盲点)>

Each eye has a "blind spot" Pilots are not continually aware of their "blind spots" because each eye will cover the other's blind spot and, somewhat remarkably, the brain "fills in" what it "thinks" should be there.

それぞれの目には「盲点」があります。パイロットは「盲点」を常に自覚していません。これは、それぞれの目がもう一方の目の盲点をカバーし、驚いたことに脳がそこにあるべきであると「考える」もので「埋めて」います。





The "short-sightedness" occurs because unless the eye is stimulated by objects within its field of view it will tend to take up its natural relaxed focal length. The relaxed focal length of the human eye is about 3 to 4 meters!
「近視」は、目が視野内の物体に刺激を受けない限り、自然なリラックスした焦点距離を採用する傾向があります。人間の目のリラックスした状態の焦点距離は3~4メートルです!



Disorientation(失見当識)のところもかなり面白かったです。




とにかく、人間の感覚器官は周囲の状況を完璧にキャッチするには不完全で


その不完全な状態が完全なんですね(だから飛行機には計器がいっぱい)



空に行くと自分の身体がどのような要因によってどのような反応を起こすのか、


それを理解し、対処することで人的要因によるエラーを防いでいく。



人間は錯覚する生き物であることを自覚して、いろいろな角度から確認する。



己を知ることは、大切ですね


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(今日はシティーに行くのにダブルデッカーのバスの2階の最前列に座ってみました♪)





ちょっぴりスリリングで、お陰様で楽しめました



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