遊ちゃんと2人だけの夜

・・自分記録の独り綴り・・

聞きたくない話

2021-01-07 22:48:20 | 家族・家族まわり

ひどい天気。

気温は、外はマイナス1度2度。

暴風と吹雪がうねって荒れまくっている。

 

夕方、子どもを迎えに来た親達が、口々に、

運転しながら、前が見えなくて怖かった、とか、

風で飛んできた木が道路に落ちていて危なかった、とか、

ものすごい風で、子ども1人じゃ(駐車場まで)歩けない、と話す。

 

 

1時間仕事上がりが早いスタッフ達は、

「明日は吹雪いたら、私、休みまーす、よろしく」

「も〜、明日明後日は閉鎖よね?来ないわよ〜」

「帰る時、気をつけてね、あとは頼んだよ!」

と言いながら帰って行った。

冗談のようだけど、本気で言ってた。

 

 

どんどん天気は荒れていくようだった。

 

建物の中にいても、凄まじい風のうねりがわかる。

普段、私たちより1時間早く帰る所長も今日は残り、

スマホで地域の情報を確認し続けていた。

 

各所で停電が起きてる、と所長が言った。

市内あちこちが、停電中らしかった。

 

今日、最後まで残ったスタッフは3人プラス所長。

1人の家の住所は停電地域に入っていた。

その人は当然だけど、みんな気が気ではない。

 

最後に時間ギリギリで迎えに来た親と子どもを見送り、

門を出ると、壁のような風にぶつかり、前に歩けない。

幸いにも、その時間はいっ時、吹雪が止んでいた。

風に飛ばされて、今日降った雪は道路にはない。

でも、昨日までのガチガチに凍った雪で道幅は狭い。

駐車場の車にたどり着くまで、風の板を押すように歩いた。

なんだか痛快な気分になり、1人笑いが込み上げた。

 

近道の松林を行くと、風がスッとおさまった。

道路に木の枝がそこここに転がっていた。

1メートル以上の長いのを避けながら走った。

一番ひどい時間なら、

折れて飛んでくる枝が車に当たったはず。

 

早く帰宅した人達の方が危ない思いをしただろう。

 

家の辺りは停電していなかった。ホッとした。

 

帰宅すると、

暖房の効いた部屋で待っていてくれたゆーちゃんが、

クルクル周りながら大喜びで出迎えてくれた。

ただいま、ゆーちゃん、風や雷の音が怖かったね。ごめんね。

 

気持ちがすっかり疲れていた。

ゆーちゃんにぬるめのミルクとご飯をあげ、

もう自分の夕食は作る気力もなく、

ニュースをつけてイスに座ると、いくつかの着信に気づき、

(帰宅するまでスマホは消音設定にしてある)

息子と友人にLINEで返信した。

「帰宅」とだけ。

 

息子からLINE電話が鳴った。

聞きたくない話だった。

 

息子は今日は休みで、

いろいろ話たいようだったけど、

 

その話、今、聞く体力がないから、

土曜か日曜か、ママが余裕のある時にしてもらえない?

そう言って切った。

 

 

日曜日まで、この天候が続くらしい。

12年前に手術した腰の左横が痛む。低気圧のせいだ。

 

 

 

 

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