教育、夜間中学、多文化共生、日本語教育、識字教育について

教育、とくに夜間中学をとりまく問題、多文化共生、日本語教育、識字教育、難民、中国帰国者などについての情報を発信します

毎日新聞11月28日朝刊記事の紹介

2005年11月30日 | Weblog
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毎日新聞 2005.11.28朝刊から
◆記者ノート「生きる足かせ」【記者・中村 一成】

 「名前をすべて漢字にして、日本人になろうとする子が多い。
横文字の名前を漢字にしてと頼まれたり、『帰化』手続きを相談
されたこともあります」。
先日訪問した中部地方の自治体。地元教委の職員が表情を曇らせ
た。日系ブラジル人の子どもたちのことだ。

 政府は90年、「日系」に特化した外国人労働者の受け入れを
始めた。家族で来日する人も多く、現在、学齢期に達した南米出
身の子どもは3万人を超えている。

 一方で、教育体制は整わない。言葉の壁、文化の違い。義務教
育中退も後を絶たない。国の施策の方針は「適応」だ。順応した
子どもの中には日本語の上達につれ母語を忘れ、肉親との会話が
成立しなくなったり、肉親や同郷者の慣習や言葉を克服すべき対
象として忌避する子どももいる。いずれも私が見聞きした例だ。

 90年代、香川県の食品会社を取材した経験を思い出す。この会
社は労働者の子どもを終日、郊外のプレハブに囲い込み、地元教
委は学校に「他者」が来ないことを歓迎すらしている。多数者に
近づくや排除されるか。「違い」は生きる足かせと、小学生に確
信させる現実が教育の場に存在している。
----------記事はここまで------

参議院議員塩出啓典君提出夜間中学に関する質問に対する答弁書

2005年11月29日 | Weblog
参議院議員塩出啓典君提出夜間中学に関する質問に対する答弁書

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/077/touh/t077011.htm
 より引用

-----------引用ここから

質問主意書情報
答弁書
答弁書第一一号

内閣参質七七第一一号

  昭和五十一年五月十四日

内閣総理大臣 三 木 武 夫   


   参議院議長 河 野 謙 三 殿

参議院議員塩出啓典君提出夜間中学に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

   参議院議員塩出啓典君提出夜間中学に関する質問に対する答弁書

一について

 国勢調査報告による未就学者数については、昭和四十五年度では、全国で五十七万二千九百七十九人となつており、昭和三十五年度の同調査の百四十二万五千六百人に比し、大幅に減少している。また、年齢別にみると、六十五歳以上の者が三十六万六千人余と総数の六十三パーセントを占めている。
 不幸にして家庭の貧困その他の理由により、今まで義務教育の課程を修了することができなかつた者については、学習意欲がある限りは、これを尊重して学習の機会についての配慮がなされなければならないと考える。
 ただ、これらの義務教育未修了者は年齢や職業等により、学習の目的や必要とする教育の内容等がさまざまであるので、それぞれの実態に即し、通信教育等も含め幅広く教育の機会が得られるようにすべきであると考えている。

二について

 中学校夜間学級の実態については、文部省において毎年各都道府県教育委員会を通じ調査を行つているところであるが、その結果の概要は、関係都道府県教育委員会、各市区町村教育委員会、各中学校に送付するとともに、関係者等の求めがあつた場合には、これを配布するなどしており、関係者等の利用に十分供されていると考える。

三について

 義務教育としての中学校は、すべての国民が学齢期に中学校へ昼間に通学し、勉学すべきものであつて、文部省としては、この考え方の下に各種の施策を通じ、その徹底を図つているところである。
 学齢期にある者が中学校の夜間学級に通学することは、義務教育の性格や教育の効果等の点で好ましくないと考え、行政管理庁の勧告の趣旨をも勘案して、就学奨励の充実や長欠対策の徹底等の各種の施策により、中学校へ昼間に通学できるよう努力してきたところである。
 学齢期を過ぎた者の中学校の夜間学級における勉学については、現実に中学校を終えておらず、しかも勉学の意思を持つ国民がいる以上、中学校夜間学級の果たしている役割は評価されなければならないと考えている。

四について

 中学校夜間学級における引揚者等に対する日本語教育については、在籍者の多くが十五歳以上三十歳以下であつて、学歴もさまざまであり、また、教員も特別な指導技術を有する者でなく、教育課程も中学校の教育課程の範囲で実施するので非常に困難な点が多い。
 しかし、相当数の引揚者等が中学校夜間学級に在籍し、東京都内の四つの中学校夜間学級には特に日本語学級が設置されている等の事実にかんがみ、引揚者等に対する学習指導に関する調査研究、課外の日本語指導の実施等を委嘱する経費を予算措置している。また、従来から、中学校夜間学級における日本語教育については、外国人に対する日本語教育一般の振興に関する各種の事業を応用し、関係者に対し、教材の提供、教員研修会への受入れ等により協力援助を行つてきている。
 御指摘のような施設を設けることについては、対象となる引揚者等の住所が全国的に分布し、しかも職業、生活との関係もあること等からみて、引揚者等に関する問題全般との関連を考慮しつつ、慎重に検討すべきものと考えられる。

----------引用ここまで

アリジャン君の裁判、法務省が控訴

2005年11月28日 | Weblog
このブログでもお知らせしました、アフガニスタン人の夜間中学生アリジャン君が、難民不認定取り消しを求める裁判に勝訴し、喜んでいたのもつかの間、たくさんの署名(7592通)が集まったにもかかわらず、法務省が控訴したそうです。

アリジャン君には、また長い闘いが続きます。署名にご協力いただいた方々、どうもありがとうございました。そしてこれからも引き続き、この件に関心を持ち続け、応援をよろしくお願いいたします。

ぜひアリジャンの本を読んでください。
「母さん、ぼくは生きてます」
http://www.alijane.org/book.html

アリジャン支援ホームページ↓
http://www.alijane.org/

http://www.alijane.org/

東京の宝・夜間中学校の日本語学級を守るつどい ご報告

2005年11月27日 | Weblog
「東京の宝・夜間中学校の日本語学級を守るつどい」が今日、墨田区中小企業セ
ンターで行われました。
簡単にご報告いたします。

 一昨年、東京都教育委員会が日本語学級の教員定数削減をうちだし、多くの夜
間中学生や卒業生、夜間中学関係者、地域の方々、夜間中学を応援してくださる
方々の協力を得て、都議会への陳情、要請の署名活動を行い、教員を減らさない
ための大きな力となりました。
 また今年になり来年度の教員数が、再度削減される動きがあるということで、
今回のつどいが開かれました。

 会場には多くの夜間中学校関係者(教員、現在通っている夜間中学生、卒業
生、元教員)、えんぴつの会のみなさん、都議会議員、区議会議員、日中友好協
会、日本語支援のボランティア・NGO,NPO関係者、研究者、大学関係者、大学
生、映画「こんばんは」監督、「蟻の兵隊」監督、夜間中学校に関心を持ち応援
してくださる様々な分野の方にお集まりいただきました。
 様々な事情で来日し、働きながら日本語を学ぶ外国人生徒たちの大切な学びの
場である日本語学級の教員を減らすことはできない、と卒業生や生徒の生の声を
聞き再確認しました。

 また、夜間中学校の日本語学級だけでなく、小中学校の日本語学級を整備して
いくことの重要性、多くの夜間中学生たちの進路先である都立高校の定時制が今
激減していることの現状、大学生がボランティアで小中学生の学習支援を行って
いる活動に多くの外国人児童、生徒が訪れていることなどの実情をうかがい、今
後、あらゆる角度から日本語学習支援の整備を要求し訴えていく必要性を痛感し
ました。

 会の最後に「石原慎太郎東京都知事、中村正彦東京都教育長、東京都議会議員
諸氏、すべての東京都民、そして教育に関心のあるすべての人々に向けてのア
ピール」が読み上げられ、参加者一同の拍手をもって採択されました。


多文化共生教育研究会 定例研究会

2005年11月26日 | Weblog
・転送・転載歓迎・・・・


多文化共生教育研究会(MCE)

第18回 定例研究会のご案内

韓国・朝鮮を通して多文化共生教育を考える
・・・学校と地域からの報告・・・

 第18回定例研究会では、韓国・朝鮮を通して多文化共生教育を考えます。韓
国・朝鮮に関する教育については長い歴史があり、在日コリアンの子どもたちの
教育実践とともに進められてきました。いわば多文化共生教育の原点ともいえる
かも知れません。今日「韓流」ブームの一方で、歴史認識・靖国参拝などが問題
となっています。韓国・朝鮮を通した多文化共生教育の現状と将来を、学校と地
域から考えたいと思います。
 
 いま全国の高校で、韓国・朝鮮語(ハングル)の授業が始まっています。授業
を実際に担当されている東京都立高校講師の武井一さんをお招きしました。
 また、都内の私立中学・高校で韓国・朝鮮に関わる貴重な教育実践に取り組ん
でこられた佐藤飛文さんから報告を受けます。
 最後に、在日コリアンの子どもたちが多く通う荒川で、「コブクソン子ども
会」活動をつくり、子どもたちを励まし、韓国・朝鮮の民族のことばや文化を伝
えてきた呉崙柄さんから報告を受けます。
 韓国・朝鮮を通した多文化共生教育はどうあるべきか、皆さまと考えを深め、
交流したいと思います。

《報告者》  武井 一さん 
        (東京都立高校講師・高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク)
       佐藤 飛文さん
        (私立中学・高校教員)
       呉崙柄さん 
        (コブクソン子ども会)

1 日時   2005年12月10日(土) 15時~18時

2 場所   立教大学12号館地下会議室
      (東京都豊島区西池袋3-34-1)池袋駅西口徒歩約7分
       会場マップ
     http://www.rikkyo.ne.jp/~koho/univ_data/campusmap/index.html

3 資料代  500円(会員以外も参加できます) 

4 主催   多文化共生教育研究会
       http://members.jcom.home.ne.jp/tabunnka-e/
    
5 連絡先  メール tabunnka-e@jcom.home.ne.jp
       TEL   090-7402-0086
       事務局 小綿剛(東京都立小山台高校定時制)

多文化共生教育研究会(MCE)とは・・・異なることばや文化、ルーツが背
景にある子どもたちが、共に生きることができる多文化共生社会についての教育
と研究を進めています。現場の教師・研究者・保護者・ボランティア・NPOス
タッフ等による多文化共生教育の交流ネットワークを広げていきたいと思いま
す。
会員を募集しています。


●会長  大沼謙一(東京都江東区立豊洲小学校校長)
●副会長 王慧謹 (多文化共生センター・東京21代表・元都立高校教員)
●入会方法
  ホームぺージをご覧下さい。
   http://members.jcom.home.ne.jp/tabunnka-e/


27日(日)「東京の宝・夜間中学校の日本語学級を守るつどい」まであと3日

2005年11月25日 | Weblog
みなさま

東京・夜間中学校の関本です。
◆27日(日)の「東京の宝・夜間中学校の日本語学級を守るつどい」
 まで、いよいよ3日となりました。
   当日は夜間中学校の卒業生・教職員・NGO・NPO関係者
  学生・研究者など幅広い方々が参加して下さる予定です。
◆文化人識者の方々からも応援のメッセージを頂いています。
 一部を紹介します。
山田洋次さん(監督)
  「夜間中学の存在は東京都の行政にとっても誇りで
   あるはずです。そして、日本語学級は今こそ必要な
   時です。つどいの成功を心より念じています。」
早乙女勝元さん(作家)
  「私も戦後すぐに夜間中学に学びました。卒業できな
   かったのは残念ですが、映画「こんばんは」をみて、
   こんにちの夜間中学のありように感動した一人です。
   日本語学級を守りぬくことは平和への道と思います。」
李 仁夏さん(社会福祉法人青丘社・理事長)
  「子供の権利条約を批准した日本はどんな形であれ、
  子供の学ぶ権利を保証する責任が政府にはあります。」
 また、夜間中学校長編記録映画「こんばんは」監督の
森康行監督をはじめ文化人・識者の方々も当日応援に
かけつけて下さいます。
◆この「つどい」はどなたでも参加できます。
 多くの方のご参加お待ちしています。
            
                 関本保孝
                 y.sekimoto@jcome.home.ne.jp

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『東京の宝・夜間中学校の日本語学級を守るつどい』

◆東京にある8校の夜間中学校の内、5校に日本語学級があり、
十代から七十代まで十数カ国の国籍の生徒が学んでいます。 中
国残留孤児や家族、、国際結婚や仕事のため来日した外国人や
その家族、年齢超過という理由で昼の中学校に入れなかった十代
の外国籍生徒もいます。夜間中学校では日本語や各教科等、基
礎的な力を身に付け、若者の多くは高校や大学にも進学していま
す。今後、ますます国際化が進み、外国人市民が増えるといわれる
中、夜間中学校日本語学級の役割は、ますます重要になってきて
います。
◆そんな中、東京都教育委員会は夜間中学校日本語学級の教職
員削減を打ち出し、2004年度に引き続き2006年度以降も各校
の専任教員を削減しようとしています。
 この「つどい」を通じ夜間中学校日本語学級の役割を再確認し、
みんなの力でこの計画にストップをかけていきましょう! 

【日 時】 2005年11月27日(日)午後1時30分開場 
                            2時~4時
【会 場】 すみだ中小企業センター 5階 会議室2・3
(墨田区文花1−19−1・東武及び京成曳舟駅
        徒歩10分 JR亀戸駅から車で5分
        TEL 03−3617−4351)
         地図  http://www.sumida-gg.or.jp/map.html
内 容   ・都議会各会派議員からのあいさつ  ・経過報告
  ・参加者の発言(夜間中学校の卒業生・教職員、
        NGO及びNGO関係者、大学等研究者、日中
        友好協会他)
  ・「アピールと要請」採択
※夜間中学校日本語学級の日本語自主教材
         等の展示も予定しています。
参加費 無料。どなたでも参加できます。夜間中学校関係者、
        NGO・NPO関係者、学生・研究者、外国人、市        

        民など多くの方の参加をお待ちしています。
夜間中学校と日本語教育の充実・発展を目ざし、
        いっしょに語り合い、考え、行動していきましょう!
主 催   夜間中学校と教育を語る会

武蔵野大学留学生日本語スピーチコンテスト

2005年11月24日 | Weblog
******転載歓迎*********

第1回 学長杯 武蔵野大学留学生日本語スピーチコンテストへのお誘い!
   
武蔵野大学は昨年創立80周年を迎えましたが、現在100名を超える留学生が学んでいます。
その留学生たちが日本を体験して気づいたこと考えたことを日本語で発表する場として、

スピーチコンテストを開催いたします。
21世紀は多文化共生の時代、国を超えた「声」は私たちのこれからを考える新たな視点になるかもしれません。
お誘いあわせの上、ご来場ください。会場のみなさんも審査員です。

 主催: 武蔵野大学日本語教員養成課程
 共催: 留学生の会・国際交流センター  
 日時: 2005年12月17日(土) 13:30−15:30
 会場: 武蔵野大学 http://www.musashino-u.ac.jp/accessmap/index.html
     雪頂講堂

プログラム
▽開会の辞
▽スピーチ(10名の留学生による楽しい/面白い/スパイスの入ったスピーチ
▽結果発表・講評
▽閉会の辞

簡単な交流会も予定しています。

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日本語ボランティアシンポジウム@名古屋

2005年11月22日 | Weblog
転載歓迎
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日本語ボランティアシンポジウム2005開催のご案内
「子どもたちのこと 知っていますか?」

開催日時 : 2005年12月3日(土) 10:00~16:30
会  場 : 名古屋国際センター 別棟ホール
定  員 : 200名(要申込・先着順)
参 加 費 : 一般 500円 ・ 会員 300円

主催 / 東海日本語ネットワーク(TNN)・(財)名古屋国際センター(NIC)
後援 / 愛知県・名古屋市・愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会
    財団法人愛知県国際交流協会・独立行政法人国立国語研究所

受付開始 【10:00】
オープニング 【10:30~10:50】
・シンポジウム内容のご紹介、参加ブースのご紹介

第1部 : パネルディスカッション 【10:50~12:15】

「子どもたちのためにできること」

パネリスト:佐々木 裕子 ササエダーデ(四日市市)
      深見 浩子 子どもの国 (豊田市)
      大口 裕子 子ども日本語交流広場 (可児市)
      大谷 真矢 CSN (浜松市・豊橋市・名古屋市)
コーディネーター:松本 一子(東海日本語ネットワーク)

昼食休憩 お弁当交流タイム 【12:15~13:45】
 子どもの支援団体や日本語教室やのブース見学

第2部 : 子どもたちの現状報告 【13:45~14:45】

報告1 角田・エリーザ・和枝 (江南市国際交流協会日本語教室)
報告2 村瀬 英昭 (岩倉市教育委員会)
報告3 小林 芽里 (N−Pocket)
報告4 板倉 和子 (NIC「日本語の会」)

楽しく歌って学ぼう 【14:45~15:00】
吉田千寿子(作詞・作曲・歌) 「おまかせロボット第1号」

第3部 : 講演 【15:00~16:30』

「非行に走る心 ー来日外国人少年の非行実態と意識ー」
講師  鷲野 薫 (久里浜少年院次長)

閉会 【16:30】

☆★☆ 子ども支援教室のブース ☆★☆

可児市教育委員会学校教育課「ばら教室KANI」 可児市国際交流協会「子ども日本語交流広場」 KIFA「子ども日本語の会」 外国人学習サポート協議会「カナリーニョ教室」 ことばの会「親子教室」 ササエダ―デ  CSN 豊田市教育委員会「ことばの教室」NPO法人「子どもの国」 NPO法人「トルシーダ」 NPO法人「N-Pocket」 名古屋市教育委員会指導室「栄日本語指導教室」

【申込期間】平成17年11月15日(火)~11月29日(火)
【お申し込み方法】
参加を希望される方は、【参加申込書】を東海日本語ネットワークのホームページ(http://tnnwk.hp.infoseek.co.jp/)でダウンロード後、必要事項をご記入の上、
 FAXまたは郵便でお送りください。
【申込・問合せ】
〒450-0001 名古屋市中村区那古野1丁目47番1号
(財)名古屋国際センター(NIC) 纐纈(こうけつ)
TEL(052)581-5689  FAX(052)581-5629

申込の際の記入事項:
氏 名  ( フリガナ ) 
住 所 〒                                        
TEL / FAX
所 属  (ボランティア団体に所属されている方はそのグループ名)
該当する方はマークをしてください。
□ 東海日本語ネットワーク会員   □ 名古屋国際センター賛助会員




語学教室で多文化共生ノ横浜市・外国人児童生徒保護者交流会

2005年11月21日 | Weblog
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/challenge/ci_ch_05111001.htm

読売ON LINE より転載
-------引用ここより

語学教室で多文化共生ノ横浜市・外国人児童生徒保護者交流会

横浜市鶴見区の市立潮田中学校。10月下旬の土曜日の午前、2階の教室をのぞいてみると、日系ブラジル人の子供たちの元気な声が聞こえてきた。
 「ボンジーアは『おはよう』」「ブィブェル・エン・ヨコハマは『横浜で生活しています』です」——。
 ボランティアの女性講師の指導で、3歳の女児や中学生、保護者ら計約20人が、母国語のポルトガル語と日本語の会話の勉強に取り組んでいる。潮田中と、隣接する市立潮田小を活動拠点とするボランティア団体「外国人児童生徒保護者交流会(IAPE=イアペ)」(沼尾実会長)の語学教室だ。
 潮田中の国際交流担当教諭で、イアペと学校の橋渡し役でもある梅田玲子さん(34)によると、同中には現在、570人の生徒のうち、ブラジル、ペルー、フィリピン、在日韓国・朝鮮人など外国につながる生徒が73人いる。元々、京浜工業地帯で働く外国人の家庭が多い土地柄だ。イアペは、家族で来日した子供たちが学校に通わなかったり孤立したりしないよう交流を深めようと、1993年、学校教員や地域ボランティア、保護者らによって設立された。



日系ブラジル人らを対象に、母国語と日本語、さらに両国の文化も教えている「イアペ」の語学教室(横浜市鶴見区の潮田中で)



 現在の会員は約300人。活動の中心は語学教室で、週2回の日本語教室のほか、母国語を忘れてしまったり知らなかったりする子供たちのために、ポルトガル語とスペイン語教室も週1回ずつ開催する。
 ポルトガル語教室担当の市立下野谷小教諭、判司(はんじ)珠美さん(41)は1999年、日系ブラジル人の1年生の女児の母親から、「娘が『私がブラジル人と分かってしまうから、授業参観には来ないで』と言うんです」と相談を受けた。「『違う』ということを恥ずかしいと思わせてはいけない」。判司さんはこう痛感し、スタッフの一人としてイアペの活動に参加、教室の運営や講師のサポート役を務めている。
 日系ブラジル人の両親の長女として日本で生まれた金城ゆみさん(11)(潮田小5年)は、「ブラジルなまりの日本語を笑われるのでは」と引っ込み思案な性格だった。しかし、4年生の時から参加したイアペの語学教室で日本語を学び、さらに、ポルトガル語も学ぶことで、「ブラジル人であることを誇りに思い、授業でも積極的に手を挙げるようになった」と話す。
 イアペでは語学教室のほか、南米からきた児童生徒に沖縄に多い名字の子供が目立つことから、10年以上前から毎年、沖縄を訪ねる「ルーツを探る旅」を夏休みに実施。クリスマスパーティーなど地域との交流会も開いている。
 梅田さんは、「慣れない日本語で自分の考えを伝えられず、ストレスがたまったり、友だちを作れなかったりした子供が、交流会にクラスの(日本人の)友達を連れて来るようにもなった。こうした支援の取り組みをもっと広げていきたい」と語る。
 語学教室を通じた「多文化共生」のつぼみは、花開こうとしている。(龍野晋一郎) メ文化難民モ増やさぬよう支援
 
 外国籍の子供を支援する取り組みは、各地に広がっている。
 山形市国際交流協会や民間ボランティアなどが今年度設立した「村山広域在住外国人等こども日本語取得支援協議会」は、急増する在住外国人の児童生徒らを対象に、日本語教室を開催。進学に関する情報提供やアドバイスも行っている。
 国の構造改革特区で、日本以外で教員免許を取得した人でも一般校で教えることが認められた群馬県太田市は昨年、日系2世のメバイリンガル教員モ6人を初めて採用した。
 イアペの事務局を担当する富本潤子さん(34)は「母国語でも日本語でも思うように自分の気持ちを表現できない『セミリンガル』な子供が増えている。メ文化難民モにしないよう、喫緊に対応すべきだ」と力説している。

--------引用ここまで

****多文化共生教育実践講座****

2005年11月20日 | Weblog
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       ****多文化共生教育実践講座****
   シミュレーション教材「ひょうたん島問題」を通して
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「ひょうたん島問題」は、移民や外国人労働者が増えつつある現代社会
の課題を多文化共生の観点から体験的に理解しようとするシミュレーシ
ョン教材です。「総合的な学習の時間」での授業や参加体験型学習の指
導者養成研修ゼミなどに最適なCD-ROM+テキスト教材です。

当講座では、開発者である藤原孝章氏を講師に、「ひょうたん島問題」
を使ってワークショップ・講演をいたします。参加者の方が教材を実際
に体験することで、多文化共生社会を目指す際の課題を体感し、また、
藤原氏の講演にて教育現場での教材の有効な活用法を学ぶことができま
す。

学校教育の現場に関わる方、多文化共生の現場で活動されるNPO・NGOの
スタッフやボランティアの方、多文化共生に関心のある大学生や一般の
方にもおすすめです。


■日 時:2005年12月11日(日) 13:00 ~ 16:00

■場 所:しんじゅく多文化共生プラザ
    (新宿区歌舞伎町2-44-1 ハイジア11階)
地図 ⇒ 
http://www.shinjukubunka.or.jp/tabunka/japanese/information/

■受講料:1,500円 (多文化共生センター・東京21会員は1000円)

■定 員:30名

■申込方法:下記の申し込みフォームにご記入の上、EメールまたはFAX
にてお申し込み下さい。

■主催・問合せ先:特定非営利活動法人 多文化共生センター・東京21
        (東京都荒川区西日暮里2-57-2-2F)

         電話&FAX 03-3801-7127 (火~土 11時~19時)
         E-Mail tokyo@tabunka.jp
         http://www.tabunka.jp/tokyo/


◆講師:藤原孝章氏
社会科教育及び国際理解教育、開発教育の領域で、地球的な諸課題を学
習するためのカリキュラムや教材開発を手がけている。本ワークショッ
プ「ひょうたん島問題」の開発者でもある。

現在、同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。開発教育協会
・多文化共生センター理事。

◆内容
・ワークショップ:教材「ひょうたん島問題」体験
・講演:多文化共生教育における当教材の活用法


*詳しい内容につきましては、ホームページをご覧ください。
⇒ http://www.tabunka.jp/tokyo/news/051211hyotan.htm


===================参加申し込みフォーム=====================
多文化共生教育実践講座
シミュレーション教材「ひょうたん島問題」を通して

送信先:多文化共生センター・東京21
    tokyo@tabunka.jp 電話&FAX 03-3801-7127

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ご所属(あれば) :

E-mail:
電話番号:

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