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CLANNAD ~AFTER STORY~ 最終回(第22回) 「小さな手のひら」

2009年03月22日 01時55分35秒 | 『CLANNAD-クラナド-』
 
CLANNAD ~AFTER STORY~
最終回(第22回) 「小さな手のひら」



まだ番外編(第23回)が残っていますが、今回でCLANNAD-AF-の最終回です。
結果的には渚は死ななかったという形で終わりました。
正直言えば、ファンタジーに頼っちゃうとは…な気持ちです。
少なくとも朋也は渚が逝った世界を覚えていたのが幸いな所。
幻想世界が汐そのもの(の心の中?)で、あの女の子は汐が大きくなった姿。
僕の声は朋也の意識という結末ですが、この回を見ただけではからくりが解り難いと思います。
この回のラストシーンが前期のOPにループしており、前期と今期を通して見直さないと見えるものも見えないようです。
渚が逝き、汐が逝きそうになったあの世界。
渚が元気で、汐も元気で育った世界。
ことみが研究している隠された世界と密接があるのは間違いないようですが、この作品の真相を確かめるにはアニメだけでなくゲームのプレイも肝要ではないかなと思います。



《画像キャプチャ&コメント》

①絶望


雪が吹雪へと荒れて行く幻想世界。
女の子はこの先に進んでも何も無いのが判っていたかのよう動かなくなる。
それが現実世界で朋也と汐の末路としてリンクしていた模様。


②リセット




朋也の意識はあの桜が舞い散る坂の下に飛んでいた。
ここで渚に声さえかけなければあんな悲しみを背負う事もなく、渚はもっと生きられた筈…。
しかしそれは渚との思い出が消えてなくなってしまう意味でもあった。
渚の表情からは、どこかもの寂しげな雰囲気が窺える。


③終わった世界の終わり



終焉を物語る吹雪の中、女の子と僕の声の心がようやく通い始めた。
この世界は私(女の子)そのもの。
あなた(僕の声=ガラクタ)は間もなくこの世界から元の世界へ戻る事となる。
帰った世界できっと逢えるからと。
遠くで雲間から光が漏れ始めている。
いつの間にか吹雪はやみ、女の子の優しい表情が浮かんだと同時に、突如あふれ出した眩い光がガラクタを吹き飛ばして行く。
ここで女の子=汐、僕の声=朋也である事が明るみになる。


④失いたくない愛しさ





このまま渚に声をかけなかったら汐とは元の世界で再会出来なくなる。
その前に朋也が渚への愛しさを捨てきれる事は出来ない。
渚は朋也が声をかけるのをひたすら待っていたようにも見える。
声をかけられた瞬間の渚は驚きながらも喜びに満ち溢れていた。
この先に何が待っていようとも、2人を引き剥がすものはひとつも無い。
渚が逝く事を知っても、最後の最後まで強く生きたい。
過去を変えてリセットする事は渚の為にやってはいけない事だった。


⑤岐路




汐が生まれ、渚は逝った。
その場面に朋也の意識は飛んだ。
また渚が逝く場面を見なくてはならない…。
桜が舞い散る坂ノ下で声をかけた事はここに繋がってしまう。
しかし渚は永遠の眠りにつく事はなく、すぐさま目を醒ます。
そして秋生の労いの言葉。
渚が生きている…??
人生の岐路が変った。


⑥奇跡



慌てるように汐を産湯に浸ける朋也。
汐の世界には街の人々が幸せになった時にもたらした光の玉が無数にあった。
汐の世界が閉ざされ、そこから飛び出した無数の光の玉が街にあふれる。
1つ1つは小さい光だけれども、それがより多く集まれば力が生まれる。
それこそが奇跡。
街の人々の幸せが奇跡となって、街の中のとある女性を救った。
朋也と渚、2人を囲む家族と友人達、そして光坂の街の人々はみな『だんご大家族』。
家族は助け合うもの。
だから朋也が困っていれば、渚が危機なら助けるのが当然のようであった。


⑦成長記録






汐、人生のやり直し。
汐は家族の愛に包まれながら無事に成長を遂げる。
そして汐が5歳になる時期がやって来た。


⑧里帰り




あの時、朋也と汐が初めて行った旅行は3人家族で行く事になる。
汐は初めて見る広大な花畑を駆け抜けていく。
これこそ朋也が求めていたあるべき家族像。
渚と2人で娘を見守りながら、朋也はあの時を思い出していたのかもしれない。
初めて親子の絆に気付いたあの時を。


⑨歩む道










朋也と渚が関わった人達。
高校時代に思い描いていた道に進み、現在も道を模索中だったり、いつもの日常が続いたり…。


⑩家族


家族が遠くにある家族の家に行く。
そこに家族がいるのなら会いに行きたい…。
幸せな家族なら誰しも思う事。
しかしそれが出来そうで中々出来ないのも家族。
会う事で繋がりを感じる家族達。
家族とは何かを改めて再考させてくれる。


⑪見た目は小学生、中身はレディ?



小学生に間違われたと腹を立てる一人の少女……。
に見える、年齢だけは大人扱い?の伊吹風子とその姉、芳野(旧姓:伊吹)公子。


⑫オトナ




間違われたのは風子が自分の事を風子と呼んだから。
ならば「風子」でなく「私」とか「アタイ」とか言えば良いと恰好つけてはみたものの…。
ハンバーグに目を輝かせてしまう所は大人の面子以前の仕草だった。
体裁よりも自分の心に素直になるのが風子の良い所。


⑬匂いがします




風子は公子とともに病院に来ていた。
敷地に到着するや、風子は匂いを感じた。
物理的にではなく、口には言い表せにくい匂い。
それは風子にしか感じ取れない、ある馴染み。
漫才のように振舞ってしまう姉妹だが、風子はその匂いがある場所へと駆け出す。


⑭お友達になりましょう



別の世界で友達になった風子と汐がこの世界でも再び。
汐が寝ていた場所は、汐が「この場所が好き」と言っていた場所。
風子には一瞬、汐が幻想世界での成長した姿とダブついたようにも見えた。
汐が目を醒ました時、きっとこう言うかもしれない。
「また逢ったね」と。



「総括」

アフターストーリー、つまり完結編がここに終了。
2クールという長さですが、すごく長く感じました。
後半からは登場人物の数が減ったので、視野が狭まった分、流れがゆっくりに見えました。
それだけ各話の一つ一つが重厚だったという事でしょう。
個人的には渚の死の扱いが数話に渡って尊重されていただけに、ラストになってハイ元通りというのは神妙な気分です。
渚が生きていてくれた事自体には否定的ではなく、朋也にも良かったねという気持ちです。
その結末がゲームの仕様と同じだったら仕方のない事でしょう。
もしゲームを先にやっていれば感想もガラリと変っていたでしょうし。
これで良かったのかは論議になるんじゃないでしょうか。
次回は番外編(23回)。
これまでの重たさは抜きにして楽しめる回です。
 


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