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割り箸のはなしパート3(最終編)

2006年10月11日 | 環境
以下のようなチラシを中学生に配布しようかなと考えています。

「割り箸」から見える地球環境問題
 
 コンビニで弁当やカップ麺を買ったり、イベントでの模擬店やファミリー
レストランなど、ごく当たり前のように差し出される「割り箸」ですが…
最近その供給元がゆれているようです。
 そこで…「割り箸」について少し考えてみました。

割り箸はどのくらい使われているんだろう?

 ・全国で消費されている割り箸は、年間257億膳!
(標準的な2階建木造住宅に換算して、およそ2万棟分!)

割り箸はどこからくるの?

 ・なんと97%が輸入材(その99%が中国産)
 ・そのほとんどすべてが間伐材や端材などの利用ではなく森を皆伐して生産
 ・その影響が黄砂の増加や北部での洪水だと考えられている
 ・その結果…中国でも伐採を控えるようになり、原材料の3割ほどをロシアなど
  から輸入し、中国側がそれを加工・輸出している。
 ・中国政府は日本への割り箸の輸出を2008年に停止する方針を固めた(そう
  だ)。理由は森林保護…ただ北京オリンピックに向けての建設ラッシュで木材
  の需要が増え、原木価格が上昇したことも一因。

国産の「割り箸」は中国産の「割り箸」の約4倍の価格!でも何故?

 ・国産の「割り箸」は間伐(持続可能な森林経営にとって大切だ)材や端材から
  作られるため、伐採・運搬費用(人件費も)がかなり割高になる。
 ・現在の中国産「割り箸」は間伐も植樹もせずにどんどん伐採しており(持続不
  可能な森林経営が行われている)、森林保護にかかる費用が価格に反映されて
  いないため割安になる。

「割り箸」の使用は地球環境に良くないのか?

 ・「使い捨て」ということでは良くないと思いますが、間伐材・端材の利用とし
  ては素晴らしいアイデアであり文化でもあります。また木材は再生可能な資源
 (適切に管理すれば)でもあり、割り箸による現金収入は林業の維持にも結びつ
  くものです。
 ・ただし…現在の「割り箸」の使用は確実に中国やその他の国を砂漠化していき
  ます。同じように、たとえ国産の木材を使ったとしても割り箸生産のために山
  を丸坊主にするようでは地球環境的には最悪といえます。

私たちはどうしたらいいのか?

 ・とにかく「割り箸」の使用の頻度を下げること…これしかないでしょう。
 ・「割り箸」をどうしても使う場合には国産の「割り箸」(少し高いですが)
  にしましょう。

具体的には?

 ・レストラン等には「マイ箸」を持っていきましょう…食事が美味しくなります。
 ・コンビニなどでは必要のない「割り箸」は断りましょう。(レジ袋と同じです)

そして…もちろん!

  ふれあいバザーの日には「マイ箸」を持っていきましょう!
                        (マイカップもね!)

[do平塚]


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