電車を降りる前に、ふと目に入った1人の女性。
白杖を持ったその女性が、
満員電車の中でフラフラしていた。
ある駅で電車の扉が開き、
乗客達が我先にと一気に降りはじめ、
その女性が押し出されるように外に出た。
っとその時、片足が電車とホームの間に足を落としそうになり、
オレはすかさず彼女の腕掴んだ。
たまたま見てたからできた奇跡的救出。
聞くとこのままこの駅で降りるらしく、
オレは乗り換えの電車まで彼女を連れてく事にした。
乗り換えの電車まで、結構な距離があり、
その道中、短い間の会話をしてた。
不憫に思ったオレのしょうもない心配なんかいらぬ親切。
彼女はめちゃくちゃポジティブで明るい。
かなり楽しい一時を過ごす事ができ、
潤ったのはオレの方だったかも知れん。
彼女を次の電車まで送り届けると、
丁寧な感謝の言葉をかけてくれた。
オレがもし盲目だったら、こんなにも素敵な男でいられるかな。
1人で歩いて移動出来るかな。
誰かの心を潤わす事ができるかな。
オレはもう少し、
感謝すべき沢山の事を再認識する必要があるって思えた。
まず必要なのは、
今日、彼女に出会った事に感謝しよう。
白杖を持ったその女性が、
満員電車の中でフラフラしていた。
ある駅で電車の扉が開き、
乗客達が我先にと一気に降りはじめ、
その女性が押し出されるように外に出た。
っとその時、片足が電車とホームの間に足を落としそうになり、
オレはすかさず彼女の腕掴んだ。
たまたま見てたからできた奇跡的救出。
聞くとこのままこの駅で降りるらしく、
オレは乗り換えの電車まで彼女を連れてく事にした。
乗り換えの電車まで、結構な距離があり、
その道中、短い間の会話をしてた。
不憫に思ったオレのしょうもない心配なんかいらぬ親切。
彼女はめちゃくちゃポジティブで明るい。
かなり楽しい一時を過ごす事ができ、
潤ったのはオレの方だったかも知れん。
彼女を次の電車まで送り届けると、
丁寧な感謝の言葉をかけてくれた。
オレがもし盲目だったら、こんなにも素敵な男でいられるかな。
1人で歩いて移動出来るかな。
誰かの心を潤わす事ができるかな。
オレはもう少し、
感謝すべき沢山の事を再認識する必要があるって思えた。
まず必要なのは、
今日、彼女に出会った事に感謝しよう。