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Look back at the animation character 第二回 ベジータ ①打たれ弱いサイヤ人の王子、その心境の変化

2018-06-01 01:39:00 | アニメ
まあシャアをやってきましたが二回目はベジータです。ドラゴンボールZを語る上で外せない人物なのですが彼について思うこと、それはとにかくプライドが高いことです。そして、ここが全く分からないのですが王ではなく王子であることにこだわっていることです。まあよく分かりませんが王子様でありたいベジータさん、幼少期からかなりの戦闘力ですがフリーザには及ばないので本意でないもののフリーザをフリーザ様と呼び打倒フリーザの機会を狙っていたという殺伐とした人生を歩んできました。





内心焦るベジータさん、王子様もフリーザとかいう上司がいて苦労しているようです。まあアニメがテーマですが漫画のコマも使おうと思います。


このベジータですが原作者さんが話の都合で作った人物なのである種成り行きで出来たキャラクターのようです。ピッコロとの天下一武闘会から5年経過した世界で新たなる敵が必要になり誕生した設定より付随的に生まれたのがベジータだと思えます。ベジータのモデルって誰なんだろと思いますがあまり多くを語られてないみたいです。ただ多分原作者さんの想いなのかも、プライドとかが高いというのは高学歴の人物が世の中を治めていた日本を象徴するような感じがします。それが王子様、さながち若輩のくせにプライドだけは高いというキャラを作ったのかもしれません。サイヤ人の設定も当時社会問題化していた地上げ屋がモチーフになっていたのでその手の集団を束ねる高学歴の官僚とかをモチーフにしているのかもしれません。





この亀仙人の「もうちっと」ってドラゴンボールZ全編のことなんでしょうか?すげェもうちっとです…天下一武闘会にて最後のコマの亀仙人、このもうちっとが膨らむに膨らんでサイヤ人、宿敵フリーザなどの設定が肉付けされたのです。





エリート官僚を産み続ける東大です。周囲によいしょされて育ってきた方々、それがベジータのモチーフと筆者は考えてしまいます。


まあベジータという人物は全く主役の悟空に及ばない、最初こそ凌駕していたもののどんどん差が開いていきます。サラブレットの家系に生まれた自分が名もなき下級の出の男に敗れ差を生むという現実はプライドの高いベジータには耐えがたい仕打ちなのかも、でも上には上がいてフリーザや破壊神ビルスとベジータの力など無いに等しい状況だったようです。ベジータはいったい何を支えに生きてきたのか?それは彼の気高いプライドだと思えます。そのプライドとはいつか戦闘民族サイヤ人の王子がお前らを凌駕して支配してやるということと思えます。





悟空に界王拳でこっぴどくやられて激しく動揺、紙面にてベジータのプライドが初めて傷ついてのことですがものすごい悔しがりようです。





フリーザ編にてフリーザに挑んだものの叶わなかったベジータ、震えあがり涙する…ベジータ初の挫折です。この時、彼のプライドはズタズタになりました。


まあプライドが高いのはいいけどそのプライドがズタズタにされるとめっぽう弱い、強いけどベジータは打ちのめされるとダメなところがあるようです。フリーザが強いのは分かっている、破壊神ビルスもいる、そんな中で彼は当時の水準で彼なりの自分自身の戦闘力への誇りがあったみたいです。まるで今は仕方ないけどそのうち何とかなるんだとかいう感じでなんというか超ポジティブな感じがします。そのうちあいつらをなんとかできる、将来はお前らより上、はっはっは!!みたいな???なんかベジータさんって計算高いのやら行き当たりばったりな楽天家なのか???彼の心境の変化はどんな感じだったのかを様々なシーンから考えてみましょう。


【サイヤ人編にて】


想定外の事態に怒りに振るえる、打倒カカロットを誓う。


下級戦士のカカロットなど簡単に倒せると思っていたベジータでしたが実際は異なります。力を限界近くまで使わされ殺されかけるという当初思いもしなかった事態となりました。地球に初めて来たベジータはこれまで経験したこともない仕打ちを受けます。初めてプライドを傷つけられたベジータ、怒りに震えたベジータはここに打倒カカロットの信念をもつことを決意したようです。






まあ一時的に傷つくものの立ち直りは早い、地球でボロボロになってもやることは忘れないという…王子様でも戦士ゆえにタフではありますね。


【フリーザ編にて】


打倒フリーザをかかげるも敗れる。プライドはズタズタになるが宿敵悟空に涙の懇願をする。


いよいよフリーザとの決戦という時にベジータはわざとクリリンに瀕死の重傷を負わせてもらいデンデにより回復させてもらうことでフリーザを倒せるものと思っていましたがその考えは当たらずベジータはまたもプライドを傷つけられます。それどころか殺されてしまうという感じでもうプライドもくそも無い感じとなりました。





ナメック星にてフリーザに瀕死の重傷を負わせれ死に際にて打倒フリーザを宿敵の悟空に懇願します。プライドを傷つけられ殺されかけ挙句涙の懇願です。もうプライドを語り得ない感じとなりました。


【人造人間編にて】


スーパーサイヤ人に覚醒して自信を取り戻したのもつかの間、更なる人造人間にこっぴどく傷つけられる。最終にて少し人間性が芽生える。


ナメック星より帰還するもベジータは打倒悟空を目指して修行、始めこそ人造人間を打ち破るも以降はダメダメ、女性の人造人間に腕を折られ完全体のセルにも敗れる…人の子の親となったベジータ、子供には目もくれないと思っていたのですが…





人造人間編にて18号に腕を折られます。遂に女性に敗れたベジータ…もう彼のプライドはドラゴンボールのお話が進むたびに傷つけられるという宿命にあるみたいです。





第二形態のセルに勝っていたのに完全体のセルにはかなわなかったベジータ、ただセルを逃がしてのことなのでプライドが傷ついたのは自業自得でしょう。





人造人間編終盤、セルに貫かれた息子のトランクスを目の当たりにしてよくも我が子をというベジータのかなりの心境の変化、悪人に人間性が芽生えた瞬間でした。


【魔人ブウ編】


もうなりふり構ってなれないベジータ、利用できるものは利用して自分のプライドを保とうとしたが家族の大切さにきづく、そして人間性を持つようになる。





魔人ブウ編、ベジータは悟空に勝つためにプライドを捨ててバビディの術中にはまり強さを限界まで引き出します。もはやプライドを滅茶苦茶にされたベジータは打倒悟空でしか自分の心を満たせなかったみたいです。





そんなベジータ、魔人ブウが全宇宙を破壊しかねない力の持ち主と察知したのか…愛する家族を守ならければならないという使命に気が付きます。自分のためではない家族や仲間たちのための戦いに身を呈して挑みにいくベジータです。





そして魔人ブウとの最後の戦いにて、ベジータは気高さを捨てなかったものの相手を認めるという境地に達します。打倒フリーザから打倒カカロット、そして愛する家族で自分の心が満ちることを知るという境地に達しました。こうして世の中で一番強いことで保たれるベジータのプライドのスタイルは終わったようです。


ベジータの打たれ弱さはプライドからくるものですがサイヤ人編では悟空や仲間たちに、フリーザ編ではフリーザに、そして人造人間編では18号やセルにプライドを傷つけられてしまいます。最終的には家族や仲間の大切さに気付いていくのですがベジータは本当に大変な人ですね。まあ話の中でベジータの行動に関して考えてみたく思います。次回はベジータの行動が計画的なのかいきわたりばったりなのかを考えます。知略にとんでいる人物のようにみえるようでそうでないような?ベジータは話では困った存在になりがちですがそのあたりどうなのでしょうね。