On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

私の本棚

2007年07月20日 | 読書
最近、ギターをひくばかりで読書量が減ってしまってるんだけど、先日再びシャッター操作中に爪を割ってしまい、本を手に取ることになった(こんなんばっかりorz)
私の書棚について今日は簡単に紹介する。

私は学生時代に本を殆ど読まない子供だったんだが、20歳前後から読書の楽しさを知って、本を読むことが「しんどい課題」から「楽しみ」に変わった。もともと20歳前後というと余裕あるほどお金は持ってないので書籍は文庫が中心。これは携帯性もあっていまも文庫を買うことが多い。ただ話題性のある本となると単行本でしか最初は出ないから、仕方なく買う程度である。本を沢山読んでいくと下宿にあった大学生協のスチール本棚に文庫を並べていくことが結構楽しみになった。サラリーマン時代には通勤途中で本をよく手に取ったが、どちらかというと新聞を読む方が多かったのであまり蔵書は増えなかったけれども、軽い探偵小説をよく読んでいた覚えがある。昼休みに本をいつも読んでるって感じの人間ではなかった。

現在は自宅の1Fに本棚を設置して居るんだけど、知り合いから譲り受けた書店の払い下げ本棚を作りつけにしてセットしている。応接室にあるような「書棚」ではなく、棚板が自由に動くタイプの文庫本棚だ。



これは、折りにつけ貰ってきている文庫目録。ほんのついでに目に付いた目録をもらっているんで、集めているわけではないんだけれど、それでも随分と並んでいる。文春、新潮、早川などなど。相生ではなかなか貰えないです。大きな書店に行くと必ず置いてあって、頂戴って言えばもらえます。毎年行われている「**文庫の100冊」とか、「夏の***」ってキャンペーンでもこういう目録が出てます。

さてまずは最初の棚。


この辺は随分と昔に読んだ純文学。海外のものが半分。いわゆる名作古典が多い。上の方にある「千夜一夜」は岩波のマルドリュス版で最近のものです。長いこと出版を待っていたものなのでセット買いしました。下から2段め(実際には3段目)にはドストエフスキーがほぼ全部入ってますが、22才の頃に夢中で読んだものです。いまなら絶対に読めませんね(^^;ここに少し岩波文庫がありますが、ほとんどロシア文学です。真ん中編は芹沢光次良や平岩弓枝ですね。山田太一なども。


次はその隣です。


ここは懐かしい系の文学作品、五木寛之や立原正秋、井上靖・司馬遼太郎などのほか芥川賞・直木賞の古い目のが並んでいます。真ん中編はフランス文学。あるいはモームなどイギリス文学の作品も有ります。したにあるのは少年少女文学全集。中学時代はこれしか、それもほんの少ししか読んでいませんでした。この全集本はいいものでしたが長編があまり入っていなくて抄録されていましたので、長編を読んだという実感がない全集でした。その下には昔買った単行本があります(ほとんどが古本屋で買った物です)

次は最近のもの

ここはモダンホラーや探偵物で、比較的最近物のものです。下の方は単行本。ミステリー物が多いんですが、ま、話題の書ですね。中程はアンドリューヴァクスやキンジーミルホーンシリーズなど探偵物です。
写真の上のほうは写真に写っていませんが次の写真にあるようにスティーブンキングの文庫が占めていて、その一番上には千夜一夜物語(バートン版、昭和5年頃発行した物)を並べています。世界文学全集の端本は父の物です。



そしてその隣です。



一番上はモダンホラーのクーンツとマキャモンが占めています。、次が競馬シリーズ(Dフランシス)やスペンサーシリーズ、最近読んでいるミステリー(宮部みゆき、雫井さんとか)があり、一番下は半村良の文庫です。その下は単行本2段。

だいたいうちの私専用の本棚はここに集中していますが、あと1箇所、映画を見ているオヤジ部屋に少し置いています。



ここには現在DVDなんかにまじって「指輪物語」、「前嶋版アラビアンナイト(東洋文庫版)」、スティーブンキングの弁当箱的単行本を置いています。もっとも大切にしている本たちです。特に前嶋のアラビアンナイトは私の宝物です。もちろんちゃんと書店で買えるので希少でも何でもないのですがね。
その他娘の部屋などに、結構私の本を持って行かれて居て、我が物のように並べておりますが私が買った本を決して捨てないように、好きな本に対する愛着は持っているようです。我が家にはあといくつか本を集中しておいているところがあるのですが、子供向けの書棚を作っているなど棲み分けをしています。私の書棚は既に満杯状態で一番上に積み上げつつあるんですが、置くところもなかなかないので、どうしようもなくなったら子供部屋に徐々にスペースを確保していかねばなりません。なおここの私の書棚にある本の数はきちんと数えたことはないのですが、文庫が1つの書棚に1段で80冊ほどは入りますから20段を文庫が占めていますから文庫が1600冊、単行本入れてここにあるのが1800~1900冊前後くらいでしょうね。年間平均60冊として30年分です。私がいま48才ですから18才くらいからだいたいそれだけ読んでいるってことですが、実際には結構読書量の波は激しくて、多い年は130冊前後、少ないときは10冊とか、20冊にとどまっているはずです。そう言う意味では結構興味の対象が浮き沈みの激しい人間です。ただ読書というのはどうしても時間が必要な趣味であり、ここにある良の本棚は私の人生の時間のうちかなりの部分を占めているのは間違いのないこと。そう言う意味で歴史のつまった棚でもあるわけで、この書籍置き場に来るたびに感慨は深いものがありますね。

子供達の読書感想文の課題には困らないくらいの本は有りますがやはり読み損ねた名作は実際に大量にあって、今でも新潮文庫の100冊などを眺め渡すと気になって、いつか読みたいと思っています。


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