香り
雨のチャリドラとなった。早朝の、遊歩道は、誰もいない。只、勤め人が、車で、交差する道を、飛ばしてゆく。風もなく、ひっそりと、桜並木が、葉を落とし、ぬれ落ち葉が、寂しい。気分を変えるため、小糸川、沿岸、坂道を下ったり、左右の風景を、眺めながら、ひたすらペダルをこぐ。ここ、2～3日、ほんのり、良い、香りがする。道沿いに、黄色い粉があり、「あれれ」金木犀だ。物言わぬ木々は、時間が来て、季節になると、花が咲く。粒状の黄色い小さな🌸それらが、香りを放つのだ。そのあたりに来ると、香りを醸し、吸い込むと、安心、落ち着く。先には、花など、観察する余裕等なかったが、リタイアしてから、風景を楽しむようになった。歩く、ウオーキングする、自転車で、そこらを散策する、要するに、やることが無いのである。「生きがいを求めて」二本の足で動き回る。「紅顔可憐な美少年」も、世間のしがらみ、長年の風雨にさらされ、OB,窓際、ぬれ落ち葉、枯れ木の山と、見る影もない。気に触る御仁には「失礼」❢とに角、「極楽とんぼ」を決め込んだオールドボーイは、今日も行く。新たな発見を求めて。御機嫌よう、御身大切に。🐕
「カットは馬のレリーフ」
