(お借りした)
☆出走馬チェック
オーロラエックス
新馬(阪神芝2000m)、未勝利(京都芝1800m)を連勝し、キャリア3戦目で重賞初挑戦。前走は超高速馬場とはいえ、勝ち時計1分44秒4は速い。出遅れからスローを見越し、番手まで位置を上げ、逃げる1番人気とのマッチレースを制した。レースの後半5ハロンは57秒3。今回の判断は難しいが、自己条件ならすぐ勝てそう。
カニキュル
春はフラワーC6着から、1ハロン延長のフローラSへと臨み3着。インの前に向く高速馬場の開幕週、8枠13番は痛手だったし、そもそも外枠不利が大きいコース。上位2頭が前々から運ぶなか、後方から外を回す強い競馬を見せた。道中はエキサイトしており、ポテンシャルは高そう。前走は1勝クラスを順当勝ちした。落ち着いて臨めば出番も。
クイーンズウォーク
阪神芝1800mの未勝利勝ちは、ラスト2ハロン11.4-11.2。急坂を苦にせず、加速している。クイーンCは大外枠、半マイル47秒1のスローを後方待機。4角は外を回し、上がり最速で差し切った。1ハロン短縮に対応も、能力の高さで押し切った感じだ。クラシックは桜花賞8着、オークス4着と距離延長で前進。今回の舞台も楽しみ。
サフィラ
ハーツクライ産駒、母サロミナで全兄にサリオス、半姉にサラキアがいる。昨年のアルテミスSは、オークスを勝つチェルヴィニアの2着。半マイル48秒0の瞬発力勝負で劣った。続く阪神JFは1番人気4着、クイーンCは2番人気9着。後者はマイナス10キロだしマイルも短かった印象。オークスは大敗したが、体調万全で中距離なら。
セキトバイースト
チューリップ賞2着馬。桜花賞の権利を狙い、果敢に逃げを打つと、稍重の前後半4ハロンは46.0-47.1。1、3着馬が4角2桁位置から飛んでくる流れを作りながら、ラストは11.6→12.3と苦しみつつも粘った。桜花賞は7着に終わったが、コンスタントに使われ、精一杯走っての中4週でもあった。積極策で仕切り直しを。
タガノエルピーダ
昨年はキャリア2戦目、牡馬相手の朝日杯FSで3着。緩みない流れの差し決着を、道中3番手で運ぶ強い競馬だった。次走チューリップ賞は1番人気4着も、逆行する展開のなか力を示している。大外枠も響いた。その後、忘れな草賞を貫録勝ちし、オークスは6番人気16着。着は大きいが、またも展開は逆。今回のメンバーでもやれるはず。
チェレスタ
初勝利を挙げたのは阪神芝2000mの未勝利戦。やや出負けから、中団へリカバリーすると、ラスト4ハロン11秒台後半のラップが続く流れを、息の長い末脚で差し切った。この時の2着馬ランスオブクイーンは、オークスをハイペース好位でも5着。2走前に惜敗したオールセインツは2勝クラスを突破。対戦比較上、不気味さはある。
ハワイアンティアレ
京都マイルの未勝利を勝ち上がった直後、チューリップ賞15番人気3着。出遅れたが、前崩れの流れになり、結果的にハマった。桜花賞に滑り込み、12番人気10着。ここも出遅れると、G1にしては緩めに流れになってしまい、再現は難しかった。前走の1勝クラス(中京マイル)は上がり最速、瞬発力勝負の流れで切れた。2000mで同じ脚を使えるか。
ラヴァンダ
クラシックロードはチューリップ賞7着のあと、フローラS2着。オークスの優先出走権を掴んだ。そのフローラSでの道中は、最も遅い区間でも12秒3の淡々とした流れ。イン有利の高速馬場で、内枠を活かし、上手く好位を立ち回った。ただ、直線は進路が狭くなるなか、良く伸びている。オークスは11着に敗れたが、2ハロン短縮は吉と出そう。
レガレイラ→これルメ確保のために「エリ女」行くって聞いたけど?「行きがけの駄賃」か?w
1番人気3着のアイビーSは、極端な速い脚比べで、上がり最速32秒7。1番人気の支持に応えたホープフルSは、淡々とした流れのなか、上がり最速35秒0。展開は向いたが、大外を伸びる脚は光った。スタートに課題も、しまいは堅実に伸びる。上半期は牡馬クラシックで結果を残せなかったが、牝馬限定戦ならチャンスだろう。