10月30日、午後3時から共産党県委員会、山内県議、14名の市町村議会議員、知事に「燃油高騰と除排雪対策への支援」を申し入れ私も同席しました。

申し入れは以下のとおり行われました。
アベノミクスによる物価上昇、円安による原油価格高騰で、低所得者の生活や漁業従事者の経営が圧迫されています。
2013年8月からの生活保護基準の切り下げ(平均6.5%、最大10%)や10月以降、円安による食料品(小麦、食用油、大豆食品など3%~10%)や電気料金(東北電力330円4.91%)などの値上げが一斉に始まり、低所得者の生活を直撃しています。さらに一般家庭向けの灯油は昨年10月比18ℓ当りで1,677円から1,829円と152円もの値上がりとなっています。このまま推移すると年間新たに一世帯当り平均11,000円を超える負担増が予想されます。低所得者には命に直結する事態にもなりかねません。
また、漁業・農業者向けA重油は、2009年の1リットル当たり60円台から2013年には90円台と30円も値上がりし、この一年間だけでも10円(12%)を越える値上がりなっています。魚価の低迷と漁業者の努力を越える急激な燃油高騰では廃業に追い込まれると、秋田県漁業共同組合は今年5月25日、県内約1800隻を一斉休漁して窮状を訴えております。農業者も同様にハウス栽培を中心に燃油高騰で経営が圧迫され悲鳴を上げています。
低所得者の生活そして、農水産物を県民に安心して供給確保し、また、漁業・農業者の経営を守るためにも、燃油高騰分に対する秋田県としての燃油代補助が必要です。
また、昨年実施された、福祉灯油、除排雪支援事業は県民から大変喜ばれました。引き続き、今年度も除排雪支援をしてください。
以上から下記について申し入れます。
記
住民税非課税世帯など低所得者へ灯油代補助「福祉灯油」を実施すること。
- 介護・福祉施設や障害者共同作業所などへの灯油代を補助すること。
- 漁業・農業者への燃油代補助を実施すること。
- 高齢者や一人親世帯・障害者世帯への福祉除排雪支援を行うこと。