goo blog サービス終了のお知らせ 

ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

社会人一年目

2016-07-21 14:56:32 | 絵本作家への道
社会人一年目で、名古屋にやってきましたよと。

今、思い返しても全くもって、自分の中身は空っぽだったな!ってくらい、何もできない人でした。

ようやく内定もらえた会社だから、あまり調べもしないで入社したわたくし。
当時はPCも持ってなくて、卒論すらワープロで書いてたからね。携帯もない時代です。
ポケベルが全盛期だったのかな~?
♬ポケベルが~鳴らなくて~♪って歌まであったな。

教育系の出版社だったのですが、結構なブラックだったなと思われます。
最初は新人は全員営業からスタートで、そのあと指導部に言ったり、編集部にいったりと
希望の部署に行けるのだ!と、希望を胸いっぱいにして入社ですよ。

名古屋の社員寮に入ってました。新人女子社員が10人くらいいたかな?
みんないい子だったんだけど、女が集まればまあドロンドロンいろいろあった。
緊急寮会議!とかが、たびたびあって、よく招集されてました。

・お風呂の時間が長すぎる人がいる!
・トイレットペーパーを使う長さを決めるべき!
とかとかいうのが議題でしたね。

今思えば、凄いな…。
みんな慣れない仕事に、慣れない集団生活で、アップアップしてピリピリしてましたねえ。
このころはあんまり人見知りなく、だれとでもフレンドリーに楽しくできる性格だったんですよ。

同じ部署のAちゃんが隣の部屋だったので、ほぼ毎日夜中にあれこれ愚痴ったりしゃべったり、
気持ちを吐き出せる場所があるのはありがたかった。

とはいえ!仕事はほんときつい!
教育系の出版社なんだけど、私の担当は中学生向けの教材。
「これさえやれば、テストもばっちり!」
っていううたい文句で、中学生のいるご家庭に教材を売るわけですよ。
それがまあ高いの!
一番安いので38万円。セットをどんどんつけると70万円とかするのね。
それだけの価値があるのだ!って最初の新人研修(山の温泉宿に1週間軟禁研修)で、叩き込まれるわけですが、もう全然そう思えない。
こんなぺらっぺらの問題集がこのお値段!?!?っていう思いがあり、その営業トークも
「詐欺?」って思っちゃうくらいのもので。
最初は先輩の営業についていくんだけど、この詐欺まがいのトークで、ふつうの家庭のみなさんが
ポーン!って何十万の教材を契約しちゃうのを目の当たりにして、「えええええ」ってびびってました。

あーそうか・・・。勉強ができないって気持ちに付け込んでるなあ。
うまいこと考えてるなあこのトークは!
と、妙に感心。
でもそれを自分がやるのはほんとつらかったです。



続きます・・・。

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。