農園のやすらぎ

　酷暑の中、相模原市にある高齢者施設の取材。
　有料老人ホーム、介護支援センター、
新しい試みの見守り付き高齢者アパートなどを
訪問し、それぞれの現場で働く方達から
貴重な話を聞かせていただいた。

　取材とはいえ、さまざまな形態の施設は
私自身の重要関心事。
　話を伺いながら、驚いたりホッとしたり
切なくなったり……。
　それはまたいつか書くとして、
この日、なによりの涼風だったのは
施設が運営している無農薬農園。
　スタッフと利用者が一緒になって
いろんな野菜を栽培している。

　太陽が容赦なく照りつけているにも関わらず、
なんとも気持ちの良い空間だった。

　ブロッコリーの苗を小分けに。



　初めて見た黒ほおずき。
　花は紫で、袋は普通の赤いほおずきより小さい。
　実は茶色。
　いつのまにか自生していたそうだ。



　夕顔。冬の冬瓜と同じようにして食べる。



　タマネギ。私の大事な常備菜。



　スイカは今年、不作だとか。



　ヒョウタン棚。
　中身を出して、施設の入所者さんたちが工作を楽しむ。



　大きくなったヒョウタンは
持てないほど重い！



　キュウリやナス、茗荷、紫蘇などを
お土産にいただいた。
　帰りの混みあった電車の中、
重かったけど気分は豊か。
　獲りたて、無農薬だもんね！

　どんなに暑くても寝室にクーラーは入れない。
　おととし、友達から貰ったクールパットと、
去年、別の友達から貰ったアイス枕。
　寝苦しい夜も、これで凌いでいる。　

　思えば、いろいろいただいてるねえ、私。
　毎日、暑いけど、ここまで生きてきたことに
しみじみと感謝。