初めてここを訪れたのは、もう20年くらいも前だろうか。
ハマっ子の友人が連れて行ってくれた。
とにかく山の上なので足の便が悪い。
昔の漁具や農具などが展示された資料館なのだが、
訪れる人も少ないようで、怖いほど森閑としていた。
が、数年前からさまざまな講座やイベントが大人気。
足の便は相変わらずなのに、申し込もうかな、と
思った時はもういっぱい。
この夜は地元・本牧のバンドが出演し、ジャズの
夕べが開催され、二階ホールは満席になった。
八聖殿は昭和8年、熊本出身の政治家、安達謙蔵氏が、
自身の別荘として建てた。正八角形の形は法隆寺の
夢殿を模したという。
現在は資料館になっていて、誰でも入ることができる。
ここには八人の聖人像が安置されている。
いずれも北村西望、朝倉文夫といった、
高名なアーチストの作品。
建物の完成と同時に、創設者の安達氏が識者の
意見を聴き、選ばれた八人だという。
その顔ぶれは以下の通り。
キリスト、ソクラテス、釈迦、神鏡(像ではなく鏡)、
聖徳太子、弘法大師、孔子、親鸞、日蓮。
こういう場所で聴くジャズもなかなかの趣。
アンコール曲はもちろん「聖者の行進」!
さてまた横浜を離れ、雪の残るS村へ。
まだまだストーブも湯たんぽも手放せないようだが、
湿った土をもたげて、いろいろ芽吹いているはず。
春はやっぱり心が弾む。
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