冬桃ブログ

冷や汁

 「冷や汁を作って食べなきゃ。
絶対、作った方がいいよ!」
 友人のM氏が電話できっぱりと言った。

 済州島出身のお父さんが、
夏になるといつもこれを作ってくれたそうだ。

 ならばと近くのスーパーへ買い物に。
 ほんの二、三分の距離なのだが、
帰宅すると頭痛、耳鳴り。
 あわてて水を飲んだが、ほんとにこの夏は、
この程度の外出でも身の危険を覚える。

 「味噌は砂糖と酢で溶くんだよ」
 と、M氏に念を押された。
 それをまた出し汁で溶き、冷蔵庫へ。
(氷を入れたりするらしいが、うちは製氷機がない)

 紫蘇、茗荷、キュウリの塩もみ、生姜、
「佐島港直通」という鰺は三枚におろし、
小ネギと一緒にタタキに。

 済州島ではコチュジャンやニンニク、
新鮮なコブクロなんかも好みで入れるそうだが
私はとりあえず我流のあっさり味で。

 汁がよく冷えたところで具を全部入れ、
冷凍庫に一膳分ずつ保存してあるご飯を
電子レンジで解凍した。

 金胡麻もたっぷり用意して、
さて、汁にご飯を投入……というところで
「あれ?」と首をかしげた。
 せっかく冷やした汁に熱いご飯を?
 「ぬるま汁」になっちゃわない?



 で、ご飯を冷ますこと十分弱。
 待ちきれず投入。まぜまぜ。
 冷や汁丼といった量。



 いやあ、おいしい!
 生の鰺って臭みがでないだろうかと懸念したが、
すべてが爽やかに混ざり合い、薄味の汁に
しっとりと馴染んでいる。
 夢中で食べておなかいっぱいになったら
しつこく続いてた頭痛が緩和されていた。
 塩分を摂ったからかな?

 「作るべき!」と言ってくれたM氏に感謝。
 ご馳走様でした!

 




 

 
 
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