私の著書を電子図書にしたことを告知してくださった。
それをフェイスブックの友達が何人かシェアしてくださったり
したので、当人の私もあわてたり不明を恥じたり……。
どういうことかというと、著書はすでに何冊も電子図書に
していただいている。
とはいえ、私は「申し出があって契約書を交わしたから、
電子図書になったんだな」と認識するだけで、実物を見たことはない。
印刷媒体の書籍は、本が出来上がった時点で、
著者に「できましたよ」と十冊、送られてくる。
初版の印税もいただく。
それ以前に、表紙デザインや発行部数、文庫本であれば
後書きをどなたにお願いするか、などの相談があるから、
こちらも、それなりそわそわと出来上がりを待っていたりするのだが
電子図書の場合、それがない。
いや、このアドレナライズさんはわざわざ会って、
その後、契約書を交わし、表紙もこういうふうになりますよ
とメールで送ってくださったりしたのだが、他は(大手の
出版社だが)そういう過程がなかった。
送られてきた契約書にサインして送り返すだけ。
(哀しいかな、お金も忘れるほどしか入ってこないし)
また、私は印刷物で読む方が楽な世代なので、自著も
他の方の本も、スマホ、その他の方法で読んだ経験がない。
従って、いつ、どんな表紙で発売されたのかも
知らず、自分で「出ましたよ」という告知をしたこともなかった。
今回は丁寧に対応してくださった上、告知も
してくださったので、私としては、「自分でもやらなきゃ
いけないことだったのに」と、あわて、恥じたのである。
懐かしのデビュー作「花園の迷宮」
電子図書の表紙は、紙物よりかなり劇画調ですね。

というわけで、あらためて、現在、電子図書として出ているもの、
近日、出るであろう著書を紹介させていただきます。
お目にとまれば幸せです。(順不同)
花園の迷宮
横浜秘色歌留多
横浜幻燈館 俥屋おりん事件帳
ヨコハマB級ラビリンス
ホテルウーマン
自由が丘ダウンタウン物語
熟れすぎた林檎
薔薇の恋唄
紅はこべ
きらきらと闇に堕ちて
聖母の牙
ヨコハマ幽霊(ゴースト)ホテル
横濱 唐人お吉異聞
海のサロメ
三階の魔女
人魚を食べた女
熱月