
お父さんの音頭取りで乾杯した後、お母さん手作りのご馳走をいただく。

長女はピアノを弾いてくれた。

次女は折り紙で蓮や薔薇の花をこしらえてくれた。

おしとやかなことばかりしていたわけではなく、
家族揃って「嘘つきは誰だ!」ゲームに興じた後、
私は姉妹と一緒に、クッションを使ったドッジボール投げ。
「下の階に響くから、もっと静かに」
と、お母さんに叱られながら投げまくった。
上は今年、中学生、下は三年生になる。
もう遊んでくれなくなるのでは……と、私は
毎年、戦々恐々としている。
だけど、嬉しいことに、今年もまた、きゃあきゃあと
三人で騒ぎながら遊べた。
いや、遊んでもらえた。
姉妹共に、思いやりがあって頭がいい。
私がパソコンゲームなどのデジタル系は苦手なことを見抜き
ちゃんとアナログ系の遊びを用意してくれる。
私にとっては、宝物みたいに大事な時間。