冬桃ブログ

人日の節句

 一月七日は七草粥の日。
 ほんとは野辺で七草を摘んでこられたら
良かったのだが、寒いし、昨今、野草も
簡単には見つからないしで、セットに
なっているものをスーパーで買ってきた。

 今朝、お粥にして、自家製の糠漬け大根と
梅干しをおかずにいただいた。


 新年があけたと思ったらもう七日。
 早いねえ。
 韓流歴史ドラマ「朱蒙」全81話を見終え、
座りっぱなしの年末年始も終わり。
 古代史にまた少し興味が湧いてきた。
 主蒙(チュモン)は高句麗を建国した人。
 戦、戦の繰り返しだから合戦のシーンは多い。
 でもきらびやかな衣服や装身具、王室や庶民の暮らしぶりなど
興味深いシーンもたくさん。
 日本はこの頃、弥生時代。
 外敵に攻められることこそなかったものの、
農耕が盛んになり、穀物の備蓄ができるようになったので
財産や土地を巡って、攻めたり攻められたりの戦いがあったようだ。
 富や権力が生まれると、それを巡って争いも生まれる。
 いまも変わらぬ、人間社会の宿命だろう。

 それにしても新型コロナの感染拡大は止まらない。
 うちの近所でも、マスクなんか取っ払って
はしゃいでいる若者たちのグループを見かける。
 感染しても自分たちは風邪くらいで済む、という
自信があるからだろう。
 そこから高齢者や基礎疾患のある人たちに感染し
命の危機に追いやるかも、などということは
考えないのだと思う。
 私だって若かったらそうだったかもしれない。
 うちに籠ってないで、恋人や友達と会い、
きゃあきゃあお喋りしていただろう。

 でもいまは高齢者だから、その立場で
ものを考える。
 かりにこのウイルスが、若年層に感染、重症化しやすく、
命の危険も高い、しかし高齢者や基礎疾患のある、
いわゆる弱者は、かかってもすぐ治る、というものだったらどうだろう。
 若年層は屋内に引っ込み、テレワーク、ズームでの顔合わせで
耐えるしかない。
 一方、高齢者、基礎疾患のある人たちはGOTOキャンペーン
を使ってどんどん旅行や飲食を楽しむ。
 観光地や街の飲食店では、ここぞとばかりに
元気な高齢者や障害のある人たちが笑顔で働いている。
 引退していたアーチストなどもイベントを開催し、
思う存分、力を発揮する。
 経済も回る。なにせ人数が多いから。
 これまで頑張って働いてきたんだもの、老い先が
そう長いわけじゃないんだもの、楽しませてもらわないと。

 初夢ではなく、妄想です。

 ちなみに、一月七日(旧暦)は「人日の節句」。
人を慈しみましょう、という日。
 中国から伝わった五節句のひとつで、この日は
犯罪者の処刑も行われなかったそうだ。
 こんな時こそ、慈しみあえるといいんだけどね、
老いも若きも。
 
 

コメント一覧

yokohamaneko
ミドリムシさん
 思えば、食べられる野草は他にもあるのですから、そのあたりで
摘めるものを七種集めても良かったのですよね。
 今度、春になっていろいろな草が生えてきたら、それを
春の七草粥にしてみようかと思います。
ミドリムシ
Yokohamaneko様…おはようございます。お写真…七草粥定食…💕イイデスネ✌。お正月の、お疲れ気味の胃袋をいたわってくれます👯。私もフリーズ・ドライの七草で、作りました。が、これは失敗😵💧…焼き芝生???みたいなかおりがした。。食べられなくもないが、甘くない草餅スムージーみたいだ…。野山や土手で草を摘むなんて…凄~く素敵ですね。でも…寒いし…外来植物もはびこっているし…危ないかも⁉…どこで読んだのかなあ。。。タラの芽と間違えて…ウルシを食した人も…いるみたいだよ…(笑)。
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