沖縄へ行ってから、早くも三か月。
横浜は鶴見の沖縄タウンへ、友人たちと出かけた。
京急鶴見駅に集合してJR鶴見線に乗り換え。
私は初体験だが、いいねえ、この鉄道。
京浜工業地帯の工場で働く人々のために
大正15年に開業したそうだ。
両側は工場なのだが、線路際は低い土手になっていて
雑草が揺れている。
私たちが降りた安善駅も大正15年開業。
のどかな無人駅。
しかし炎天下。日傘を忘れたのは大失敗だった。
いかにも昭和な建物や店など、見どころがあったのに
暑くて写真を一枚も撮っていない。
工場地帯を30分近く歩き、沖縄料理の店で
午後四時からという早い食事。
朝食後、なにも食べていなかったので
おなかがすいている。
料理が出てくるはしからがっついて食べたので、
ここも写真なし。
おなかが満足し、歩いた疲れもとれたところで、
ここまで来たんだから瑞穂ふ頭の「スターダスト」へ
行こうということになった。
「日活アクションに出てくるような」と、
よく形容される伝説のバーだ。
お祭りを観る気はなかったが、せめて
沖縄物産の店へ寄っていこうというので店を出ると……。
なんだ、あの賑わいは!

祭りだというのは、友人が店に予約電話を
入れた時点でわかっていたのだが(ちなみに、
この店は予約をとらないそうだ)、私たちは
その祭りをあまく見ていた。

祭りというと、故郷である京都府宮津市の夏祭りを思い出す。
ふだん、なんのことはないおじさんが、突然、いなせになる。
おばさんは色っぽくなる。
押し込めていたものを、一気に放出する。
それが祭りだった。
ひさしく目にしなかった、その非日常エネルギーが
ここには満ち満ちていた。
「イベント」ではない。人々のほとんどはおそらく地元民。
もっと言えば、沖縄タウンだけあって、どこがどうとは
うまく言えないが、行き会う人々に異国感が漂う。
これはもう、潮田神社まで行くしかないでしょう。

銭湯のある交差点。

あら、懐かしい。中国へよく行ってた頃、
上海で買った蠅取り器。
電池式で、これを蠅や蚊に向かって振り回すと
相手は感電死するというシステム。
よく効いた。

子どもや若者が多くて頼もしい。


極彩色の潮田神社。

「そういえば今日は開港祭だから、花火があるんじゃないか?」
と、同行者の一人が言った。そしてこのあとの目的地「スターダスト」に
その場で予約電話を入れてくれた。
確約はできないが、とにかく、来てみてください、とのこと。
急いでいくと、普段はやってない隣の「ポールスター」も営業。

窓際の席で花火を観て、ジュークボックスで
切ないオールディズをたっぷりと聴くことができた。

このところ老人性うつ病で、ちょっと見は元気でも
独りになるやいなや落ち込んでいる私だが、こうして
誰かと一緒に非日常体験をすることで、
どれだけ救われていることか。
横浜は鶴見の沖縄タウンへ、友人たちと出かけた。
京急鶴見駅に集合してJR鶴見線に乗り換え。
私は初体験だが、いいねえ、この鉄道。
京浜工業地帯の工場で働く人々のために
大正15年に開業したそうだ。
両側は工場なのだが、線路際は低い土手になっていて
雑草が揺れている。
私たちが降りた安善駅も大正15年開業。
のどかな無人駅。
しかし炎天下。日傘を忘れたのは大失敗だった。
いかにも昭和な建物や店など、見どころがあったのに
暑くて写真を一枚も撮っていない。
工場地帯を30分近く歩き、沖縄料理の店で
午後四時からという早い食事。
朝食後、なにも食べていなかったので
おなかがすいている。
料理が出てくるはしからがっついて食べたので、
ここも写真なし。
おなかが満足し、歩いた疲れもとれたところで、
ここまで来たんだから瑞穂ふ頭の「スターダスト」へ
行こうということになった。
「日活アクションに出てくるような」と、
よく形容される伝説のバーだ。
お祭りを観る気はなかったが、せめて
沖縄物産の店へ寄っていこうというので店を出ると……。
なんだ、あの賑わいは!

祭りだというのは、友人が店に予約電話を
入れた時点でわかっていたのだが(ちなみに、
この店は予約をとらないそうだ)、私たちは
その祭りをあまく見ていた。

祭りというと、故郷である京都府宮津市の夏祭りを思い出す。
ふだん、なんのことはないおじさんが、突然、いなせになる。
おばさんは色っぽくなる。
押し込めていたものを、一気に放出する。
それが祭りだった。
ひさしく目にしなかった、その非日常エネルギーが
ここには満ち満ちていた。
「イベント」ではない。人々のほとんどはおそらく地元民。
もっと言えば、沖縄タウンだけあって、どこがどうとは
うまく言えないが、行き会う人々に異国感が漂う。
これはもう、潮田神社まで行くしかないでしょう。

銭湯のある交差点。

あら、懐かしい。中国へよく行ってた頃、
上海で買った蠅取り器。
電池式で、これを蠅や蚊に向かって振り回すと
相手は感電死するというシステム。
よく効いた。

子どもや若者が多くて頼もしい。


極彩色の潮田神社。

「そういえば今日は開港祭だから、花火があるんじゃないか?」
と、同行者の一人が言った。そしてこのあとの目的地「スターダスト」に
その場で予約電話を入れてくれた。
確約はできないが、とにかく、来てみてください、とのこと。
急いでいくと、普段はやってない隣の「ポールスター」も営業。

窓際の席で花火を観て、ジュークボックスで
切ないオールディズをたっぷりと聴くことができた。

このところ老人性うつ病で、ちょっと見は元気でも
独りになるやいなや落ち込んでいる私だが、こうして
誰かと一緒に非日常体験をすることで、
どれだけ救われていることか。
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