スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・18歳)」とその妹「こっちゃん・10歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

松戸市立博物館~最終回~

2008年03月23日 | 「博物館・科学館・動物園」
【前回までのあらすじ】
「公団団地」大好きなでれすけは、「公団常盤平団地」の一室が再現展示されている千葉県・松戸市立博物館へ行ってきました。
前回までに、公団団地の玄関や風呂場、ダイニングキッチン、居室、ベランダなどについてダラダラと述べてきました。
今回は、その他モロモロについて書いていきます。



まずは、コレ↓。



この写真を見て「なつかし~!!」と思った方は、「公団」の団地(それも公団が出来てから、ごく初期の段階に建てられた団地)に住んでいた方です

これは何か?…と言うと、「配電盤」です
1階の階段の所に設置されています。

円い窓がとってもオシャレです

でれすけは幼い頃、この「配電盤」がたまらなく好きでした(変な子どもですね)。

その理由は「なんとなく、近未来なデザインだから

普通は「四角い窓」にしそうなところを、わざわざ「マル」にしているところにググッときます

「ウルトラセブン」にでてくるU警備隊が使用する特殊な「機器」なんかを収納していそうな雰囲気に、幼心を鷲摑みにされていました

…と、ここまで、何の解説にもなっていませんね

逆に、「公団団地の配電盤」について詳しい方がいらっしゃいましたら、レクチャーしていただきたいと切に願ってます

博物館の方も、「配電盤」については、

「あまり良くわかりませんねぇ~。配電盤であることくらいしか…

と、おっしゃっていましたので…。






次は、コレ↓



見ての通り、「郵便受け」。

初期の公団住宅には、1階に、このポストがついていたわけですが、見ての通りとっても「小さい」のです

そんな訳で、A4サイズの郵便物が入らなかったり、厚みのある郵便物が入らなかったりと、何かと不便でした。

つい最近、取り壊された昭和30年代築の団地では、取り壊されるまで、このサイズのポストが使用されていました。

しかし、現役の古い団地では、次々とポストが「大きめサイズ」に変更されていっているようです。

ちなみに、補足ですが…。

でれすけはここ十数年で、昭和30~40年代築の公団団地を約40ヶ所程まわりましたが、博物館のように、郵便受けがペンキで着色されていた団地はごく稀で、多くの団地は鋼板の銀色のままでした。





続いては、コチラ↓



これは、「ダストシュート」と呼ばれるものです。

各階の階段の踊り場に、小さな扉があり、そこから家庭内で出た「生ごみ」を投入すると、上記写真部分(1階)に落下して、各家庭から出た生ごみが1ヶ所に集められる…という機能をもったものです。

「え何で生ごみを集めるの

と、思った方もいるでしょうが、当時、ダストシュートに集められた生ごみは、松戸市の斡旋で、養豚業者が「養豚用の飼料」として毎日集荷していたのです

当時の「団地の栞」には、ダストシュート使用の注意点として、「タバコの吸殻や、香辛料は混入しないよう」と書かれていました

まさに、常盤平団地のダストシュートは、究極の「リサイクル」

しかし、真夏などには生ごみが腐敗し、悪臭を放つ上、ハエやウジなどが湧くといった衛生面上で問題が山積し、結局は、使用されなくなりました

ただ、現在でも幾つかの団地では現役で使用しているそうです





コレは、団地を北側から見た写真です↓



この窓は、前々回の記事に書いた、北側の4.5畳の部屋の窓にあたります。

その隣の小さな窓は、2回目の記事に書いた「お風呂」の窓です。

この写真の側(北側)に、階段及び玄関がある作りになっています。






「マルジュー見っけ」↓



…と言って、ほくそ笑んだら、その人は間違いなく「団地マニア」でしょう

マンホールの「汚水枡」と書かれた上辺りに、○の中に「住」と書かれたマークがありますが、これは「日本住宅公団」のマークです。

古い団地に行くと、時々見かけるマンホールです。

このマーク、実はとってもデザイン性が高くて、「住」という字が、「横から見た団地」の形になっているのです

本当に、小さな所までググッときてしまいます





さて、ここまで長々と松戸市立博物館について書いてきましたが、ここは本当に素晴らしい博物館です。

団地好きである人も無い人も、是非、一度行ってみることをオススメします






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