なぜ、トロン計画はつぶされたのか、その詳細なプロセスは不明だが、やはり、英語をベースにしたOSを推し進めようとする勢力があったのではなかろうか。
それは、アングロサクソン5カ国である、つまり、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージランドということになる、21世紀をリードするためには英語をベースにしたパソコン・ネットワークでなければならない。
それは、エシュロンによる軍事的・経済的情報探査システムにとっても必要なことだ、この時、彼らは必死の謀略を仕掛けてきたのだろう。
なんとしても、日本発の世界標準OSシステムを破壊しなければならない、そのためにはあらゆるスキャンダルを暴いてもいい、いや、内閣のひとつぐらいは潰してもいい、ここ一番でのアングロサクソンの頑張りには素晴らしいものがある。
彼らを背景にして、当時の通産省の親米グループとソニーその実行部隊が孫正義、このチームは、さまざまの手段を駆使したことが推察される、そして、見事に成功。
その数年後、マイクロソフトのウインドウズが発表され、この会社の独り勝ちが鮮明になり、現在につながっている。