やがて、二人はニコニコしてもどって来た、中国人の女店員が妙なアクセントで、
「サバ、塩焼キ定食、コトヨ」
アタマのテッペンの毛が薄い外人の客は、「サバの塩焼き定食・680円」が食べたくてたまらなかったようだ、それで、おきゃんな中国娘を引っ張り出して、入り口に張った写真を指差して確認したのだろう、一時はどうなるかと心配してしまった。
「肉じゃあ、ないんだ」
塩焼きの魚の味が分かるんだろうか、いやいや、日本食のブームは、大変な
勢いで広がっていて、先日、渋谷の「東急のれん街」のお惣菜屋で、ずいぶん背が高い、恐らく190センチぐらいある白人の若者が、「銀鱈(ギンダラ)の西京焼き」を買っているシーンを見てしまった。
翌日、その店の前を通り過ぎた時、値段を確かめた、一切れで840円、安くはない。
白人のエリートが、牛肉の赤身よりも銀鱈の西京焼きを求める、すごい時代になったもんだ。
「サバ、塩焼キ定食、コトヨ」
アタマのテッペンの毛が薄い外人の客は、「サバの塩焼き定食・680円」が食べたくてたまらなかったようだ、それで、おきゃんな中国娘を引っ張り出して、入り口に張った写真を指差して確認したのだろう、一時はどうなるかと心配してしまった。
「肉じゃあ、ないんだ」
塩焼きの魚の味が分かるんだろうか、いやいや、日本食のブームは、大変な
勢いで広がっていて、先日、渋谷の「東急のれん街」のお惣菜屋で、ずいぶん背が高い、恐らく190センチぐらいある白人の若者が、「銀鱈(ギンダラ)の西京焼き」を買っているシーンを見てしまった。
翌日、その店の前を通り過ぎた時、値段を確かめた、一切れで840円、安くはない。
白人のエリートが、牛肉の赤身よりも銀鱈の西京焼きを求める、すごい時代になったもんだ。