The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

WASPと銀鱈の西京焼き

2008-09-29 01:53:48 | Weblog
 やがて、二人はニコニコしてもどって来た、中国人の女店員が妙なアクセントで、
 「サバ、塩焼キ定食、コトヨ」
 アタマのテッペンの毛が薄い外人の客は、「サバの塩焼き定食・680円」が食べたくてたまらなかったようだ、それで、おきゃんな中国娘を引っ張り出して、入り口に張った写真を指差して確認したのだろう、一時はどうなるかと心配してしまった。
 「肉じゃあ、ないんだ」
 塩焼きの魚の味が分かるんだろうか、いやいや、日本食のブームは、大変な
勢いで広がっていて、先日、渋谷の「東急のれん街」のお惣菜屋で、ずいぶん背が高い、恐らく190センチぐらいある白人の若者が、「銀鱈(ギンダラ)の西京焼き」を買っているシーンを見てしまった。
 翌日、その店の前を通り過ぎた時、値段を確かめた、一切れで840円、安くはない。
 白人のエリートが、牛肉の赤身よりも銀鱈の西京焼きを求める、すごい時代になったもんだ。

秋葉原のお刺身定食

2008-09-28 09:49:40 | Weblog

 久しぶりに秋葉原に行く、お腹が空いたので「炉ばた」に入る、ここは、いつも混んでいるのだが、今日は、テーブルに座れた。
 お刺身定食・800円を注文する、
 「ご飯、大盛りにして下さい」
 「はーい」
 並盛りでも大盛りでも料金は同じ、大盛りは、ご覧の通りのテンコ盛りだ。
 だが、炊き方が上手なのか、するすると入ってしまう、ここのお刺身は「シャキッ」としていて新鮮で、見た目にもきれい、いつも、ちょっとした感激がある。
 食べていると奥の座席の外人が立ち上がって、中国人の女店員を連れて外に出る、店の入り口に展示している料理の写真を前にして、ガチャガチャとやっている。

麻生さんの国連演説

2008-09-26 19:22:42 | Weblog
 麻生さんが国連で演説をしたのだが、同時通訳の機械が故障してしまった、すると、
 “It isn’t Japanese machinery.”
 「この通訳機、日本製じゃあ、ないね」
 会場は「どっ」と大きな笑いと拍手、演説の終了後には、何人もの出席者が「いい演説だったよ」。
 これにはアキバ・オタクが大喜び、さっそく2チャンネルのスレが1000を越え、しかも、それが4本、19時現在、5本目が立ち上がっている。
 いいことじゃあないかな、このユーモア、なんだか嬉しくなってくる、
 1、トラブルに対してとっさに切り返せるこのスマートさは国際規格
 2、さすが麻生だな
 3、麻生さん、かっこいいいいいいいいいい
 4、やはり日本人に誇りを持たせてくれるな
 5、かって、これほど日本を誇る発言をした首相がいただろうか!
    ― 2ch 9・26 [政治] 麻生首相、国連演説で通訳機・・・ ―

 「小沢さんなら、これだけのことが出来ただろうか」というのがあったが、それを言っちゃあお仕舞いよかな。

四人の候補者の岩手訪問

2008-09-23 06:17:01 | Weblog
 
 それでも、衆院選挙では自民党は勝てないようだ、これは、これまでの自民党政治の「ツケ」が溜まっているためで、今回の毒入りのお米の問題も、農水省をしっかりと指導できず、天下り先の公社が関与し、相変わらずの図式が展開している。
 豊かな生活を満喫する一部のセルブを横目にして、多くの選挙民の生活はどんどん苦しくなっており、不平と不満が爆発しそうである。
 「一度、民主党にやらせてみようか」
 これが、呪文のように、恐ろしい勢いで、巷(ちまた)に広がっている。
 それに、アメリカの政治分析家が指摘したように、麻生政治の根本は、20年前30年前の公共事業による景気刺激策で新しい点が見られない、また、公明党との関係や日韓トンネルの問題も、相手側から攻撃される材料が控えている。
 だから、今度の自民党総裁の魅力的な言動をもってしても、この流れは変えられそうも無いようだ。
 
 ところで、自民党総裁選の四人の候補者が岩手県の一関に出かけていた、これは、民主党の小沢一郎の地元であり、云わば「殴りこみ」、一関の市街地から車で30分ほどの山間地に足を伸ばした麻生太郎は、集まった200人ほどのお年寄りを前にして、
 「来るべき衆院選挙では、岩手でやたらと強い小沢一郎と戦わなければならない。みなさんいろいろお付き合いはあるだろうが、ぜひよろしく」
 ぬけぬけとお願いをする、これには、「どっ」と爆笑がおこった。
 こういう憎めないところが、この人の真骨頂であろうが、これも、いい思い出になるのかもしれない。
 というのは、今度の衆院選挙で自民党は100から120議席を減らし、自民党そのものが分裂し、麻生内閣は、自民党最後の内閣になる可能性が大きいからだ。

麻生太郎の勝利宣言

2008-09-22 07:12:34 | Weblog
           アキバで黙祷をする
 麻生太郎は20日に行われた熊本市の街頭演説で、
 「自民党の総裁として総選挙で民主党を打ち破り、間違いなく日本のリーダーとして先頭に立って戦い抜く覚悟だ」
 これは、事実上の勝利宣言、これに先立つ佐賀市内の街頭演説では、北朝鮮の金正日総書記の健康状態について、
 「怪しげな国のトップがふらふらしている。危なくってしょうがない」
 日本の脅威になりかねない、さらに、朝鮮半島の不安定化について、
 「対応する備えをしておかなければならない」
 ずいぶん元気がいい、この「元気の良さ」は貴重であろう。
 それにしても、「怪しげな国のトップがふらふらしている」というのも思い切った発言、今までの総理総裁にはなかったコメントだろう。

麻生太郎とloose cannon

2008-09-21 06:04:11 | Weblog

 その放言癖からワシントンで付けられたあだ名がloose cannon・ゆるい大砲、
 “a person usually a public figure ,who often behaves in a way that nobody can predict”
 「しばしば、だれも予測できない振る舞いをする著名人」
 悪い意味だけではないようだ、選挙の演説では、
 「いい木にしか、いい実はならない」
 もっともであるが、カチンとくる人もいるだろう。
 福田が総理になった時、
 「麻布を出て、東大に入れず、早稲田に入って、それが日本の総理かよ」
 小泉首相が女性天皇論について皇室典範に関する諮問委員会の委員を選定した時、
 「横須賀のテキ屋の出に皇室のことはわかんねえな」
 極めつけは、野中広務元議員に対するもの、01年の大勇会(河野グループ)の総会で、
 「野中のような出身者を日本の総理にはできないわな」
 問題の発言である、今なお物議を醸している、まさにloose cannon、ワシントンの連中はうまいことを言ったもんだ。

三度目の選挙で落選

2008-09-20 12:55:23 | Weblog
 
  ホテルニュージャパンにあったクラブ・ニューラテンクォーターの元社長は、
 「千人以上のお客様の中で彼のセンスの右に出る者はいませんでしたね。頭のてっぺんから爪先まで英国調で、マナーも英国流。日本人離れしていました」
 クレー射撃で五輪に出場しているが、その練習には運転手付のロールスロイスで、
 「今度、ヨットを買おうと思うけど5000万円するんだよな」
 こういった浮世離れした発言は失敗を呼ぶことがある、39歳で衆議院議員になったのだが、その街頭演説で、
 「下々(しもじも)の皆さん!」
 地元の選挙民はアタマに来た、
 「なんや、あいつは!」
 商店街の下々の連中は、みな、そっぽを向いてしまった、
 「落としてやれ!」
 こうして、三度目の選挙は落選となる。

麻生太郎と衆院総選挙

2008-09-19 07:13:24 | Weblog

 次の自民党総裁になりそうなのが麻生太郎、彼の元での衆院選挙はどうなるであろう、若干の不安がある。
 炭鉱王・麻生太吉は麻生太郎の祖父に当たり、明治5年、石炭の採掘を開始している。
 戦後、麻生グループは、医療・教育・人材派遣の事業に乗り出し、九州で麻生家を知らないものはいない、昨年の総裁選挙では、
 「皆さん!僕は金持ちです。うなるほど金を持っています。だから嫌われます」
 考えてみればすごい発言である、この辺は、民主党の小沢一郎と違うところ、小沢は秘密主義で裏で綿密な画策をする、そして、政党を作っては壊し作っては壊し、ところが、莫大な政党助成金の行方が不明になっている、どうやら、巧妙な方法でプールされ、違法な手続きによって利用されてきたようだ。
 日本のマスコミの多くは、民主党びいきなので、その詳細を報道していない。
 一方、麻生の育ちのよさからの発言は、悪意で報道されることが多いようだ。
 麻生太郎の母方の祖父が吉田茂、吉田の義父が牧野伸顕、牧野の父が明治の元勲・大久保利通、さらに、太郎の妹は三笠宮寛仁殿下の奥方、日本ではトップの家系であろうか。
 学習院の同級生は、
 「自然と周りに人が集まる華やかな男で、おしゃれだった。当時、人気があった石原裕次郎のチンピラ風ではなく、銀座で遊ぶ品のあるタイプ」
 良くも悪くも、おぼっちゃまということになる。

自民党の総裁選から衆院総選挙へ

2008-09-18 04:51:12 | Weblog

 自民党の総裁選は5人の候補者が立ち、かなりの盛り上がりを見せ、マスコミの関心を集めている、このまま一気に突っ走り、衆院の解散・総選挙へと打って出ようとしている。
 だが、自民党は勝てるのであろうか。
 日本の社会には、不平や不満が鬱積しており、不平等感が蔓延している。
 リーマン・ブラザースの経営破綻に端を発した経済不安は世界中を駆け巡り、日本経済の展望が開けない、また、国籍不明の潜水艦の領海侵犯が報じられ、中国との関係にも不気味なものがある。
 国内では、朝からパチスロに興じる若者たち、破けたジーンズに鼻ピアス、殺伐とした表情である、何をしてもおかしくないといった雰囲気である。
 そう、自民党政治に満足しない国民が多くなっている。
 「一度、民主党にやらせてみようか」
 だが、民主党に任せたらどうなるか、うまくいくのであろうか。
 日本の基本ラインはどうなるのか、中国重視にシフトするのか、根本的財政政策はどうするのか、さらに外国人の参政権、テロ特措法についても不安が残る。

麻生太郎の人気の秘密 下

2008-09-15 07:38:29 | Weblog

 麻生太郎の演説は続く、
 「マンガは友情を描きます。人生をたった一コマに詰め込み、人の世の、喜び苦しみを描く。CGには絶対つくれない夢の世界を、二次元世界に定着できる。
 それをすべて、君たちのペンが成し遂げられるのです。
 このことに、世界がやっと気がつきました。
 世界中でいま、猛烈な学習を始めています」
 この辺は、私も気が付かなかった情報である、
 「外務大臣としてこのあいだ、国際漫画賞というのを出しました。
 香港の漫画家が第一回の受賞者になって、マレーシア、香港、オーストラリアの作家には奨励賞を出しました」
 彼らは、どんなに嬉しかったことだろうか、このくらいのことをどんどんやるべきだろう。
 「彼らの作品を見ると、日本の漫画家の誰から影響を受けたかすぐわかります。
 ドイツからブラジルまで、応募作品のどれ一つ見ても、日本の影響が色濃く出ていた」
 麻生太郎は喝破する、
 「漫画はいま、世界の人々が夢を紡ぎ、愛を語り、怒りをぶつけるメディアになったのです」
 実に柔らかな感性ではないか、「いいセンス」である。
 「君たちのような存在が、世界中の若者からどれほど羨望のまなざしで見られているか。ぜひそれを知ってほしい」
 「最高峰のフィールドに、君たちは立っている。
 漫画甲子園の選手諸君、ストーリーをとことん練れ、線に眼一杯いのちを賭けろ。君たちの作品を、雑誌で読める日を待っています」

 花も実もある内容ではないか、麻生太郎でなければ語れない演説であろうか。