The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

バノンの海 終

2017-08-31 06:50:36 | Weblog
 
 かつて、アイルランドの大使が、 
 「アイルランドと日本は 驚くほど似ています」
 「ある民族が ユーラシア大陸のどこかで 西に向かったのが我らの先祖のケルト人 東に向かったのが日本人の一部ではないでしょうか」

 野の花に妖精を、野を渡る風に妖精の歌を聞く、月まで行って神の存在を体験し、地球にもどると牧師ななった宇宙飛行士は、アイルランド系だった。

 この国では、ツルが恩返しをし、雪の夜、お地蔵さんに傘をかぶせてやる、
 「おーおー どんなにかさむかろう」
 旅の男が古い旅館に泊まると、深夜、
 「あにさん さむかろ 
  おまえも さむかろ 」
 スマホやケータイの無かった時代だ、このフトンにくるまって死んだ幼い兄弟の声だった。

 夜、訪ねてきた娘は秋の野の花、いい香りする、
 「わかいおなごは いいにおいがするものですよ」

 東と西、あるいは、つながっているのかもしれない。

バノンの海 6

2017-08-29 06:34:45 | Weblog
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 何年か前の8月の下旬、渋谷の坂道で「アイルランドの夕べ」、ほっそりとした少女のダンス、それが一生懸命なのだ、
 「熱中症にならないかな」

 Irelandには日本に好意を持っている人が多いらしい、その理由のひとつが、イギリスと戦ったからで、あの大戦でヒロシマとナガサキへの原爆投下、これを、自分自身のことのように悲しんでくれているアイルランド人がいることを聞いた。

 8月の暑さの中、少女のダンス、
 「そんなにがんばらなくたって いいのに」
 韓国や中国のような国ばかりではないのだ、黙って見てくれている国がある。
 
 「カトリック刑罰法」でひどい目にあう、19世紀中ごろのジャガイモ飢饉では100万人が餓死、Americaに出稼ぎに行った若者が帰ってみると、彼の恋人は、他の男と結婚していた、
" For Ireland , I will not say her name ."
 「祖国の名誉のために 彼女の名前は言うまい」

 もうちょっと、知ってあげたいものだ。

 なお、「Catholic刑罰法」については、もうひとつのブログ・nippon888 ”The orthodox civilization is the festival politics of Japan"に発表してあります。


バノンの海 5

2017-08-28 05:55:11 | Weblog
 
 バノンは証言する、  
" Washington flourished , but the people did not share in its wealth ."  
 「ワシントンは栄えたが 国民はその富の分配を受けることがなかった」

 バノンとトランプ、当初は、いい関係だった、見事、ここイチバンの勝負に勝ち、トランプ政権がスタート、この政権は、バノンの外交政策に引きづられ、その強引で独善的な方針は、世界中から非難を浴びる。

 アイルランド人は、800年間に渡って、イギリスからひどい目にあったきた、教育や就職のチャンスを奪われ、技術の習得ができない、それに婚姻の制限、近代の奴隷のような扱い、white negro 〈白人のニグロ)と呼ばれる、だから、アメリカに渡っても単純な肉体労働者にしかなれなかった、バノンの家系も労働者。

 やがて、ニューヨーク市警の警察官か消防夫になり、貿易センタービルの事故の現場に出動して、多くの犠牲者を助けている。

 映画「タイタニック」で、船底の部屋に押し込められたのがアイルランド移民、そして、沈没寸前のタイタニックから脱出しようとすると、カギをかけられてしまう。

 タイタニックは、船首を上に、船尾を下にして直立する、その先端に、二人の若い女性、アングロサクソンのヒロインとアイルランドの少女、死の寸前で対等になれた、平等になった、キャメロン監督は、
 「これを これを 撮(と)りたかったのだ」

 首席戦略官・バノンのこころには、海のような悲しみがあるようだ。

バノンの海 4

2017-08-27 05:45:22 | Weblog
     
 バノンの選挙戦略は、
 「貧乏に苦しんできた白人クラスにしぼるべきです」
 「アフリカ系やヒスパニックは どうする」

 「捨てるべきです 彼らに関心を当てれば 白人たちの票が逃げます」
 「そうかな」
 「色気はすててください poor white に集中しましょう 彼らは裏切りませんよ」
 「・・・」

 「そうすれば ギリギリ勝てます」
 「そうだろうか」
 「ババアにヒトアワ 吹かせてやりましょう」     
 「大丈夫かな」
 「ギリギリ行きます 勝てます」

 「彼らは 這(は)ってでも投票場に行くでしょう この30年間 都会の連中の口車(クチグルマ)に乘ってひどい目にあってきたんです 工場は閉鎖・失業者は街にあふれたんですよ」

 「ヒラリーのクソ・ババアなんかに 甘い汁をすすらせることなんかありませんぜ」

バノンの海 3

2017-08-26 05:34:00 | Weblog
    
 バノンが去り、娘ムコのクシュナーが出てきた、軍産複合体と金融関係の実権は、彼が握ったようだ、バノンが「オモテ悪」なら、クシュナーは「腹黒い印象」、どうなることやら。

 もっともトランプが倒れても副大統領がいるからいいのだが、気になるのは、軍産複合体の動向だろう、空爆だけの戦争よりも地上戦がメインのアフガニスタンの方が儲(もう)かるとでも考えたか、かつて、アイゼンハウアー大統領は、軍産複合体について、
 「意味のない行動をする」

 大統領でもコントロールできないということだろう、

バノンの海 2

2017-08-25 06:03:02 | Weblog
 
 "America First"のバノンが去って、トランプはアフガニスタンへの介入に着手するようだ、
 「イラクの失敗は 繰り返さない」

 そして、アメリカには、「二つの戦争はしない」という経験則がある、ということは、北朝鮮からは後退することか。

 ところで、海上自衛隊はアメリカ第7艦隊を護衛をする役割があるらしい、また、右派のマケインたちは、
 「日本は 核武装するべきだ」
 その目的は、東アジアの防衛は日本にまかせ、アメリカは手を引くということ、急にはならないと思うが、流動的である。

 

 

バノンの海 1

2017-08-24 06:09:00 | Weblog

 バノンは、
" Washington flourished , but the people did not share in its wealth ."
 この一文に、バノンの万感の思いがこめられているように思う。

 バノンの業績のひとつは、America社会の真実を暴露(ばくろ)したことだろう、少数のグループが、Americaの富を独占している、門から玄関まで数百メートル、プールどころかテニス・コートにゴルフ場・・・彼らは、1%の金持ちたちで、
 1、大企業の経営者  
 2、ウオール街のマネージャー
 3、政治屋  
 4、軍産複合体
 5、グローバル勢力
 6、グーグル等のソフト会社
 7、新聞・テレビのマスコミ

 問題は7で、この30年間、この歪(ゆが)んだ富の分配システムを報道してこなかった、いや、報道はした、だが、どこかの国の公共放送のように、その焦点をボヤカスのだ、国民に、そのニュースの本当の意味が分からないようにする、それが基本方針だったのかもしれない。

 その30年の結果が、今のAmericaで、それが世界情勢に波及している。

新聞改革プロジェクト 12

2017-08-23 06:13:04 | Weblog
 
 首席戦略官のバノンが解任された、これでトランプ政権はフツーの政策にもどるのか、それともバノンを支持してきた白人クラスが離れてしまうのか。

 すると、ゴタゴタ続きのトランプ政権は崩壊してしまう可能性が大きい、
 「それでも 今の副大統領がしっかりしている」
 だから、
 「かえって よくなるかもしれませんよ」

 スジガキはできているようだ、ところでバノンは貧しいアイルランド系移民の子孫、Irish は poor white(貧しい白人)で、長い期間、White Negro (ホワイト・ニグロ)と蔑(さげす)まれてきた、だから、バノンが、なぜ白人主義になったのか、なかなか興味深いテーマだ。

新聞改革プロジェクト 11

2017-08-22 06:13:34 | Weblog
 
 ホントーだろうか、北チョーセンのエンジニアが、
 「アキハバラで 部品を調達している」

 よく囁(ささや)かれている、ワタシは目撃したことがない、彼らは、アキバで電子部品を買いそろえて、あのICBMを組み立てているというのだ。

 ロシア語のケースには何度か出会った、
 「ダー ダ― ニェット」
 ケータイで話しながら物色している、おそらく、10万円の予算で部品交換の作業命令、それを数千円でやってしまう、残ったお金で大判フルマイ、「炉端(ろばた)」で昼間から日本酒、ここはご飯が大モリでも同じ料金、見るともなしにロシア人のサイフを「チラリ」、マン札がギッシリ。

 アラブ系のおっさんが店員のソデをつかんで外のショー・ウインドに、そして、
 「これっ これっ」
 なんと「サバの塩焼き定食」、

 イスラームでサバを食べても、いいんだろうか。
 

新聞改革プロジェクト 10

2017-08-21 10:49:18 | Weblog
 
 「環球時報」が、
 「Americaが北朝鮮を攻撃しても 空爆程度なら容認する」
 空爆なら、見て見ぬふりをする、ということだろう。

 「環球時報」は、中国共産党の機関紙で、この裏の意味は「地上戦はこまる」、これを受けて北朝鮮の態度が軟化した、グアムにICBMを飛ばすのを止めたということ、しかし、今、韓米合同演習がスタートした、これに北がチョッカイを出すようだと、ただちに「GO !」

 ところで、韓国の原子力発電所が10数基、日本海側に設置されているが、これになにかあると西日本の2千数百万人が避難しなければならないらしい。

 事態は、刻々と変化しているようだ。