陽だまり日誌

   「東北地方太平洋沖地震」
心底よりのお見舞いを申し上ますとともに
きたるべき復興の日を信じてやみません。

おやじの自白・2013

2013年06月02日 | 初めての方歓迎 ! こんなコトやってます


 決算の3月~年度初めの4月、そして行楽の5月も終わり、昨日はひさかたぶりの、おやじに優しい「何の変哲もない」日曜日であったように思いますが、皆様いかが過ごされましたでしょうか?

ボクはというと、件の「ぼいえりぶれ」全7巻?を肴に午前中いっぱいゴロゴロ そのままシアワセに一日終えればいいものを、ソコは貧乏性、ささやかであってもゴマカシであっても「生産性」~「達成感」みたいなのを求めてしまうんですねぇ いやぁ、日本人ですねぇ・・・

で、その貧乏性が昼から思い立ったのは、4年ぶりのこの企画!使いまわし画像&おざなりナレーション?でお送りする「振り返りスペシャル」・・・ネタ切れのバラエティ番組でよくやっておる、あれです 

 


 さて、前回の自白はIMONさんの置戸ボールドウインをいじり始めたトコまででした。

たしか「鉱石列車の似合うカマに」とか吹いておったようですが如何か?

2009/01

なんとやらに刃物・・・糸鋸の要領が解り始めたころで、いやぁ~振り回してますねぇ 
サイドタンクはプラのブロックで作った「芯」の表面に真鍮板を貼り付けただけの、いわゆる?テンプラ。イカサマといえばイカサマですが、アタマの固くなった今であれば、恐らくは思いつかないであろう手口、ちゅか発想。
ああ、アノ頃に戻りたい・・・

 

2009/05

杉山のおじさまの「ドイッツ発動機タイプDL」にまたもや糸鋸を振りおろし、ちょん切ったボンネットを、そのへんに転がっていたNゲージのプラ製ボンネットに振り替える・というバチアタリ工作・・
可憐な杉山オリジナルから、格段にアップした「雑草感」?が七国山にピッタリ 

 

2009/12

 モケイに復帰した頃から、ボックス・キャブのディーゼルは是非やってみたいネタでした。
が、見かける製品は外国臭が鼻につくヤツばかり・・・なんとか日本風ボックス・キャブを、と思っていたところ、ヤフオクでワールド工芸の三重交デ51の中途品をゲット!先にイーベイで手に入れておいたNゲージDLのロッド式足回りと合体、あとは部品箱のガラクタをマコトシヤカに貼り付けてディテールアップ。元ネタばればれの姿ながらも目出度くロールアウトしました 
安直のソシリは真摯?に受け止めるコトにして、自分的には「五指」に入るお気に入り、当社自慢の強力機であります。

 

2010/05

 bukijunさんことカワイ氏のご好意で入手したワールドの関電人車組立て済ジャンク
自分の目には、一体どこがジャンクなのか?判らないまま、我にかえると廃物利用の外科手術に着手していました。
余剰になった杉山ドイッツのボンネットを切り刻み、木曽の98だか99だかのヒサシ&エコーモデルの前照灯で、「いっぱし」の気動車に 
 足回りはたしか、アイコムだかプロホビーだか?木曽C4タイプからの強奪品だったか?と・・・

 

2010/09

 ボックス・キャブと並んで、モケイ復帰時から「いつかは」と狙っていたマレー式機関車。
ミニトリックスのNゲージ2+2マレーが国内に出回ったとの情報をキャッチし、お値段にはビビりつつも清水の舞台から飛び降りたボクでしたが、「上回りどうするの?」ちゅトコでしばしフリーズ・・・
思考回路はショート寸前?のボクに工作台の上から手を振っていたのは、機関不調で休車中だったROCOのCタンクでございました。上回りをあてがってみたところ、寸法はピタリ 干渉する部位を切落し削り取り、またもやガラクタをマコトシヤカに貼り付ける軽便ディテールアップ。土日のかる~い工作で、日本の何処かに「いかにも居ました風」の軽便関節機就役とあいなりました

 

2010/11

 軽便祭でお近づきになった「よろず」harasima氏から譲っていただいた、モデルワーゲンの野村組ディーゼル。
キットを組まれたものとは思えない見事な出来の機関車にも、分け隔てなく?「七国山ナイズ」の洗礼が・・・たしか、ここでも糸鋸を持ち出したような記憶が・・・ 

格調は著しく下がったものの、「下半身」には決して手を出さぬ禁欲、もとい慎重工作で、harasima仕込み超A級の走りっぷりはキープ 下世話に落ちぶれた見てくれには似合わぬ、当社随一のエレガントな身のこなしを誇る「赤い彗星」であります 

 

2011/01

 さぁ、怒涛の?頂きものシリーズは続きます。 小倉工場氏をご存知か?
「乗工社のパワーユニット?ちゃんと組み立てれば走りますよ、調整法なんて考えたことないねぇ・・・」などと、昨今の改良版PUにも手を焼いておるような人間には、とても聞き捨てならぬ台詞をしゃぁしゃ、おっともといニコニコと言ってのける、神の手の持ち主でございます・・・
譲っていただいたこのエリエイのボールドウインも、かの「悪名」がウソのような走りに愕然  早速、キャブを唐竹幅詰め~先輪撤去、と企んでおった狼藉を働いたところ、とたんにウンともスンとも走らない・・・ あわてて送り返し、「調整」をお願いしたところ、Nゲージか?と見紛うばかりの更なるシルキー・ランを身に着けて帰着。 持つべきものは友、ちゅか、とにかく恐れ入りました・・・
そうそう、このカマの仕上げで「初めてのエアブラシ」を使ったことも忘れてはいけません。

 

2011/12

 この年の軽便祭で一目ぼれしてしまった、横浜の野村氏作、仙台鉄道の協三10トン。
野村作品はOn30スケールでしたが、こいつの9ミリナローが何が何でも欲しくなり、厚かましくも「近所のセンセイ」に上回りのスクラッチを頼み込んだところ「ノークレーム」の条件でなら、と即快諾
さっそく、野村氏から送っていただいた資料&足回りになるROCOのCタンクを、平尾工場に持ち込みました。「こいつぁ、キャブからタンク周りの曲げと付きあわせがイヤらしいとこやな・・・うんうん」 図面を睨んで腕組みの平尾社長・・・「くれぐれもノークレームやで」 ニヤリと顔をあげた時はもう「あとは手を動かすだけ」の域であったろうコト疑いありません

ほどなく「あとはお任せ」と受け取ったブツは、クレームどころか正しくボクの欲しかった「協三10トン」そのものでした。
いまとなっては、ボクが持っているモケイのなかで、もとい持っているモノの中で「一番大切なもの」の一つになってしまいましたが、決して箱入り娘などにはせず七国山のメイン・キャストとしてとことん働いてもらうつもりです。ROCOのCタンク(確保済)さえあれば簡単にAssy交換?できる足回りも発注時の仕様書どおり、  社長の忘れ形見は永遠に不滅です!

 

2012/04

 並居る軽便蒸機のなかにあって抜群の知名度を誇りながら、どういうワケか製品化の「気配」すら無く、かの乗工社からも最初から最期まで無視され続けた「尾小屋No5」
幼少のみぎり「ナローゲージ・モデリング」での初見以来、どういう訳かココロの恋人でしたが苦節?40年、ついにワールドさんから製品化のアナウンスが 後先考えず、身の程しらずの塗装済完成品を予約してしまったのでございました・・・その後の金策での苦労は、一部の皆様ご存じのとおり。
 モケイの世界では全く悲運、としか言いようが無いこの機関車。 とおりいっぺんの規格型で、趣味的?には「なんの有難味も無い姿形」というのはアタマでは判っておるんですが、BLWやコッペル以上に自分が惹かれるのはナゼか?「ナローゲージ・モデリングのスリコミ」は、まぁ絶対にあるとして、なによりも「自分の知っている時代の空気」みたいなものをプンプンさせているせいでは?と感じる今日このごろ・・・機関庫やホッパー脇に僚機協三10トンと並ぶ光景は、そこにBLW&コッペルが居るよりも100倍?のリアリティで迫ってきます。「あ~、オレの見たかったのはコレなんだわ」と・・夢の固定式大軽便レイアウト(いつやるの?ムリでしょ)へと果てしなく肥大化してゆく妄想・・・今日も時間を忘れるオッサンでした、とさ 

 

2012/06

 「軽便追想」で初見以来気になっていた、遠鉄奥山線の電車型ディーゼル。
実車は全線電化に備え、電車への改造を織込み済みであったが故のデザインだとか。泥臭くなりがちな軽便気動車ではあまり見ない、キチッとした(っぽい)造作と、なにやら取り澄ましたような佇まいは、ヘソ曲がりの目になかなか魅力的に映ります 

ナローガレージさんの奥山線「電車のほう」のレジンキットを手に入れ、逆にディーゼルカーに仕上げようという、またまた安直極まるタクラミでしたが、この電車とディーゼル、顔つきというか表情がビミョーに違うんですねぇ・・・ヘタっぴが表情まで深追いすると、収拾がつかなくなること明白なので、ココはまたの機会にちゅコトに・・・奥山線のモケイでもないし、まぁ好いではないか

小カーブも出来るだけ違和感なく走れるよう、窓2枚分短縮した車体にトミックスの最新足回りを奮発して目出度く就役。 同じくレジン製の客車と手を取り合い快走中です 

 

2013/03

 しんがりは静岡鉄道駿遠線のダブルルーフ気動車。ここんとこ、どういうワケか静岡づいてます。
「軽便追想」によると、かの高井薫平師はコイツの写真を見たことが軽便にハマるきっかけになったとか。 この他には無い独特な風貌を自分もまた憎からず?思っておったところ、なんとも奇特なメーカーさんが有ったもので待望、もとい、よもやの製品化 

 とても紙とは思えない未塗装・超絶完成ボディを購入し、いつもながらの「自社仕様」仕上げをタップリ楽しみました。 実車の足回りは「曲者」片ボギーですが、それは見なかったことにして(おい)安定走行優先と称しNゲージのEDなんとやらの動力を、ちょいとイジった以外ソノママ使用の手抜き下半身です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ちかごろモケイ、特に車輌に対する物欲が、著しく減退してきたのを感じます。
製品ラッシュに食傷気味?とか、単に飽きた?とか・・・イロイロ考えますが、そうではないようです。

前述「ホッパー脇の協三&立山」 から拡がっていく「自分の見たい鉄道」を再現するにあたり欠かせない役者が、おおむね揃ってしまったせいではなかろうか?と思い当たるワケです。

いまの自分のトシを考えるに、もし本気で七国山鉄道&カゼノタニキドーが同居できるような固定式のホームレイアウトを作ろうとするなら、体力、気力、そして下世話ながら経済的にも・・・そろそろ取り掛からないとヤバい時期に来ているようで、ちょいと焦りなども感じはじめた今日この頃・・・・・ 

まぁ単にトシのせいで「〇欲」と名がつく色んなものが一斉に減退し始めたのかもしれません
ある意味、こっちの方が余程ヤバい、ちゅか怖いよね・・・

 



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あぁ・・・ (穴熊)
2013-06-04 02:38:17
嬉しくなって、ついつい何度も読み返してしまいました。。。眼福、眼福。。。

今年もあっと言う間に半分が過ぎようとしています。
お目に掛かれる10月も、すぐに。。。(^ ^)
返信する
おはようございます。 (カワイ)
2013-06-04 06:08:59
アレを振り回す元気・・・
糸鋸振り回す元気
新しいものでも、去年のものに
手を加えるでも
あと四ヶ月
楽しみデス
返信する
やっぱりレイアウトがなくちゃ! (雀坊。)
2013-06-04 07:00:06
作品の出来も素晴らしいですが、レイアウトの上で見ると一段と映えますよね。
ウチも、ようやく重い腰を上げて、本格的なレイアウトに着工したいところですが、先立つものが…
返信する
〇〇 (家元)
2013-06-04 12:48:31
近頃思うこと。
〇欲と〇力は違うんだなあ、と。

やりたいことが鉄道模型なのかどうかさえ疑いたくなるときがあります。
もうやめちゃおうかと。

なんだかやりたいことや、やり残したことは、たくさんあるんだけど、それらをやり遂げるだけのパワーと時間が無いですねえ。
返信する
Unknown (ナガウラ)
2013-06-04 14:36:25
穴熊さん

ありがとうございます、毎年10月はあっという間に来ますよね。お会いするのは楽しみですが持っていくものが・・・


カワイさん

アレも糸鋸も振り回していたのは随分と昔のような・・
10月どうしましょう
やっぱ「カゼノタニキドーの逆襲」ですかね?

雀坊さん

うちの連中は単品で見るとオハナシにならないので・・・
地面は必須です
本格レイアウト、今のうちですよね(焦)


家元
> 〇欲と〇力は違うんだなあ・・ う~ん深い・・

おたくで見せていただいた石畑軽便
あんなのを自宅に据えるのがボクの夢、目標です~
あれを作り上げておきながら、まだヤリたいことがあるとは・・・
ついていけないパワーです

返信する
う・・・ (桁鉄)
2013-06-04 18:44:23
そうですよねぇ・・・

最近作りたいものがあっても手が動かないってことが増えてきた気がします。

作り残したものは無い・・・そんな筈ないか(←MWの加藤3t買ったヤツがナニ言ってんだょ)

やり残したことは・・・
返信する
お若いのに・・・ (ナガウラ)
2013-06-05 23:10:21
しいたけくん

>最近作りたいものがあっても手が動かないってことが・・
う~ん、ソレはたぶんモケイ以外に面白そうな事がい~っぱい見えてきたからでは?と
40年前ワタシはそれでモケイを・・・
いや、いつ止めてもいいようなモケイしかやってなかったんすけどね
まぁ、いまは若い時しか出来ないこと優先で、やりたいように  
で、勉強してる?もとい、女つくった?
返信する
・・・!? (桁鉄)
2013-06-06 00:58:38
勉強もそうなんですけど、最近は工業実習に力入れてます。

女つくったって・・・ どこからその話を
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。