この前ね、心療内科行った時に、
今までの人生のエピソードや、
もちろん怪我や病気の履歴を聞かれたんだけど、
そこで思い出した、強運なはなし。
私18歳、女の厄年に交通事故に遭ったんだよね。
車に乗ってて山道の崖から落ちちゃった。
運転してたのはバイト仲間で、当時のバイト仲間数人で数台の車でドライブに出かけた。
帰り道、私が乗ってた車が最後尾で、
2人で乗ってたんだけど、
山道のカーブが曲がり切れずに崖から落ちたの。
道路からすぐ崖って感じじゃなくて、
少し道路脇にじゃりなのかな?あまり覚えてないんだけど、そこにガーッて入ったから、ん?どーした?止まるのかと思って運転手の顔見たらちょー真顔で焦ってるの。
え?と思った次の瞬間、車が横転して、
またまた次の記憶は車から投げ出されて空を飛んでる私なの。
書いててもよくわかんないけど、
とにかく車が横転して投げ出された先が崖だったわけ。
どんだけ空を飛んだかわかんないんだけどね、飛んでる、ってからはドーンって地面ってか、山肌に叩きつけられて、そこからまたザーッって落ちてね、最終的にはビルの5階ぐらいから落ちたらしい。
らしいって言うのは、
私が現場検証には立ち会えなくて、事故現場には私の父が立ち会って父から聞いた話だからなの。
で、山の中で、真っ暗で、とにかく道路まで這い上がらなきゃ、って立ち上がろうとしたら、すっごいはっきり、でも鈍い音でボキッって、そうしたら力が抜けてそこからさらに下に落ちちゃってね。あ、折れたな、って思って、どこの骨かわかんないけど、折れたーやばい、どうやって上まで上がるの?って暗闇で考えてもどうしようもない。誰か助けに来てくれないかな?とか誰もいなくて、静かで、虫が私のからだとかに這ってたり、顔も痛かったり、どうなってるんだろう。って考えてるうちに私を呼ぶ声がした。
もう声を出すのもきついけど、静かだから「ここーここにいる」って、虫の泣くような声とはこのこと、ってぐらいの音量、あ、声量で呼んだら、運転手の友達が来てくれたの。
その友達は山側に落ちたらしくかすり傷程度だった。
私をおぶって道路まで行こうとしてるんだけど、イヤ無理、今より体が重かったし、とにかく全身が痛くて動かしてほしくなかったんだよね。それから、私たちの前を走ってた車の友達がおかしい、って思って戻って来てくれたから、救急車を呼びに行ってくれた。
そう、今みたいに携帯なんてない時代。
ふもとの村までいって救急車を呼んでくれたんだけどね、サイレンは聞こえるんだけど、全然近づかない。
ま、結局救急車が来ても、なかなかな崖で救助できなくて、そこから消防を呼んでって救出まで数時間かかるという、なかなかの事故を経験した。
全治?そんなのしない、って感じで入院数日経った時に、
足も全く感覚なくて、
「足は諦めてください。」って医者から言われてたんだよね。
でもさ、その時の私は
「こんなところで勝手に私の足の将来決めないでよ。他の病院に移れば絶対治る。」って変な確信があって、
医者の友達に電話してもらって、大学病院へ転院した。
救急車で運ばれた病院はドライブ先の病院だから家からは3時間以上かかるところで、どっちにしろ転院したかったんだよね。
で、無事家の近くの大学病院に転院して、改めて検査したら、リハビリすれば足も大丈夫。って。
ね、私の勘は間違ってなかった。
で、リハビリを続けて、とりあえず約1.5か月の入院で退院。歩行器とか学校では車いすも使ってたけど、自分で歩けるようになったのが半年ぐらい経って、まだギプスしてたけどね。
で、私って無敵!運がいいよね。ってその頃お見舞いに来てくれた友達に良く話してたんだけどさ、今考えると本当に運が良ければ事故に遭わないじゃんね。
でも、その時は運がいい!って心底思ってたし、空飛んで落ちたときも、死ぬなんて思いもしなかったし、必ず歩けるようになる。って思ってた。
高校の時からの友人5人組はみんな死に損ない。
私を始め、車を廃車にする様な事故だったり、大病だったり、
それでも私達って運がいいよね、って言ってる似たもの同士。
そう、何回も書いちゃうけど、事故に遭ったり、大病する時点で運がいいのか?って話なんだけど、
そこで運がいいって言えるとこが強さなんだと思う。
それなのに最近の私ときたら、足も動くし大病でもないのに、不安に襲われるなんてね。
前回みたいに運がいい!って言い続けて、
思い出せ強運のワタシ。だ。
まだまだだけどさ、
こういう時だから言い聞かせて変えていかなきゃ。
すっごく若い頃の強運を思い出しただけでも、心療内科に言った意味があったね。って話でした。
はい、長いブログ、最後までお付き合いありがとうございました。