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佐々木「公明党は消費税廃止を掲げていた」
厚労相「公約は未来永劫ということではない」
【写真】消費税は「廃止をいたします」と公約していた坂口厚労相の選挙公報(1990年)
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三番目の閣僚は坂口力厚労相。厚労省は基礎年金支給に必要な費用として、二〇二五年に14%の消費税増税が必要だと試算しています。
佐々木氏は、公明党が一九八九年に消費税廃止の代替財源法案を社会党、民社党、連合参議院とともに共同提出し、九二年の参院選重点政策でも消費税廃止を唱えていたことを指摘しました。
佐々木 「公明党はもともと消費税導入に反対といっていて、廃止の政策を掲げていた。」
坂口厚労相 「それはそういうときも確かにあった。導入するときの話だ。しかし年々刻々状況は変わっている。法人税、所得税を高くすれば(大企業、高額所得者が)海外に出ていってしまう。そうしたことを勘案して全体の税制を考えていくべき時期にきているといっている。」
佐々木 「答弁を聞いていると、この程度の公約は大したことはないという印象を持つ。」
国債三十兆円枠の公約を「大したことはない」と口を滑らせた昨日の小泉首相の答弁を思わせる展開に、議場から笑いが起きました。
佐々木氏は重ねて、坂口氏自身の選挙公報(一九九〇年二月)を示して追及。
佐々木 「明確に消費税廃止といっていた。公約をどう位置付けているのか。」
坂口 「公約というのは四年間どうするかというもので、未来永劫(えいごう)これでいくということではない。時代が変わればそれに対する考え方も変わっていくのは政治家として大切だ。」
佐々木氏は「時代が変わったのでなく、公明党と大臣の姿勢がクルクル変わった。こんな国民を愚弄(ぐろう)するやり方はない」と批判しました。
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(2003年1月25日(土)「しんぶん赤旗」)
【コメント】「公約は破るもの」とはよく言われますが、この場合は「破る」以上に公約とは逆のことをやっていますね。過去にある政党や政治家が、どのような公約をしていたのかを調べてみると面白いと思います。
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厚労相「公約は未来永劫ということではない」
【写真】消費税は「廃止をいたします」と公約していた坂口厚労相の選挙公報(1990年)
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三番目の閣僚は坂口力厚労相。厚労省は基礎年金支給に必要な費用として、二〇二五年に14%の消費税増税が必要だと試算しています。
佐々木氏は、公明党が一九八九年に消費税廃止の代替財源法案を社会党、民社党、連合参議院とともに共同提出し、九二年の参院選重点政策でも消費税廃止を唱えていたことを指摘しました。
佐々木 「公明党はもともと消費税導入に反対といっていて、廃止の政策を掲げていた。」
坂口厚労相 「それはそういうときも確かにあった。導入するときの話だ。しかし年々刻々状況は変わっている。法人税、所得税を高くすれば(大企業、高額所得者が)海外に出ていってしまう。そうしたことを勘案して全体の税制を考えていくべき時期にきているといっている。」
佐々木 「答弁を聞いていると、この程度の公約は大したことはないという印象を持つ。」
国債三十兆円枠の公約を「大したことはない」と口を滑らせた昨日の小泉首相の答弁を思わせる展開に、議場から笑いが起きました。
佐々木氏は重ねて、坂口氏自身の選挙公報(一九九〇年二月)を示して追及。
佐々木 「明確に消費税廃止といっていた。公約をどう位置付けているのか。」
坂口 「公約というのは四年間どうするかというもので、未来永劫(えいごう)これでいくということではない。時代が変わればそれに対する考え方も変わっていくのは政治家として大切だ。」
佐々木氏は「時代が変わったのでなく、公明党と大臣の姿勢がクルクル変わった。こんな国民を愚弄(ぐろう)するやり方はない」と批判しました。
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(2003年1月25日(土)「しんぶん赤旗」)
【コメント】「公約は破るもの」とはよく言われますが、この場合は「破る」以上に公約とは逆のことをやっていますね。過去にある政党や政治家が、どのような公約をしていたのかを調べてみると面白いと思います。
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公約を調べるのは非常に大事です。
今いるイギリスでは、今年の総選挙の際、新聞やテレビ(BBCも含む)が、政党の公約がどれだけ実現されたかを特に国民生活の観点からドンドン報道していました。例えば、福祉、教育、医療について何を約束していたのか、それがどこまで達成され、どういう問題点が残っているのか、などを詳しく掲載していました。
具体的な数字で明らかにしているので、私のような日本人にも非常にわかりやすかったのです。
こういうことは一国民がやるのには限界があるので、ぜひマスコミに目覚めてほしいものだと強く思います。