共産党の小選挙区候補者って、ハッキリ言ってショボいですよね。
ワタクシはこのブログを読んでもらえれば分かるとおり、熱烈な同党支持者なのですが、でも、そう思ってしまうわけです・・・。ダメだこりゃ・・・、と。
しかし、昨日の朝の「みのもんたの朝ズバ!」という番組の候補者討論を見てちょっと考え方が変わりました。
その番組で、「注目の選挙区」だということで、小選挙区の東京10区の全立候補予定者を集めて討論をしてたわけです。
で、小池百合子環境大臣(自民)、小林興起前衆院議員(自民)、鮫島宗明前衆院議員(民主)、山本敏江さん(共産党)が討論するわけです。
小池さん、小林さん、鮫島さんはみんな前職でテレビ慣れしてるわけですね。それに対して日本共産党の山本さんは「フツーのおばさん」って感じで、明らかにテレビに出るのは初めてで、発言なんかもしどろもどろなんですよ。他の候補に比べて明らかに見劣りするわけ。でも、一生懸命やってるのが伝わってくるんですけどね。見ててハラハラしました。
で、これを「やっぱダメだわ、これは・・・。」と評価していいのか?
と見てて思ったわけ。
もしかしたら、山本さんみたいなフツーのおばちゃんこそが、実は衆議院議員になるべきなんじゃないのか?という風に思ったのです.
なんでかというと、例えば、小池百合子さんなんかはもともと参議院議員だったわけですよ。で、参議院というのは「良識の府」で、名士とか学者とか有識者が議員になるべきところ。そういうところの出身で、大臣もやってて、衆議院議員にならなくても十分国政で活躍できそうな人なんですね。参議院にいればいいんですよ、こういうエライ人は。
で、そもそも衆議院(下院)は、別名「庶民院」といわれるように、選挙区の住民の身近なところで生活している人が議員になるべきとされるところ。
ロックの「市民政府二論」とかモンテスキューの「法の精神」、ハミルトンなどの「ザ・フェデラリスト」なんか読むと、そんなことがかいてあるわけですね。
「庶民院」はいろんな階層の出身者で構成されるべき、というのが実は議会制民主主義の基本なんです。だから、山本さんみたいな、おばさん活動家だって、議員の中に何人かいたっていいわけですよ。本当は。
議員全員が、テレビ写りが良くて、口先が上手くなきゃダメっていうのは、冷静に考えるとおかしな事なんです。不器用だけど一生懸命に働きそうな一般庶民が議員になったっていいわけです。
「有名人の擁立」が進む中、僕はますますそう思うようになってきています。。。その方が、国民にとってはいいことなのではないかと。
議員がエラそうにするのはおかしいんですよ。本当は。
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ワタクシはこのブログを読んでもらえれば分かるとおり、熱烈な同党支持者なのですが、でも、そう思ってしまうわけです・・・。ダメだこりゃ・・・、と。
しかし、昨日の朝の「みのもんたの朝ズバ!」という番組の候補者討論を見てちょっと考え方が変わりました。
その番組で、「注目の選挙区」だということで、小選挙区の東京10区の全立候補予定者を集めて討論をしてたわけです。
で、小池百合子環境大臣(自民)、小林興起前衆院議員(自民)、鮫島宗明前衆院議員(民主)、山本敏江さん(共産党)が討論するわけです。
小池さん、小林さん、鮫島さんはみんな前職でテレビ慣れしてるわけですね。それに対して日本共産党の山本さんは「フツーのおばさん」って感じで、明らかにテレビに出るのは初めてで、発言なんかもしどろもどろなんですよ。他の候補に比べて明らかに見劣りするわけ。でも、一生懸命やってるのが伝わってくるんですけどね。見ててハラハラしました。
で、これを「やっぱダメだわ、これは・・・。」と評価していいのか?
と見てて思ったわけ。
もしかしたら、山本さんみたいなフツーのおばちゃんこそが、実は衆議院議員になるべきなんじゃないのか?という風に思ったのです.
なんでかというと、例えば、小池百合子さんなんかはもともと参議院議員だったわけですよ。で、参議院というのは「良識の府」で、名士とか学者とか有識者が議員になるべきところ。そういうところの出身で、大臣もやってて、衆議院議員にならなくても十分国政で活躍できそうな人なんですね。参議院にいればいいんですよ、こういうエライ人は。
で、そもそも衆議院(下院)は、別名「庶民院」といわれるように、選挙区の住民の身近なところで生活している人が議員になるべきとされるところ。
ロックの「市民政府二論」とかモンテスキューの「法の精神」、ハミルトンなどの「ザ・フェデラリスト」なんか読むと、そんなことがかいてあるわけですね。
「庶民院」はいろんな階層の出身者で構成されるべき、というのが実は議会制民主主義の基本なんです。だから、山本さんみたいな、おばさん活動家だって、議員の中に何人かいたっていいわけですよ。本当は。
議員全員が、テレビ写りが良くて、口先が上手くなきゃダメっていうのは、冷静に考えるとおかしな事なんです。不器用だけど一生懸命に働きそうな一般庶民が議員になったっていいわけです。
「有名人の擁立」が進む中、僕はますますそう思うようになってきています。。。その方が、国民にとってはいいことなのではないかと。
議員がエラそうにするのはおかしいんですよ。本当は。
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>で、これを「やっぱダメだわ、これは・・・。」と評価していいのか?と見てて思ったわけ。
「くの一」有名人作戦も有権者を愚弄していますが、多くの共産党候補者もダメですね。たぶん、候補者政策がダメなのでしょうね。
三四郎さんの感想は、しょせん「お身内意識」「贔屓の引き倒し」ではないかしら?
「おまかせ民主主義」や「代行主義」も困るけど、「改革者の党」にはそれなりの能力も期待されます。
昔の共産党は、庶民よりも頭の良い人たちが、庶民にも解かるように噛み砕いて語りかけていましたが、今の共産党は、一般市民より(社会の現実も自分の党の理論・政策も)も勉強していないような人たちが、「上」や『赤旗』記事引き写しの紋切り型口上を繰り返しているようにしか見えません。
代議制が存続するかぎり、有権者は「リーダー」を期待すると思いますよ。
そして左翼とは、やはり「前衛」であるべきなのだと思います。
あはは。まさにその通り!
>三四郎さんの感想は、しょせん「お身内意識」「贔屓の引き倒し」ではないかしら
身内をひいきするのは、われわれ日本人の人情。とわ言ってられないですね。
>候補者政策がダメ
>一般市民より(社会の現実も自分の党の理論・政策も)も勉強していないような人たち
労働者階級の代表なんで。ちょっと偏差値も低めという事実は否めません。でも、ああいう討論会みたいな所で場数を踏んでもらうことで、候補者・政治家として成長してもらえればいいんじゃないですか?
日本共産党には、世界レベルの知識人とか文化人がわんさかいるわけですが、カミングアウト出来ないんですね。情け無いことに。党の実力的には、「前衛」を名乗るに十分だと思うんですが、、、、。
>「上」や『赤旗』記事引き写しの紋切り型口上を繰り返してい
コレは事実。早急に改善してほしいです。でも、ダメダメばかり言ってても何も始まらないのも事実。候補者のケツをひっぱたいてでも勉強させなきゃダメですね。
そうじゃナイんじゃないかなぁ~(笑)
それを言うなら、共産党が真に「現代の労働者階級」の党になれていない、ということでしょう。
『さざ波通信』(http://www.linkclub.or.jp/~sazan-tu/)「現状分析と対抗戦略」討論欄、8月5、8日付けの原仙作さん投稿の「共産党=インテリゲンチャーの党」論もそうだけど、三四郎さんもマルクスの労働者論の理解が違うように思いますよ。
この問題は戦前の唯研や講座派・共産党と向坂派との論争点でもあったはずですが、「生産過程への科学の充用」や「労働の社会化」こそ労働者とインテリゲンチャーを事実上同一化するのだと思いますよ。
>でも、ああいう討論会みたいな所で場数を踏んでもらうことで、候補者・政治家として成長してもらえればいいんじゃないですか?
>日本共産党には、世界レベルの知識人とか文化人がわんさかいるわけですが、カミングアウト出来ないんですね。情け無いことに。党の実力的には、「前衛」を名乗るに十分だと思うんですが、、、、。
だから、現実社会を知らない、実社会で陶冶されてもいない「代々木村」住人ばかりじゃダメだと思うのです。
オハコの運動分野・活動経験や職業的専門もロクにもっていない、党中央にとって安全牌みたいな人ばかり候補者にしているんじゃないでしょうか?
日本の共産党も、ノーベル賞作家を候補者にしたり、党外マルクス主義者を比例選挙名簿に載せるようなヨーロッパの左翼に学ぶべきですね。
>でも、ダメダメばかり言ってても何も始まらないのも事実。
この態度、作風、ヤバイと思いますよ。
知り合いから聞いたんですが、旧東ドイツにも似たようなことを言っていて「崩壊」に手をこまねいてしまったことを「崩壊」後になって遅まきの反省している人が大勢いるんですって。
これはちょっとおかしい。崩壊したのは「国家」であってSEDではない、というのが第一点。
それから、ディテールからして、日本共産党を東ドイツになぞらえるのは変。「東ドイツがダメだ」→「でも、現状では東ドイツのなかで生きてゆくしかない」→「そこそこのクオリティでしか経済発展が出来ない」→「西ドイツに経済力で格差を付けられる」→「国家も情報統制をして東の方が進んでいるとウソをついてるし、反体制派をStasi(秘密警察)が弾圧するような体制」→「国民が党と政府を支持しなくなる(もともと支持されてなかったのだが・・・。)」→「ベルリンの壁崩壊」→「SED一党独裁崩壊」→「人民議会選挙」→「東ドイツ崩壊」
という過程で事は進んでるので、「共産党の小選挙区候補者のクオリティが現状では低い」ということと同次元で論じちゃダメですよ。
だいたい、候補者のクオリティー問題は「しんぶん赤旗」でも取りあげられてることだし、現状で能力のある人が候補者になろうとしないのは事実だし、政権獲得に必要な数だけの「有能な」候補者を擁立できないのも事実じゃないですか。だから、「今は」現状の共産党を応援するしかない、といいたいわけです。
今応援しないでいつ応援できるんですか?
それが簡単に出来るのなら、もうとっくにやってると思いますけどね。大江健三郎が「日本共産党」で出ますかねぇ。大いに疑問。それとも、「左翼党」という選挙用の党名で、旧社会党左派の政党と共同で比例選挙を闘いますか?ドイツみたく。日本では実現しないでしょうねぇ。実現する前に社民・新社会は消滅するんじゃないですか?
だいたい、非マルクス主義「左翼」が共産党と全く協力しようともしない(社民党がその代表例。つーか、彼らは社民なのに「左翼」という自覚すらない。)ってことの方が非難されるべき事だと思いますけど。
>マルクスの労働者論の理解が違うように思いますよ
マルクスの労働者論を理解してなきゃ共産党を支持しちゃダメだなんておかしい!
党と国家が癒着していた旧「社会主義」国における、党員やシンパの問題を言っているのです。
党のあり方に「なあなあ」であったから、党のみならず、「社会主義」体制までもを崩壊させてしまったことを反省していた、ということでしょう。
問題を党に限定しても十分に言えることです。
現在のドイツの左翼党は、その反省の上にたっているのですから。
>それが簡単に出来るのなら、もうとっくにやってると思いますけどね。大江健三郎が「日本共産党」で出ますかねぇ。大いに疑問。それとも、「左翼党」という選挙用の党名で、旧社会党左派の政党と共同で比例選挙を闘いますか?ドイツみたく。日本では実現しないでしょうねぇ。
努力もしないで「日本=特殊」論ですか?(笑)
>マルクスの労働者論を理解してなきゃ共産党を支持しちゃダメだなんておかしい!
論点が移動してますよ。問題は、支持不支持の問題じゃなかったでしょ?
あなたが「労働者」性を口実に免罪論を言うから、その前提が間違っていると指摘したまでです。
僕も彼女を見ていて「おいおい、大丈夫か」と思いました。共産党の小選挙区候補は何とかしないといけないですね。個人的魅力がやはり必要でしょう。そういう「教育」がされていないのです。あと、岐阜の選挙区の何とかさん(名前も思い出せない)も、まるっきり印象なし。きっと個人的にはいい人なんでしょうが(あったことないから知りませんが)、これじゃだめでしょ。供託金(心優しい支持者からの浄財ですよ)さえ返ってくるかどうか分からない。今回はもういいから、せめて次に向けて、今から魅力ある候補者作りに着手してほしい。
僕のブログも是非お読みください。
そのためにも供託金が返ってくるような投票行動を【今回の】選挙でする必要がある、ということをお忘れなく!できるだけ多くの選挙区で得票率が10%を越えることができれば、次回の選挙がぐっと楽になるはずです。
東京では比例トップの候補が「醜態」をさらしました。
小選挙区の候補に魅力があってこそ、その背後にある政党にも入れるようという気になるものです。
300万あったら次の選挙に向けての「養成資金」にもなっただろうに。
力もない候補を無理に出す必要はありません。
>次回の選挙がぐっと楽になるはずです
苦しくなったんじゃないですか?