好きな色／嫌いな色

突然ですが、好きな色はなんですか？そして嫌いな色はなんですか？

私は、好きな色はたくさんあります。
嫌いな色は…。
嫌い、というか、色自体は嫌いじゃないけど、自分に合わないから苦手という色がありますね。
緑が似合わないような気がする。なんとなく。
これも「気がする」だけで、本当はそうでもないのかもしれないが。

どうしてこんな話をするかというとですね、
前のエントリにもありますとおり、現在、月末の結婚式に向けて買物しまくってます。
買物の中で、化粧品をいくつか買ったのですが、
買った口紅の色が合わなくて大失敗してしまったのですよ。

店頭で見た時は上品なベージュに見えたのに
家でつけてみたら、まるで死人の顔のように顔色が悪くなる。
店の照明のせいもあるかもしれないと思い、
翌朝の明るい光の下で改めて見てみましたが、やっぱりダメだった。

うがー！たかが口紅1本といえども、軽く2,000円してるわけですよ。
そんな「1回使っただけで似合わなくてお蔵入り」という口紅、家にはゴロゴロあるのです。
1本2,000円がゴロゴロと無駄に転がってる…。

もうこれ以上失敗を繰り返さないために、そして無駄金を使わないためにも、
自分に似合う色を知る必要がある、と思ったわけですよ。

手っ取り早く診断するサイトはないものかな～と探してみたら、
探せばあるもんですね。
↓
カラータイプ自己診断テスト

設問内容が女性向けなので、男性には「？」って部分も多いかと思いますが
へぇー、意外にもこんな色が似合うんだ、という発見があって面白い。
苦手だと思ってた緑も、トーンの違いで似合う緑があるんですね～。

ここのサイトでは診断結果を集計したものや、好きな色と嫌いな色のアンケートもあります。
その中で気になった色がありました。
それは「ピンク」です。

ピンクという色から連想するのはなんだろう。
柔らかい、やさしい、かわいい、etc…
なんとなく女性のイメージを連想させてしまう。
最近のクールビズのおかげか、淡いピンクのボタンダウンシャツを着る男性も増えてはいるが
やはりピンクは女性の色と言っても良いだろう。

当然、女性からは人気の色だ。
このアンケートでは、好きな色3位に入っている。
しかし、このピンクは嫌いな色1位でもあるのだ。

以下、アンケート集計結果総評より。
『さて、好きな色でベスト３に入り、嫌いな色では１位に輝いてしまった「ピンク」について、少しお話したいと思います。
この色については、実際の診断前のカウンセリングに置いても、よく選ばれる色のひとつで、良くも悪くも「気になる色」と言えましょう。
対象の多くが女性であったこと、また、比較的若い層の方に多く選ばれることが多く、私の所見で判断させていただくと、この色はいわゆる「女性」を深く表す色だと思うのです。

例えば、「ピンク」が嫌いと言った理由が「女を売りにしているようなかわいいだけの感じが嫌」と言う方がいても、本当の気持ちはそうではないことがあります。近くにかわいらしい、女性らしい魅力で人気の人がいる場合や、自分はかわいいと言った感じではないのではないかと思っている場合など、反発するように「女女していて嫌い」と言った言葉が出て来る方がいます。でも、その方が実は「甘いピンク」がお似合いだとなると、以外と簡単にその色を受けとめてしまうのです。つまり、嫌いという気持ちの中に、若干の憧れにも似た感情が入っていることがあるのです。

それから、もうひとつは年齢との微妙な関係があります。特にお若い方に多いのが、かわいらしいピンクは嫌い、という意見ですが、これにはどうも大人の女へと変化していく成長課程に関係があるような気がします。かわいらしいピンクは「女の子」であって、「女」ではないという感情です。
好きな理由と嫌いな理由の「かわいらしい」「女の子らしい」という言葉の通り、この色は、「かわいい」でも「女らしい」でもありません。そこに微妙な気持ちの表れがあります。それは自分の中にある、甘さや子供っぽさへの反発とも思われ、その部分を必要以上に嫌う傾向があるようなのです。本当の「大人の女」は、かわいらしいピンクに対してもあまり反感を抱きません。それは自分の中にはそれに反発するものがないからであり、そういう甘さも受けとめるキャパがあるからなのでしょう。色々な経験を経て、成熟した女になった頃、また甘いピンクを好きになる時期が来る方も多いようです。
他にも要素は色々ありますが、ピンクはどうしても女性のイメージがつきまとうようです。ならば、素敵な貴女がピンクを着れば、ピンクは素敵な女性のイメージになっていくはず。女性の皆様、心してピンクを着こなしましょうね。』

かくいう私も、高校生の頃はピンクは嫌いな色だった。
高校生といえば、世間に反抗する年頃なわけで
大人と子どもの中間という位置でもあったせいか、
「かわいい（＝子どもっぽい）」イメージのピンクは
自分には合わない、と決めつけていた。
その当時は、なんとか大人っぽく見られたくて
着る服はモノトーンを中心に、背伸びした格好ばかりしていた。

しかし、20歳のある時、化粧品のカウンターで美容部員の人に
「お客様は色が白いから、きっとピンクがお似合いですよ」
と、言われたことがきっかけで、ピンクを少しずつ取り入れるようになった。
あんなに毛嫌いしていたのに、他人から似合うと言われた途端にころっと変わるのだから
人の好みなんてモノは、なんとも曖昧なものである。

自分に似合う、似合わないから好き嫌いが分れたり、
その色を着ていた人が好きだから、あるいは嫌いだからで色の好き嫌いが分れたり、
色に対するイメージは主観的な物が多い。

うちの相方は、私がピンク色の服を着て、香水を強めにつけるととても嫌がる。
あまりにも毛嫌いするので、原因をいろいろ探ってみたところ、
相方が幼い時、ピンクの服を着て香水をプンプンさせた親戚のおばちゃんに
いつもほお擦りをされたことがトラウマになっていた、ということらしい。
それ以来、ピンクと香水にはとても強い拒否反応を起こすらしい。
幼少時の出来事って、強烈な印象を残すものですね。

ところで、うちの母などはよく
「渋い色や暗い色は若い人しか着られない。年寄りが着ると本当に老けて見えるし、
顔色が悪く見える。年取った人ほどピンクを着るのは、顔色がきれいに見えるからだよ。」
と言っていたものだが、本当にその通りだと思う。
70歳のおばあちゃんがグレーの服を着ていたら、今にも倒れそうな顔色に見えることだろう。
だから、夫婦揃ってピンクを着ている林家ぺー、パー子夫妻はいつまでも若々しく見えるのだ。

さて、現在の私の好きな色はピンクだ。
気付けば、私のワードローブにも随分とピンクの服が増えている。
それだけ気持ちに余裕ができたというか、大人になったというか、
はたまたおばさんになってきたというか…。

そんなわけで、また口紅を買いに走らなければならないのだった。
うひゃー…。