東京湾内湾にウミウが稀ならず飛来している事がわかってきました。一方、ウミウが多数越冬する利根川河口域の銚子漁港では、少数のカワウが混じっています。では、ウミウの集団ねぐらとして知られる神奈川県の城ヶ島はどうでしょうか。1990年代に発行された県内の鳥類目録を見ると、城ヶ島はおろか三浦半島全域でカワウの記録はありません。
ウミウがねぐらをとる城ヶ島の崖地
崖に降りたウミウ
2006年12月20日、所用のついでに、城ヶ島を訪れる機会がありました。夕方、ねぐらに群れるウミウをカウントすると、その中に少数のヒメウ、そしてカワウの姿がありました。
カワウ亜成鳥
顔の拡大。口角の黄色い裸出部に注意。
カワウは複数見られ、いずれも亜成鳥でした。ウミウに囲まれていると、プロポーションの違いが際立ちます。