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ビジネスの読書メモ

気に入った名言や読書メモを書きます

本当に頭が良くなる1分間勉強法(石井貴士)

2009-12-20 19:11:41 | 勉強法
第1章 勉強ができないから『1分間勉強法』を生み出せた
   ・「いたずらに勉強時間を増やす」という発想が、もっとも非効率
   ・勉強の極意は「短い時間で何度も繰り返す」
   ・自分の弱点を克服していく過程こそが、成功への出発点
   ・「やる!」と決めることで、人生が動き出す
   ・あなたは必ず「1分間勉強法」をマスターできる!

第2章 『1分間勉強法』の4つのメリット
   ・自分の頭への最大の投資は「読書」である
   ・「1冊1分」で大量の読書をしよう
   ・「復習が1秒」なら、60回繰り返しても、たった1分で復習できる
   ・直前に何度も復習できるので、ピークをコントロールできる
   ・200冊読めば、そのジャンルの専門家になれる
   ・「1日1冊だけ」と決めれば、1日1分間の勉強だけですむ


第3章 『1分間勉強法』の4つの特長
   ・「視覚」を利用した勉強が、一番効率がよくて速い
   ・「手で書く勉強」こそが、いたずらに時間を長引かせる諸悪の根源
   ・「ちょっと知っていること」を「完璧」にするだけで、膨大な知識が手に
    入る
   ・「朝」に集中させて勉強するほうが、効率がいい
   ・×→1単語を1分間かけてじっくり覚えて1時間で60単語覚える
   ・○→1単語を1秒で覚えて、1分間で60単語を見る。それを1時間で
    60回繰り返す

第4章 『1冊1分』を可能にする能力とは?
   ・1冊1分は「速読」という手法はいっさい使わない
   ・本を読もうとしているかぎり、1冊1分で読むのはほぼ不可能
   ・「感じ取る能力」は、全員がそなえている能力である
   ・一瞬で感覚的に感じ取るという、人間がそもそももっている能力を使う
   ・見開き2ページを1秒で見た瞬間に、直感で読み取れた情報こそがもっと
    も大切

第5章 1冊1分で勉強する『タイム・マジック』
   ・「3階層」のリーディングを使って「タイム・マジック」を起こす
   ・「0.5秒で、ただめくって感じ取るだけ」というのが究極のノウハウ
   ・右手で本を持って左手でめくり、視線は左手の手の甲周辺の全体を眺める
   ・「本の端を折る」ことで、重要な箇所をマークする
   ・2日間でマスターするための「90分3冊の1セット」
   ・「継続できるか、継続できないか」だけが勝負の分かれ目

第6章 60冊分を1分で復習する「カラー・マジック」
   ・自分の頭のよさ以上のものは、読む時間を短縮したとしてもできない
   ・4色の薄い色の紙を作って、重要度別に青ペンで文字を書くと覚える
   ・「カラー・マジック・シート」を使えば「1冊1秒」=1分間で60冊復
    習できる
   ・もっとも必要で最重要の60冊分の情報を持ち歩き、1分間で復習する
   ・人生は「今やるか、それとも一生やらないか」の2択しかない
   ・今すぐ、右手に本を持って、左手でめくろう!あなたの未来のために!

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身につく本!(細野真宏)

2009-11-29 14:42:07 | 勉強法
STEP1 ニュースに対して素朴な疑問を出していく
    決して「わかったつもり」にならず、小学生のように「なぜ?」という
    “素朴な疑問”を持ちながらニュースに接する。そして、その答えを見つ
    けるためにニュースを見ていくと、ニュースの関連性が見え、体系的に捉
    えることができるようになる。

STEP2 仮説と検証を繰り返す
    思い込みをせず、“素朴な疑問”に対して“つっこみ”を入れながら、架
    設と検証を繰り返していく。正しい仮説=情報の本質を見抜くことができ
    れば、それまでバラバラに思えていた「10個のニュース」が、実質的に
    は「1つのニュース」とわかったりする

STEP3 「情報の基盤」をつくる
    毎日のニュースはあくまでも断片的な情報。日々“素朴な疑問”を持ちな
    がらニュースに接し、パズルのピースをつなぎ合わせていく。“全体像”
    を把握し、鳥瞰図的に見渡せるようになることが大事。

東大合格生のノートはかならず美しい(太田あや)

2009-10-31 12:20:41 | 勉強法
「と」
 とにかく文頭はそろえる
 文頭は常にきれいにそろっており、単元名などの大見出しは一番左端から、小見
 出しは1~3文字下げでというように、内容をきちんと区分できるようにしている

「う」
 写す必要がなければコピー
 問題演習ノートでは問題部分、地歴・公民など知識をまとめるノートでは地図や
 資・史料をコピーして貼る

「だ」
 大胆に余白をとる
 余白をたっぷりとることで、見やすく、追加情報を書き込みやすくしている

「い」
 インデックスを活用
 ページの左上などに、単元名などタイトルになる見出しをつけている。更に、最
 初のページに目次を作成したり、インデックスシールを使うノートもある。必要
 な箇所をすぐ見つける、助けになるのだ

「の」
 ノートは区切りが肝心
 日本史の一時代、数学の問題、英語の長文などは、1ページもしくは1見開きで
 まとめ、知識の全体像を一目で見渡すことができるようにする。見開き以上にな
 りそうなときは、ルーズリーフ等に書いて貼る

「お」
 オリジナルのフォーマットを持つ
 何をどこに書くのか、各自が一番使いやすいフォーマットに決め、ノートを取っ
 ている。英語を例に取れば、左ページに長文、その下に単語・熟語、右ページに
 は訳と授業の解説、といったもの

「と」
 当然丁寧に書いている
 どの東大ノートも、ページの筆圧が一定で、文字も同じテンション。受験時に読
 みやすい文章が書けるよう、普段から意識をしている


すごい読書!(中島孝志)

2009-10-25 10:32:23 | 勉強法
○読書をスピードアップするコツ

 1.目を慣らす
   目を活字に慣れさせる
   目を鍛える・・・視野を広くする
 2.読むのではなく見る・眺める!
 3.脳を慣らす → 脳を信じる!
 4.勘を働かせる → 急所をチェックする!
 5.1回の精読より3回の省読
 6.ヒント・サポーターを利用する

マインドマップ資格試験勉強法(萩原京二、近藤哲生)

2009-09-27 21:20:01 | 勉強法
○合格がやってくる黄金のピラミッド

 合格= 戦略 × 戦術 × セルフコントロール

 ・セルフコントロール・・・スケジューリング、時間術、イメトレ法(4章・5章)
   ↑
 ・戦 術・・・五感をフル活用した全脳勉強法、記憶術(3章)
   ↑
 ・戦 略・・・何を、どのレベルまで、どんな手順で(2章)
   ↑
 ・動 機・・・なぜ合格しなければならないのか?(1章)


第1章 「合格できる自分」をイメージしよう(動機)
 ・試験勉強でいちばん大事なこと、それは、合格への決意を固めること。
 ・試験勉強において「決意が固まっている」とは、すなわち「なぜ合格しなけれ
  ばならないのか?」という理由(つまり目的)を、本人が心の底から理解して
  いる状態。
 ・オリンピックなら参加することに意義があるかもしれないが、試験勉強は合格
  しなければ全く意味がない。
 ・合格に対する動機づけが弱いと、誘惑に負けやすくなる。
 ・マインドマップ3つの基本ルール
  ①用紙の中心にテーマ(キーワード)を置き、そこから描き始める
  ②中心から放射状に技(ブランチ)を分岐させて伸ばしていく
  ③机の上に文字(単語や短いフレーズ)を載せる
  脳の力を制限せずに自由に発想するためにルールがある
 ・マインドマップを上手に描くための2つのポイント
  ①カテゴリー分け
   5~7程度の大まかなカテゴリーをつくってから、そのカテゴリーの中で考
   えるようにする。そこからどんどん細分化する。
  ②「イメージ」や「連想」を使う
   いったん思考の範囲を絞りこみ(収束思考)、その範囲の中で再び思考を広
   げていく(発想思考) 
 ・動機づけの2つの種類
  ①外発的動機・・・外からの強制的な力によって動機づけられること
  ②内発的動機・・・自ら進んで動機づけること
  試験勉強は②が大事
 ・コミットメントとは、合格するために必要なことをすべてやること。
 ・合格した自分の姿をイメージする。
 ・4つのマインドマップを毎日1回必ず見るようにする。
  ①「不合格になるデメリット」のマインドマップ
  ②「合格するメリット」のマインドマップ
  ③「合格の先にある、さらに大きな目的」のマインドマップ
  ④「合格のためにできること」のマインドマップ

第2章 合格する人の3ステップ勉強法(戦略)
 ・合格する人の3ステップ勉強法
  ①何を(どこに)勉強するべきか?・・・「デシラの窓」による重点学習法
  ②どれだけ勉強すれば良いのか?・・・リピート勉強法
  ③どのような考え方(手順)で勉強すれば良いのか?・・・3ステップ学習法
 ・合格する人は「インプット」より「アウトプット」を重視して勉強をしている。
 ・細かいことにこだわるよりも、自分が得点できない箇所を着実につぶしていくこと。
 ・きれいなノートにこだわるよりも、テキストや問題集にポイントを書きこむほ
  うが、情報が一元化できてよほど効果的。
 ・5肢択一の設問であったとしても、1肢ごとに正誤の判定がきちんとできなけ
  れば、その項目について正しく理解したことにはならない。
 ・合格するために効率の良い方法で勉強すべき。
 ・出るけど知らない「デシラの窓」。力の配分は①→②→③→④
  ①試験によく出題される問題で、あなたが知らない(解けない)問題
  ②試験によく出題される問題で、あなたの知っている(解ける)問題
  ③試験にあまり出題されない問題で、あなたが知らない(解けない)問題
  ④試験にあまり出題されない問題で、あなたが知っている(解ける)問題
 ・学習プロセスの4段階
  ①無意識の無能・・・何ができないのか、わからない
  ②意識の無能 ・・・できないことが、わかる
  ③意識の有能 ・・・繰り返して、できるようになる
  ④無意識の有能・・・意識しなくても自動的にできる
 ・3ステップ学習法(①:②:③=30%:60%:10%)
  ①理解力(入力)
   ★ジグソーパズル勉強法:テキストの目次をマインドマップ化、テキスト全
               体にさっと目を通す。全体構造の把握。
   ★カンニング勉強法:まずは問題の解説を読むこと。穴埋めであれば、答え
             を全部記入してから読む。出題傾向を把握。
   ★リンキング勉強法:過去問に出てくる選択肢をテキストの該当箇所に書き
             込み。制限時間を決めて再度テキストを通読。
   ★過去問を解く:できる問題とできない問題を区別。5肢択一の問題であれ
           ば、5つのすべての正誤判定ができるように。
   ↓
  ②記憶力(貯蔵)
   ★ピンポイント勉強法:理解が不十分な箇所をマインドマップに描いて整
              理。重要な部分だけ時間を決めてテキストを熟読。
   ★リピート勉強法:過去問を繰り返し勉強。過去5~10年分の選択肢のす
            べてを正しく正誤できる判定できるレベルが目標。
            過去問は5肢択一であれば1問3分のペースで。同じ問
            題を最低5回(1H、1D、1W、1M後)解く。
   ★ティーチング勉強法:テキストや過去問で何かの制度やしくみを学んだ
              ら、その内容についてとにかく周囲の人に説明する。
           a:その制度やしくみや目的をズバリ一言で表現する(概要)
           b:具体的な事例で説明する(事例)
           c:法律や判例などの根拠を説明する(根拠)
           d:過去の試験では、どんな問題が出題されているか(過去問)
   ↓
  ③解答力(出力)
   ★超スピード復習法:もう一度テキストをざっと読む、過去問をチェック
             し、最後の勉強の優先順位をつける
   ★リカバリー勉強法:まだ理解が不十分なところ、あるいは記憶があやふや
             な箇所だけをマインドマップにする
   ★記憶術・イメトレ
 ・戦略をスケジュールに落とす
  ①合格するために必要なトータル勉強時間を計算する
  ②勉強する時間(試験日までの残日数)を決める
  ③1日あたりの勉強時間を計算する(①÷②)
  ④1週間あたりの勉強時間を計算する(③×7)
  ⑤1週間単位でスケジュールを管理する

第3章 全脳学習法で合格の扉をひらく(戦術)
 ・テレビCMの公式
  繰り返しの回数 × インパクトの強度 = 記憶
 ・「カンニング勉強法」と「リンキング勉強法」でどのような問題がどのくらい
  の頻度で出ているかを把握し、「リピート勉強法」で過去問に必ず繰り返し取
  り組む。
 ・学習のインパクトを高める
  視覚、聴覚、身体感覚を同時に刺激する、できる人は「見て、声に出して(音
  量に変化をつけてリズミカルに)、書く」
 ・インパクトの強度 = 集中 +理解度
 ・オーディオ教材は、目標もなく「ただ聞くだけ」では、学習の効果はあまり期
  待できない。オーディオの教材を聞く前に、その範囲にあたる問題集を解い
  て、自分が知らない箇所や解けない問題を明確にしておく。(積極的な傾聴)
 ・記憶術のエッセンスは、強調と関連づけ。マインドマップはそのうえで便利な
  ツール。色彩や落書き(アイコンやマーク)で記憶を高める。

第4章 合格する人のスケジューリング術(時間管理)
 ・3ステップ目標設定法
  ①達成期限を決める
  ②達成状況の数値化
  ③紙に書く(①と②)
 ・目標を意識することで、脳がそれに対して情報収集し始める。
 ・成功する目標設定5つのポイント
  ①肯定的に表現する
  ②具体的でリアルなイメージを持つ・・・いつ、誰が、何を、どのように
  ③達成に使えることを確認する・・・外的なもの(教材、勉強部屋、勉強仲
                   間、家族等)と内的なもの(知識、経
                   験、能力、やる気、自信、情熱等)
  ④目標の大きさを小分けにする
  ⑤周囲や自分自身に配慮する・・・周囲や自分(メンタル)への協力要請
 ・5ステップで合格への行動計画を立て、実行する
  ①最終目標を設定する
  ②現状を把握する
  ③ギャップを把握する
  ④課題解決を立案する
  ⑤解決策を細分化する
 ・合否を分ける最大のポイントは「勉強時間をどれだけ確保できるか」。無駄な
  時間を見つけ、改善する。
 ・睡眠時間を確保する。
 ・毎日1時間でもやり続ける。

第5章 最高の結果を出す人のイメトレ法(セルフコントロール)
 ・自分が逃避行動をしていることに気づくことが不可欠。
 ・自分でやる気を出すための3つの方法
  だるくても、やる気が出なくても、とにかく勉強する時間がきたら勉強に手を
  つける
  ①音読
  ②マインドマップ
  ③ページめくり
 ・条件づけ(自己暗示)を使って、やる気をつくる
 ・スランプのときは、鳥の目になって、不安や恐れにまみれた自分を俯瞰する
 ・鮮やかでインパクトの強いイメージを持つことができれば、そのとおりに脳を
  動かすことができ、力を活用することができる。
  ★聴覚型のイメトレ・・・「アファメーション」(肯定的自己暗示)。成功し
              た姿をイメージする「結果型」。今の自分をプラス
              に自己イメージする「原因型」。自分の言葉に実現
              能力を持たせ、自己信頼を生む。
  ★視覚型のイメトレ・・・合格イメージのマインドマップを描く
 ・やる気を高める4つのステップ
  ①「今日の勉強が終わったらすばらしいよね」と自分に語りかける
  ②思いどおりに勉強が終わった場面を思い描く
  ③②を思い描くとともに、感じられる満足感を楽しむ
  ④「勉強が進むほどに、この感覚が強まる」と自分に語りかける

熱血!吉野塾勉強法(吉野敬介)

2009-09-27 17:23:29 | 勉強法
第1章 吉野塾に入塾するための10の心得

【心得その1】「大学は誰でも入れる時代」ということを知っておけ
 ・今の世の中は、「学歴」よりも、「学力」や「頭の良さそのもの」が問われる
  時代。

【心得その2】「学力」のない悲惨な学生にはなるな
 ・考える力や判断力も教養も身につかないまま社会に出されても、社会にも通用
  しないし、自分の居場所も見つけられない。

【心得その3】「学歴」よりも「学力」が必要だと思い続けろ
 ・勉強をしないで、自分の人生を手にした人は、これまでに誰もいない。

【心得その4】自分の頭で考える力を磨け
 ・自分で考えることをしないで答えだけを手っ取り早く聞き出そうとするな。
 ・講師に教わったことをただ理解するよりも、自分でわかるようになる方が何倍
  もいい。
 ・試験会場では一人。最終的に必要なのは、自分自身で物ごとを考えていくこと
  ができるかどうか。

【心得その5】あたりまえのことをできる感覚を持て
 ・玄関の靴がそろっていない家の子どもは大学に受からない。
 ・あたりまえのことをやる習慣がない環境では人間は成長なんてできっこない。

【心得その6】考える力を身につけて、応用をきかせることが必要だ
 ・ただ単に知識を頭に詰め込んだだけではダメ。

【心得その7】あたりまえの意味を知れ
 ・「どうしてそうした方がいいのか」がわかっていて説明できるか。

【心得その8】「誰のお陰」で塾に通えるのか、口に出して言ってみろ
 ・感謝の気持ちを持て。
 ・「親のお陰だ」「親に迷惑をかけたくない」と思っている生徒はよく勉強する。
 ・まず「やろうという気持ち」ができ上がっていないヤツはダメ。

【心得その9】いいか、変われるヤツは変われるんだ
 ・失敗から学べ。
 ・人生も受験も同じだ。やったもんが勝つし、やらなければ負ける。
 ・この失敗をいかして次は必ず勝て。

【心得その10】「持つべき気持ち」をきちんと持て
 ・強い意志、そして感謝の気持ちを持って勉強すれば「やる気」につながる。


第2章 大切なのは「いつでもやる気を起こせる方法」

○気持ちを変化させる「きっかけ」は誰にでもある
 ・「気持ちの変化」をスタートにする。
 ・結果から逃げないでまっすぐ受け止めることが第一歩。

○最後の命綱ってのは「心」にある
 ・「落ちてもいい。失敗してもよいから、とにかく手を伸ばさなきゃ」

○自分の心を動かす「特効薬」を頭に置いておけ
 ・自分が執着することとかこだわることに、自分の起爆スイッチがあるはず。
 ・確実に「やる気」を起こす方法を持っておくこと。

○動機は不純でもなんでも構わない「やる気の素」を見つけろ
 ・受かってどうしたい、卒業したらこういうことができる、そんなイメージする
  のもいい。
 ・自分の気持ちの起こし方をいくつも持っている方がいい。
 ・勢いだけで計画表を作るな。
 ・やるなら今日からやれ。いや、今からやれ。

○目標を達成するためには、犠牲にせざるを得ない部分があることを知れ
 ・現時点での「試験勉強」と「受験勉強」どっちに重点をおかないといけないのか。
 ・どうせ犠牲にしないといけないのなら徹底的に犠牲にしろ。
 ・「やる気」が最終的な結果と結びついていない限り、意味は半減する。
 ・自分の「最大の目標」や「到達点」をハッキリと確認すること。

○目標にたどり着くんだという気持ちで、立ち止まらずに歩き続けることだ
 ・つらい時や、やる気がない時でも、少しずつでもいいからゆっくりと歩き続け
  て欲しい。

○徹底して自分を追い込めば「やる気」は起きるんだ
 ・20歳の時、これで成人式に行けないんだと思うために、親に買ってもらった
  20万円もするスーツを自分で破った。ここまでしたのにこれで大学に受から
  なかったら俺は本当にバカなヤツじゃないのか。俺はそうやって自分を追い込
  んだ。
 ・やる気の「気」は「気分」の「気」じゃない。「気持ち」の気なんだ。

○何が一番効率がいいかを考えて、試して、探れ
 ・最終的な答えがあるのは自分の中だけ。自分で自分の勉強法を作らないと。
 ・ある日突然「これならできる」って感じの方法をつかむことができる。そこま
  で頑張れ!
 ・まずは「できる」ところから入って、そこから徐々に広げていけ。

○「やる気」探しのゴールはここだ!自分自身を知り尽くせ!
 ・どうやるのが自分は得意で、どうやるのがダメなのか。
 ・自分を知れ。考えろ。考えたら実行に移せ。それからの要領だ。
 ・「今から始める。それを続ける」それに勝るものはないんだ。

○努力が目に見えるって重要だ。
 ・「やっている自分」に酔ってしまうのもひとつの方法。
 ・自分の目で見て、やる気をパワーアップしていくのも大きな励みになる。

○夢を目標に変えるのは、お前の「強い心」なんだ
 ・彼女を「見返す一心」で始めた勉強も「自分が決めたことを貫く」ことしか頭
  になくなった。
 ・まずは強い力を持つこと。それが目標を支えるはず。
 ・目標は「やる気」を最大限に生み出す。

○勉強を始めたんなら、最後まで頑張ろうぜ
 ・つらくても、「もう一歩」を頑張ってみることだよ。
 ・もし今やめてしまったとしたら、また次に始める時にはもっと苦しい。絶対後
  悔する。
 ・隣にいるヤツを見てみろ。ヤツがつらそうに見えないだろ。でも、隣のヤツも
  つらいんだ。
 ・受かったことを考えてみろ。それは嬉しいはずだし、実際に受かれば、もっと
  嬉しい。


第3章 頭良くやるから頭が良くなるのだ

○「より効果的」な方法を常に探り続けろ
 ★「ノートの取り方・使い方」
  ・写したノートを自分の言葉に置き換えて覚えてみる。
  ・参考書を自分の口調に置き直して覚えたりしてみる。
  ・余裕があれば、先生が黒板に書いたものを自分の言葉に直して書いてもいい。
  ・科目ごとにノートを分けるのではなく、授業で先生が書くものはすべて一冊
   のノートに書いてしまった。そして自習室で復習する時に、今度は科目ごと
   のノートに、もう一度それぞれ書き写し整理した。
 ★問題集の使い方
  ・日本史などの暗記科目は、正誤問題の問題文ごと覚えてしまった。
  ・解けなかった問題をきちんとやり直しているか注意した方がいい。
  ・模試の時も、解きっぱなしにせずに、復習をかならずしなければダメだ。
  ・受験で一番大事なものは解ける問題よりも、解けない問題を大事にしている
   かどうか。
 ★全体の勉強法
  ・受験勉強を一年間というスタンスで考えた場合、夏休みは苦手科目を克服する。
  ・冬は、逆に苦手科目は捨てて、得意科目を極めるのもひとつの方法。
  ・漫然とやるならやめてしまった方がいい。やるなら一つひとつ真剣にやれ。
  ・間違ったところや苦手なところを明白にして、一つひとつつぶしていく。

○国語の力を伸ばせば、頭は良くなる
 ・吉野塾では「顔」と「国語力」が採用基準。内側から輝いているかどうかを表
  情から判断する。
 ・質問を聞いた瞬間に要点だけをスッと出す。質問を瞬時に判断してポイントだ
  けを言えるかどうか。それって国語の力なんだ。

○いい先生の条件
 ・自分の体験談(失敗談)をよく話す先生
 ・苦労した先生
 ・相手の目をよく見る先生
 ・生徒との信頼関係は絶対大事

○本をたくさん読めば読解力、集中力、考える力が身につく
 ・意識を一定時間集中させて読み取ろうとするから、力になる。
 ・精神力とか、探求力とか、いろんなことから養うつもりで本を読めば絶対に学
  ぶ力が伸びる。

○その子どもを熱中させる「好きな本」がいちばんの教科書になる
 ・子どもの性格にあった興味を引く分野の本から読ませていって、そこから広げ
  ていき、最終的にすべての分野を読ませる。
 ・まず最初の目標にすることは「本を読む習慣」をつけること。

○いい生活環境は自然と勉強効率を上げる
 ・「やる気」を高める、「効率意識」を植えつける、周囲への「感謝」の気持ち
  を感じてもらうこと、などを課題として与えている。
 ・いい人間がいる、いい環境は、もちろん目標への効率を上げる。

○結局、「やらなければ受からない」
 ・コツが欲しいと思うなら、まずはしっかりと自分のコツを自分で探せる頭を持
  つことが最大のコツだ。
 ・自分の頭をよく使うこと。それ以外にない。自分で考えずに方法だけ覚えたん
  では、頭は逆に馬鹿になっていることに気づけ。


第4章 実力を引き上げるきめ手はこれだ

○「合格すること」から逆算していくこと。それが成功する秘訣
 ・物ごとを始める時、必ずどんなことがあっても成功してるんだという自分を前
  提に置く。
 ・どうしたらその成功にたどりつくかを逆算しながら生活する。
 ・いつも逆算をしていれば、このままやれば自分が受かるかどうかもわかる。

○受験生の実力を引き上げるもの① 「はじめの一歩」ってすごく大切なんだ
 ・はじめの一歩は全体に影響する。
 ・夜寝る前に、完璧に次の日の準備をしておく。
 ・勉強は好きな所からやればいい。得意な所、これならできそうだと思えるよう
  な所。そこをまず完全征服するつもりでやってみる。
 ・「結果がはっきりわかる、目に見える所」から取りかかるのがコツ。

○受験生の実力を引き上げるもの② 活発な気分、緩急やメリハリで脳を働かせ
 ・「笑う時は笑う」余裕を持て。喜怒哀楽は何をするにもある程度は必要だ。
 ・人間って活発な気分じゃないと脳の働きだって鈍くなる。
 ・きっかけとか悔しさがあって、それをバネにして勉強するヤツの方が強さがある。

○受験生の実力を引き上げるもの③ 「丸暗記」で表面も本質もつめ込む
 ・「習うより慣れろ」丸覚えすることは有効な勉強法。
 ・重要な単語や文法事項または公式などが多く含まれている一文があったら、そ
  の一文ごとすべて覚えてしまう。
 ・中味ごときちんと説明できるくらい丸暗記してしまえば、それにまさる習得は
  ない。

○受験生の実力を引き上げるもの④ 「集中力」は自分でコントロールできる
 ・「準備」と「休憩」で集中力を上げる。
 ・「休むなら休む」。もし勉強をしたくなったら中途半端に休まないこと。
 ・なにか特別な緊急課題があるような日だけ、ぶっ通しで10時間以上やるのも
  勉強の効果が上がる。めりはりをつけろ。

○受験生の実力を引き上げるもの⑤ 「的を絞る」と飛躍的に進歩する
 ・一度やり始めた参考書は最後までやり続けること。
 ・粘り強さは大事だ。

○受験生の実力を引き上げるもの⑥ 「捨てるもの」と「本当に必要なもの」を見極めろ
 ・やるならやる、やらないならやらない。
 ・直前になって慌ててそこを詰め込むよりも、一番できそうなところを確実に強
  化し、仕上げることを選んだ。
 ・満点を取ろうと思う必要もない。合格点でいいんだから。
 ・模試が悪くてもショックを受けるな。たかが模試じゃないか。本番が大事。
 ・決めたらゆずらない。
 ・受験生はがんばる状況を死守しないといけない。
 ・離れちゃいけないところは絶対にある。そこからは絶対に離れるな。


史上最強の資格勉強術(高島徹治)ナツメ社

2009-08-29 13:12:28 | 勉強法
1.「本番」では1点でも多く稼いだ人が勝つ・・・ウラ技を使って確実に点をゲットする方法
 ・不得意科目の勉強を最初から放棄してしまう
 ・すべての問題の解答を同じ選択肢に統一。選ぶマークは②か③。

2.「3対1」の法則で難問も軽々とクリア・・・名探偵ポアロの消去法はトコトン役に立つ
 ・怪しくない、アリバイがある、という順に消していって、最後に残ったものが“犯人”
 ・消去法をさらに進化させた「3対1の法則」も有効
  「3つの肢に共通性があり、1つの肢だけ共通性から外れた異端肢がある場合、その異端肢は正解ではない」

3.正解を教えている“隠れフレーズ”を見抜け・・・知識なしでも正解はわかる
 ・「すべて」「あらゆる」「必ず」「常に」が問題文中にあるときは、誤りの肢であることが多い
 ・「ことがある」「場合により」「とは限らない」が問題文中にあるときは、正しい肢であることが多い

4.確実な知識は40%あればいい・・・残り20%は確率勝負で稼げる
 ・合格ラインが60%(60点)程度の試験なら、まずは全体の40%(40点)を確実な知識にすることが大切。
 ・確実な知識40%、ややぼけた知識60%という構成で試験は合格できる。

5.難問ほど試験直前に勉強せよ・・・休憩時間に暗記したらそっくり出題された
 ・受験直前まで参考書を離さない。
 ・自分にとって苦手な知識を、わずか5分前に、それこそ丸暗記してしまう。
  (いい例)カードを活用して最終インプットに励む、不得意事項を直前5分間で丸暗記、会場の前で予備校の配布した「ま
とめ」に目を通す

6.前回の試験に失敗した人は戦略を築け・・・合格につながる勉強法、つながらない勉強法
 ・自分の弱み(苦手科目)を摘出する。苦手科目を勉強の中心にすえる。(ほかの分野の倍以上の時間を使う)
 ・点数が低かった理由の検討
  ①知識自体が少なかった→テキストを最初から勉強し直す
  ②問題に対処できなかった→2年目は問題集学習に8割投入

7.難関科目は敬遠、穴場科目を狙うのが得策・・・一歩踏み込んだ戦術を駆使しよう
 ・点数の取れる科目に“時間資源”を集中せよ

8.「記憶術」という危険なワナにご注意を・・・理解力・論理力・判断力こそが大事
 ・資格試験合格の鍵は「理解」にあるのであって、「暗記」にあるのではない

9.「やる気」が起きる、起きない。何が違う?・・・脳の中の側座核(そくざかく)という点火装置に火をつけよ
 ・扁桃核から「好き」という信号が送られてくると、やる気の担当である側座核に点火する。

10.「やる気」を奏でる4つの楽器・・・「目的」「はじめる」「好き」「欲望」を共鳴させよう
 ・やる気を維持し、高めるための4つのポイント
  ①「目的意識」を持つこと・・・何のために勉強するのか
  ②「無気力」の芽をつぶすこと・・・とにかく取りかかってみる
  ③「好き」になること
  ④「欲望」を高めること

11.知っていますか?「シェ―ピング理論」・・・動物が芸を覚えるのは“小分け”のおかげ
 ・目標を小分けにしていって、最後には大目標を実現する方法(「シェーピング理論」)は勉強でも効果的。

12.集中力のタイプを知ると「やる気」が高められる・・・あなたはどのタイプ?自分に合わせた対策を
 ①バランス型・・・着実に努力する人なので問題が少ない
 ②スロースターター型・・・点数が上がらない最初の時期に腐らないように
 ③スタートダッシュ型・・・初期に重点を置いた勉強計画を立てる
 ④中だるみ型・・・中間期には勉強量を抑えた計画を立てる。成功したときのイメージを思い描くと効果的。
 ⑤後半ダレ型・・・ダレる前に勉強が終わるように前倒しの計画を立てる

13.重要でないものから手をつけよ・・・「優劣順位の法則」は守らなくていい
 ・スランプに陥るのは、やらなければならないことがありすぎる場合
 ・なんでもいいから目の前にあるものから手をつける(無差別着手の原則)と脳が興奮して頭が働き始め(作業興奮)、自然
と、優劣順位が頭の中で見えてくる(重要性の原則)。

14.自分だけがわかる呪文は自己暗示に最適・・・「ウシュケダラ、ウシュケダラ、合格できますよ」
 ・「成功体験」や「黄金の言葉」で自己暗示をかける

15.勉強を楽しくやる工夫はすべて探し出せ・・・ダジャ単で楽しく覚えるのも一つの手

16.勉強開始日に「合格体験記」を書く・・・山も谷もこれで“想定ずみ”になる
 ・合格体験記を書くと、これから起こることが予想でき、成功した喜びもイメージできるので、動機づけになる。

17.一杯やりながら勉強してわかったこと・・・勉強だからとマジメぶるのは“勉強の初心者”だ
 ・勉強一辺倒にならずに楽しみながら勉強する(ビールを飲みながら、CMの間に覚えにくい部分を覚えるなど)

18.勉強の基本は「読む力」を身につけること・・・どんな読み方をするかで成果は何倍も違う

19.鳥の目で全体を見渡そう・・・中村俊輔選手が著書で強調しているのはこのことだ
 ・①まず、全体を頭に叩き込んでおき、②その中でいま、自分がどこにいるのかをつかんでおく方法が有効。

20.全体から入ると、2つの知識がいっぺんに覚えられる・・・こんなおトクな方法はほかにない
 ・「すでに学んだ項目」や「これから学ぶ項目」との関連を意識しながら勉強すると、勉強時間が短縮できる
 ・①同じような趣旨の項目か、②反対の趣旨の項目か、③異質でも両立するものか、④両立するだけでなく補強しあうもの
か、を常に頭の中で整理しながら勉強を進めていく。

21.ひたすら速く読む「サラブレッド学習法」・・・疑問があっても立ち止まらず読み進め!
  サ ・・・さらりと
  ラ ・・・らくらく
  ブレ・・・ブレでもいいから
  ツ ・・・つかえず
  ド ・・・どんどん進む

22.「サラブレッド学習法」で全体像が見えてくる・・・これだけわかれば次の勉強がラクになる
 ・サラブレッド学習法でわかるもの
  ①これから勉強する内容
  ②難しさやさしさの程度
  ③自分の実力と比べてどうか
  ④全体の構成や構造は?
  ⑤個々の知識がどう関係しているか

23.目次を活用すれば全体がもっとわかる・・・テキストを開くたびに目次に目を通す習慣が大切
 ・本の目次から全体の構成を確認する

24.樹形図や左右対称図をつくってみる・・・ひとめで内容がわかる、全体を理解できる

25.じっくりと繰り返し読み込む「ブル学習法」・・・肝心の部分ほどゆっくり学習しよう
 ①テキストをよく読み理解する
 ②不明点があったら調べ上げて疑問を氷解させる
 ③重要ポイントをマークする
 ④暗記すべき項目は4種類のカードにまとめる OR テープに吹き込む
  ※4種類のカード…数字カード、暗記カード、重要項目カード、弱点カード

26.スピードは二の次に。反芻行為こそ「ブル学習法」の本質・・・ウサギとカメの童話を思い起こしてみよう
 ・マーキングの重要箇所を押さえる

27.3回目は重要事項のみ復習する・・・テキストを全文読むのは最悪の方法
 ①マーク箇所だけを拾い読みする方法
 ②書き出したカードを速読読み(繰り返す)方法
 ※①か②のどちらを使ってもよい。万一忘れかけている箇所があればその部分に限って全文読む。

28.高島式「3回転学習法」をまとめてみると・・・多くの合格者を輩出した勉強術がここにある
 ①サラブレッド学習法・・・全体把握の高速読み。スピード重視で速く読む
 ②ブル学習法・・・理解読み。理解重視で熟読する。マーキングする。カード又はテープを読む。
 ③記銘読み・・・マークした要点のみ拾い出して記憶する。つくったカードを反復して記憶する。

29.「取捨選択型読書法」で速読する・・・「まえがき」「あとがき」「目次」に目を通して、読む箇所を選択
 ①まえがきとあとがきで著者の意図を知る
 ②目次でその主題が表現されているページをチェック!そのページだけ読む

30.「段落理解式読書法」で速読する・・・本1冊が4分の1の時間で読める
 ・段落の最初の1文と最後の1文を読んで、通常の4分の1の時間で著者の言いたいことをつかむ

31.実際に「結果につながる」速読法はあるか・・・イエス。キーワードを拾い出し、つなげてみよう
 ・キーワードになりやすい語を知る
  一般的には、漢字、カタカナ、固有名詞、数字
  品詞でいれば、名詞(主語)、動詞(述語)、形容詞(述語になる場合)
 ・キーワード連結法の実際のやり方
  ①文の中からキーワードだけを拾い出して読む
  ②頭の中でキーワード同士を結びつける
  ③文章の大意を感じ取る

32.速読法の古典は、ケネディも愛用者だったスキミング法・・・要領のいい“飛ばし技法”はたしかに役に立つ
 ・文章の中の“おいしい部分”だけを拾い読みする。

33.覚えるためにどんどん捨てよ!・・・何を再学習するかがポイントに
 ・記憶するためには繰り返し訓練が必要。しかし勉強に使える時間は有限。
 ・繰り返し訓練(再学習)を行うにあたって、何を覚えて何を捨てるか、その選択が極めて重要。

34.数字を暗記しようとするな・・・数字を含んだ事象の成り立ちを考えよう

35.マトリックス式記憶法なら、似たものにも騙されない・・・違いがわかる縦・横(行・列)の横断整理
 ・縦・横に整理するマトリックス式記憶法なら、“似たもの同士”の違いも、一目瞭然!

36.無意味記憶は「九九方式」や「語呂合わせ」で覚える・・・数字の羅列は覚えきれない
 ・試験に出る「知識記憶」は、「意味記憶」と「無意味記憶」の2つに分類され、覚え方が違う
 ・「意味記憶」は内容を理解すれば大部分は自然に覚えられる(自然記憶)。だから内容の理解に力(時間)を注ぐ
 ・「無意味記憶」は語呂合わせ、九九方式(何度も声を出して唱えながら記憶する方法)、条件反射法、暗記カードで乗り切るのが効果的

37.語源学習法を有効に使おう・・・なぜ京都に上ることを「上洛」というのか
 ・理解しにくい言葉に接したときは、語源を考えてみるのがいい方法

38.NGO、COO・・・「略語」をどうやって覚えるか・・・“条件反射学習法”“語源学習法”がある
 ・条件反射法・・・カードの表に略語を書き、裏側に意味と内容を書く。カードの表裏をひっくり返して暗記する。

39.「CEO=最高経営執行責任者」と覚えると応用がきかない・・・“語源学習法”なら記憶の歩留まりがいい

40.バラバラにすれば覚えられる・・・分割記憶法で難解用語もラクラク記憶
 ①言葉をいくつかに分解する
 ②それぞれの意味を知る
 ③バラバラにした言葉をふたたび元に戻して一気に覚える

41.1つのチャンク(単位)に多くの材料を挿入せよ・・・同じ努力で数倍の効果が出る
 ・「DOGCAT」は1文字ずつ覚えるのではなく「DOG」「CAT」と覚える

42.マジカルナンバーは7・・・効率的なチャンキングを身につけよう
 ・人間の短期記憶の情報保持容量は数字でほぼ7個
 ・覚えられるのは7単位にしても、この1単位の中に、できるだけ多くの情報量を組み込めば、記憶量は増える。

43.努力は必ず脳に刻まれている・・・記憶していなくても記憶している、この不思議
 ・人は無意識の中でも9割覚えている

44.暗記法の王道は暗記カードだ・・・多くても表裏5枚で間に合う
 ・カードは早くにつくるが、利用は試験の1ヶ月前から(何回も目を通して覚えこむ)
 ・目的の違う2つのカードも活用
  ※重要項目カード・・・重要な用語や事例を取り出して書く。理解→記憶のためのカード。
  ※弱点カード・・・何回やっても間違えてしまう箇所を記録。弱点補正のためのカード。

45.暗記カードをつくる際のポイント・・・理由を考えながらカードをつくろう
 ・そこにストーリーが生まれ、記憶が長持ちする

46.暗記のテクニック「九九方式」と「頭出し記憶法」・・・100回以上繰り返し声に出す
 ・繰り返し口で唱えるときは、椅子に深く座り、名僧がお経を唱える気分で

47.暗記のテクニック「語呂合わせ方式」・・・気に入った語呂合わせをつくってみよう
 ・語呂合わせは、自分の暮らしにからませて、自前のものをつくると理想的

48.暗記のテクニック「数字変換法」・・・「ヒトミノムコ」「イーヤフタマデ」・・・
 ・数字に意味を与える。0から9までの数字にカナを割り当てて覚える。

49.“ノー・メモ・デー”で脳を鍛えれば記憶力がアップする
 ・1ヶ月に1日、脳の外部装置を外してみよう。

50.時間を置いて復習するほうがよく記憶される。・・・「記憶のレミニッセンス」でも実証されている
 ・時間を置いた復習で、勉強した記憶はより定着する!(バラード=ウィリアムズの実験)

51.マーキングには2つの役割がある・・・重要箇所を表示しながら、決意表明(ここは絶対覚えるぞ)をしている。

52.現代の弘法なら筆を選んでいた・・・ボールペン、鉛筆とはサヨナラしましょう
 ・おすすめ用具は、蛍光ペン、サインペン、マーカー
  色が目立つ、色で内容の区分ができる=ひとめで脳が理解する、行全体の塗りつぶしと単なる線引きの使い分けができる
 ・一応7色をそろえるが、主に使うのは赤・青・黄・緑の4色
 ・1回目は黄色でマークし、2回目以降はほかの濃い色で重ねてマークしてもいい

53.キーワード方式かキーセンテンス方式か・・・断然キーセンテンス方式がいい
 ・キーセンテンス方式が望ましいが、その上で気をつけるべきこと
  ①ともすればマーク部分が長くなるので、意識して少なくすること
  ②なぞって読めばわかるので記銘(記憶)の努力を省略してしまうことがある
  ③したがって、読みながら「覚える作業」を意識的に行うこと

54.マークする量は全体の30%が目安になる・・・全面マーキングは、不合格街道への道
 ・マーキング憲法7ヶ条
  ①マーキングの分量は3分の1に抑えるべし
  ②カラフルであるべし
  ③サインペンを使うべし
  ④勉強の初期は黄色で塗るべし
  ⑤勉強が進んだらその上から濃い色で塗るべし
  ⑥キーセンテンスに塗るべし
  ⑦ただし語尾などは極力省略すべし

55.時間には「大、中、小」の3種類がある・・・誰にでもある小時間をうまく使って“勉強名人”になろう
 ・大時間・・・土日休日
        カード・テープづくり、書式・記述式・計算問題の演習、模擬形式の問題演習、
スケジュール上の遅れの挽回
 ・中時間・・・平日の早朝または夜
        基本テキストの学習(主にブル学習)、問題演習
 ・小時間・・・何かの合間(電車、昼休み、風呂、動作の合間など)
        カードによる記銘学習、テープによる記銘学習、勉強の初期にはサラブレッド学習

56.大時間(土・日・休日)は自由に使えるのが取り柄・・・中時間、小時間にはできないことをやろう
 ・大時間の5つの特徴
  ①ボリュームがあるので自由に使える
  ②場所の制限がない(自宅、図書館、自習室、公園。どこでも自由自在)
  ③一定の時間継続して使える
  ④ツール(道具)を使う勉強もできる
  ⑤落ち着いた心理空間を確保できる

57.大時間は、カードやテープの作成に最適・・・意外!「頭」ではなく「手」を使うのが極意

58.計算問題や記述式の解答は大時間にしかできない・・・スケジュールの遅れも大時間で取り戻そう

59.2~3時間の中時間は「読む」「理解する」のブル学習に使う・・・夜より残業フリーの朝が効率的
 ・中時間の5つの特徴
  ①ある程度落ち着いて勉強できる
  ②一定の作業を途切れずに続けられる
  ③原則として自宅(会社、喫茶店も可。机を利用できる)
  ④パソコン、参考書、辞書、カード、テープを活用できる
  ⑤夜より朝がおすすめ

60.中時間の活用は90分刻みが鉄則・・・休憩を取って“学習の高原状態”を防ごう
 ・長時間、休憩を入れないと、脳が勝手に休んでしまい、成果があがらない
  →1時間半ごとのリフレッシュで、学習の効果をUPさせよう!

61.小時間こそ勉強の“黄金時間”だ・・・細切れ時間を利用すれば最難関司法試験も突破できる
 ・至る所に勉強場所あり、「できない」のは「しない」だけ、忙しい人ほどよく勉強する

62.通勤時間という名の小時間活用法・・・通勤「時間」に合わせて、カードとテープを活用する

63.暮らしの中の“お勉強タイム”は使いでがある・・・お散歩、お風呂、おトイレ活用で、合格者が続々と
 ・「お散歩」時間・・・カード学習に適する参考書の内容を思い起こしてみるのもいい
 ・「お電車」時間・・・参考書を速読したりカードの内容を覚えたりする
 ・「お風呂」時間・・・テープやディスクを使って語学の能力をつける
 ・「おトイレ」時間・・・トイレに貼った重要事項キーワード表をじっくり眺める

64.資格挑戦を決めたら最初に前々年の過去問を解く・・・どんな試験なのか、まず把握することが大切
 ①テキストと同時に過去問題集を入手する・・・書店で入手する、ネット上からダウンロードできる場合もある
 ②いきなり前々年の過去問で力試しをする・・・前年の過去問は、直前期の実力判定に使用するため温存しておく

65.最初のトライで、合格可能性と必要学習時間が判定できる・・・30%の得点があれば1年合格も十分可能

66.過去問を解けば“敵の正体”がつかめる・・・試験の内容、範囲、問題の形式などを見極めよう

67.過去問研究は、最低でもアウトプット学習の3分の2を充てよう・・・「正解はどれか」ではなく「なぜ正解か」こそが大切
 ・正解を当てても満足しないで、さらに追求する。なぜ正解なのか?なぜ不正解なのか?理由がわかってはじめて納得
  →類似問題の解き方も応用できる、初見の問題でも推測する手がかりになる。

68.前年の問題は、試験の直前に解いてみるのがいい・・・その結果で、直前の追い込み方法を変化させる
 ・自前の模擬試験で実力判定してみる
  ※前年度の過去問題を使う
  ※本番と同じ時刻にはじめ、同じ時間割で行う
  ※本番1ヶ月前から1週間前までに実施
 ・その結果を勉強法に反映させる
  ※得点率70%以上・・・今まで通りの勉強でいい。勝利をより確実にするため気を抜かずに
  ※得点率50~69%・・・合格の可能性は半分。できたら休暇を取って、“特別受験体制”をひく
  ※得点率49%以下・・・一発勝負をかけるしかない。テキストのマーク箇所(基礎部分)を繰り返し読み込む。問題演
習は1問おきにやる

69.人生計画とかかわる合格時期の設定の仕方・・・知っておきたい「標準時間」

70.「標準学習時間」に足りなくても、挑戦するのがいい・・・3分の2の期間があれば、合格は夢ではない

71.インプット3分の2、アウトプット3分の1が最適バランス・・・テキスト学習と問題演習は、車の両輪
 ・インプット期にも、知識の確認のために、ミニテストのような問題演習を織り込むといい
 ・アウトプット期にも、カード学習や横断学習のような復習的インプットを織り込むこと

72.模擬試験は2、3回受けよう・・・規模の大きい統一模試がおすすめ
 ・本番の予行演習として極めて有効
 ・ただし、出題傾向や問題のレベルが本番と同じとは限らない
 ・合否判断は低めに通知されるので、落胆しないこと

73.「書き出し」と「結び」はパターンでいこう・・・資格試験の論作文は面白く書いてはいけない
 ・型にはまったパターン化した文章のほうが、試験官はいい点数をくれる
 ・書き出し・・・端的に結論から述べる
・結び・・・最後に結論を繰り返す

74.「起承転結」ではなく「序破急」のほうが時代に合う・・・結論を真っ先に持ってくるのが現代の文章作法

75.書くのが苦手なら箇条書きでまとめよう・・・構成の破綻は書き方次第で繕える
 ・箇条書きのメリット
  ①読む人の頭に入りやすい
  ②個々の内容がバラバラでも①②③・・・とあるとまとまりが感じられる
  ③採点官も、短時間で採点できるので好印象をいだく
  ただし一つ一つの内容がありきたりすぎると、箇条書きのよさが生きてこない

76.「したがって」「しかし」―接続詞を上手に使おう・・・「そして」を多用する人は注意。論理性が弱いかも

77.ダイエットすれば文章もスリムになる・・・「1文」=「1内容」を身につけよう

78.60分で論作文を書くときの注意点
・・・10分(テーマの理解と答案構成)、43分(実際の答案作成)、7分(誤字・脱字の訂正)の時間配分が理想だ。

79.60分の論作文を45分で書いてみよう・・・高地トレーニングを論作文の訓練に応用する

80.なんでもいい、断片的な材料をすべて書き出す・・・頭の中で考えずに紙に書いて考えよう

81.「捨てるか捨てないか」で迷ったら捨てる・・・決断一つで、時間がこんなに節約できた

82.2段階読書なら、新聞すべてを30分で読める・・・新聞の情報とインターネットの情報はこう使いわけよ
 ・1段階
  ①新聞を机の上で見開きにする
  ②全面を数分でとらえられるように立ったままで目を通す
  ③1つの見開きを見終わったら次の見開きに移る
 ・2段階
  ④時間の許す範囲で重要記事の本文に目を通す
  ⑤緊急でないもの、長い解説記事などには付箋をつけておいて、その日の午後などに読む

83.新聞切り抜きの7つの道具はこれ・・・記事の位置で、定規、ハサミ、カッターを使い分ける

84.緊急の切り抜きは手でやろう・・・横に強く折れ線をつけると、手でも容易に切れる

85.合格後をにらんだ情報整理術・・・他人の力を借りるときは、自分基準を「見える化」する 

榊原式スピード思考法(榊原英資)

2009-08-22 23:02:53 | 勉強法
◎考える力をつけるスピード思考術

01 何がわからないかを正確につかめ
   ・知的謙虚さをもち、知ったかぶりをしないこと。
   ・重要なことは「何がわからないか」を知ったところから、「考える」とい
    う作業を始めること。

02 わからないことは聞け
   ・理解している人は、易しく説明できる。聞く側も遠慮せずに、単純な問い
    をどんどん発して、わかるまで聞く。
   ・「質問されること」もとても重要。聞かれる相手にとっても非常に勉強に
    なる。

03 わからないことを調べろ
   ・信頼できる専門家の意見を参考にして自分で調べること。

04 常識を疑え
   ・常識を疑うという姿勢をもっていないと、いつまでも自分の無知に気づけ
    ない。
   ・交渉も、違いを捨て去った上で、常識に捉われず、白紙の頭で同じステー
    ジに立つこと。
   ・相手の立場を想像して考えを読むことで妥協点が必ず見えてくる。

05 自分で確認できないことは信じるな
   ・自分で確認してもいないことを、風潮にあおられて迎合してはいけない。
   ・必要なのは、自分が“わかっていない”ということを素直に思い起こし、
    「本当かな?」と疑問を抱いてみること。
   ・すべての問題について、あらゆる議論があり、あらゆる意見がある。
   ・「考える力」というのは、そういった世間の風説に惑わされず、事実をき
    ちんと見つめ、自分の頭で自分の意見を導き出すこと。

06 物事ほとんどグレーと思え
   ・“グレーである”ということを常に前提として、私たちは「では、自分は
    どう考えるか」という判断をしていく必要がある。

07 常に逆の立場で考える
   ・本当に能力のある人は、やはり進んで少数派になることができる。

08 ほとんどのことに解答はない
   ・人間の選択は常に間違っている可能性がある。
   ・環境変化のスピードに対応したものだけが常に生き残る。ビジネスもスポ
    ーツも環境が常に変わっているのだから、今日成功したパターンが明日も
    通用するとは限らない。常に勝利パターンを変えていく必要がある。

09 ディベートの訓練をせよ
   ・いかに納得できる論拠をもって人を動かすことができるかという、「考え
    る力」を訓練する必要がある。

10 絶対的真理などない
   ・いつまでも一つの価値観に縛られず、常に「常識」や「いままでの絶対的
    真理」を飛び越えて発想する能力、スピード感あふれる思考力が必要。

11 科学的結論は常に暫定的
   ・科学的な真実にしろ、一般的に「正しい」と受け止められていることにし
    ろ、常に“検証する”という態度をもっていなくてはならない。

12 常に実験をしろ
   ・ビジネスにおける実験の場は「現場」である。現場におりていって、実
    際の状況を自分の目で見ることが大切。
   ・その際、常に、「絶対的な真理などないんだ」ということを頭にいれ、目
    の前で起こっている事実をありのままに受け取っていく態度が重要。
   ・必要なのは、何度も根気よく仮説と検証を頭の中で繰り返していける「考
    える習慣」づくり。


◎考える力をつけるスピード習慣術
 
13 君子は豹変する
   ・仮説・検証を繰り返していけば、いままで自分が考えてきたことや、培
    ってきた理論を覆さなければならないこともしばしばある。そうした時に
    覆すことができる人こそ、スピード思考ができる人、本当に考える力のあ
    る人。
   ・いままでと違うことが起こったときに、それに対応して自分の意見を変え
    られるやわらかさが必要。
   ・とにかく決めてスピーディに行動しなければならない。それが難局に直面
    したリーダーの役目。重要なのは、間違っている可能性もあることを常に
    頭に置きながら、確率の高いほうをスピードを落とさず選択していくとい
    うこと。
   ・君子というのは、常に自分が間違う可能性があるということをわかってい
    る人のこと。「豹変」というくらいだから、変えるときはパッと鮮やか
    に、ただちに変更しなければならない。   

14 論理に感情をまじえるな
   ・考えるときは好き嫌いの感情をできるだけ排除し、あくまでも冷静な論理
    で導き出した確率によって、選ぶべき判断を実行していかなければならな
    い。
   ・仕事においては、論理的に考え、常にその時点で最高の成果を出すため
    に、一番自分の目的にふさわしい人を選んでいくべき。自分がその人をど
    う思うかなどはあまり関係ない。
   ・仕事において「100%人を信じる」ということをできるだけしないこ
    と。「いい部分」を見て人と接していくべき。

15 感性は別のネットワークで
   ・人を説得するためには、どうしても論理に加え感性的なものも必要。
   ・感性的な部分を鍛えるには①感動体験を脳の中に実体験として記憶させて
    いくこと、②ユーモアのセンスを磨くこと(すべてを笑って受け止められ
    るような余裕が大切)。

16 経験をできるだけ整理しろ
   ・1週間のうちに起こったことを週末に整理してみれば、その間のあらゆる
    変化が確認できるし、自分が現在いるポジションも見えてくる。 
   ・歴史を学ぶ。

17 勘を信じろ
   ・豊富な経験に基づいた勘を重視しつつも、できるだけその勘を裏付けるよ
    うな論理を「考える力」によってつくりだすことが重要。感性の部分と論
    理の部分を統合することによって、はじめて成功率の高い選択を導き出す
    ことができる。

18 経験を横に紡げ
   ・自分の専門分野とは別に、異質なことを経験していけば、それだけ「考え
    る力」も豊かなものになっていく。

19 異分野に興味をもて
   ・異分野といってもどこかでつながっているケースが少なくない。
   ・異質なことを学ぶには、自分と異分野の人であるとか、違う価値観を積極
    的に聞いてみるのが効果的。
   ・大切なのは自分自身の好奇心を爆発させること。

20 世の中はわからないから面白い
   ・成功した人は、“わからないからできない”と立ち止まった人ではなく、
    やはり“一体何が起こるんだろう”とワクワクして冒険に向かうことがで
    きた人。

21 知識はあればあるほどよい
   ・創造力を開花させるためにこそ、豊富な知識が必要。
   ・本を読む習慣をつける。

22 創造力とは知識の組み合わせを変えること
   ・創造力というのは知識の組み合わせを変えること。十分な知識がなければ
    創造力などつくはずがない。創造力と思いつきを混同してはいけない。暗
    記中心の勉強も意味のないことはない。


◎考える力をつけるスピード訓練術
 
23 年齢に関係なくいつでも暗記しろ
   ・脳細胞に老化はない。「覚えているもの」と「忘れてしまったもの」の差
    は、反復回数の度合いにある。

24 暗記と復習で脳を活性化しろ
   ・テストのたびに教科書を見直すのも、予習・復習と何度も科目を反芻させ
    られるのも、それはそれでとても意味のあること。

25 運動でも脳は活性化する
   ・有酸素運動をやれば脳に酸素が供給され、脳細胞が活発になる。
   ・頭を使って働く人は、絶対に体のほうも使う習慣をつくるべき。

26 継続こそが力
   ・継続すれば、そのことに使われる思考パターンが、脳の中に定着してい
    く。
   ・趣味であれ仕事であれ好きであれば継続できる。

27 無理はするな
   ・継続するためのコツの一つは、自分のキャパシティよりちょっと上くらい
    を目指すこと。
   ・一度決意したことが長く続かないのは、皆、ムリなスケジュールを立てす
    ぎるから。

28 遊ぶときは遊べ
   ・いざというときの集中力を高めるには、ムリをしない。適度に休んだり、
    遊んだりしてリフレッシュする。
   ・残業続きなどマンネリな習慣が集中力を妨げ、かえって効率を悪くする。

29 失敗を恐れるな
   ・新しいことを始められる人がどんどん伸びていく。常に“ダメもと”でな
    いと、新しいことなどできない。
   ・結局はやってみて判断していくしかない。
 
30 失敗が進歩の源泉
   ・どんな成功も、実は失敗の延長に存在している。
   ・失敗すれば、そこから必ず新しい発見が生まれる。新しいことにどんどん
    チャレンジして、どんどん失敗していった方がいい。
   ・ただし、挽回不可能な大きな失敗はしないよう、冷静な頭でリスクを軽減
    するための措置をとれる論理的な思考も必要。

31 毎日自分でプランをつくれ
   ・実行プランがなければ、どんな夢もすべて“思い描くだけ”になってしま
    う。1年くらいの短期的な目標をしっかり描く。
   ・目標に集中できるよう、決めたこと以外は極力、人に任せる。
   ・一日、一か月、半年、一年と、現実に実行可能な計画を立てて実行してい
    くことが、なりたい自分や成し遂げたい仕事に近づくために重要なこと。

32 日程を人任せにするな
   ・短期の目標を確実に実行するために重要なことは、優先順位をしっかり固
    めること。そのためには自分の時間を自分で主体的に管理していくことが
    必要。
   ・仕事と食事と睡眠をきちんとスケジューリングすることが重要。

33 テレビは原則観ない、観たいものを決めろ
   ・漠然とボーッとして過ごすような時間があれば、できるだけそれを排除す
    べき。

34 会議はできるだけ短く
   ・「イエス・オア・ノー」という話で打ち切っていく
   ・会社で行われている慣習的な会議に振り回されないようにする。重要なこ
    とは何かを知り、ポイントをしっかり押さえておけばいい。
   ・本当に大切なのは、頭の切り替えを瞬時にやること。    

35 読んで書け
   ・本当は上の人だったら、ペーパーなどは自分で書き、下の人たちに「これ
    でどうだ」と見せてやったほうがいい。
   ・書くために読むことも必要。読書の習慣をつけるべき。
 
36 書くことで頭を整理しろ
   ・書くことによってアイデアが広がり、それが自分の仕事を押し上げてき
    た。
   ・書いていくことで自分の仕事における可能性や問題点などに気づき、それ
    によって思考を整理・発展させていくことができる。
   ・最初はノートのようなものをしたためていく感覚でいい。

37 人の話を聞くときはメモをとるな
   ・授業やセミナーで、まず重要なのは聞いて、考えるということ。メモと言
    うのはその合間にすればいい。


◎考える力をつけるスピード行動術

38 ディベートを楽しめ
   ・話すという観点からは、論理的思考を組み立てる訓練になる。一方で、相
    手の話を聞いて反論するという観点からは話を聞きながら考えることの訓
    練にもなる。
   ・相手の反応を読んだり、話の矛盾に瞬時に気づくような能力も必要になる
    ので、論理だけでなく感性も鍛えられる。
   ・選ぶべきは、自分と違う意見を持っていて、しかもレベルの高い人。自分
    の論理の盲点を見つけ、アイデアをブラッシュアップさせて、再び議論に
    臨む。これをやっていけば間違いなく人は成長できる。
   ・特に上の人間ほど、“自分と合わない人”を大切にすべき。

39 頭の固い奴は避けろ
   ・頭の固い人は頭の固い人として、避けるなり、かわすなり、ようするに
    “ぶつからない工夫”をしていくだけ。
   ・上司の頭が固い場合は、自分自身の実績や能力を高めることに集中する。
   
40 異質なものは最高の栄養
   ・自身が「頭の固い人」にならないためには、価値観や環境の違う人たちの
    意見を積極的に聞き、いろいろな立場からの思考ができるようになる努力
    が必要。
   ・自分のまわりに頭のやわらかい人が多ければ多いほど、本人が成長する。

41 頭はできるだけやわらかく
   ・専門性を追求することも大切なことだが、現在のように先の読めない時代
    になると、専門を超えた新しい考え方も求められる。“専門以外のこと”
    が意外とプラスになることも少なくない。

42 連想をしろ
   ・仕事からちょっと離れたところに、いくつかのポケットをつくっておく。
    そうやって「異質な情報」を吸収していくことが大切。
   ・覚醒する前のウトウトした状態のときであれば、夢もしっかり頭にとどめ
    ておくことができる。
   ・早朝に起きて朝の活動時間を長くしたほうが、創造的な活動は多くでき
    る。

43 あきらめるな
   ・失敗は失敗ではなく、成功するためのプロセス。
   ・可能性のあるうちは、とにかく失敗したことを分析し、仮説と検証を繰り
    返していくこと。
   ・時には撤退も必要。「あきらめないこと」と「あきらめるべきこと」の見
    極めをはっきりすることも大切。
   ・挑戦、失敗、撤退のプロセスを続けていくうちに道は開ける。

44 攻撃も退却もすばやく
   ・ずっと続けていたことから退却するには、オーガナイズされた洞察力と、
    経験によって蓄積された勘が必要。
   ・退却の時に何より重要なのはスピード。「売れないな」と思ったら一度引
    いて戦略を立て直した方がいい場合がいくらでもある。
   ・攻めるときは攻めるときで一気にいかなければならない。波に乗ったほう
    がメリットが出る場合が多い。

45 自分のポジションを知れ
   ・主観を捨てて、自分を一種の商品のように冷静に観察する。
   ・人が期待している要素に応えることが、市場において自分を売るというこ
    と。ただし振り回されないように。

46 日本をアピールせよ

47 世界の中の日本を考えよ

48 日本人の感性で闘え

49 ユニークさを活かせ

50 考えて考えて、考えぬけ


究極の速読法(松崎久純)

2009-07-04 10:11:22 | 勉強法
ステップ1 プレビュー(3~5分)

(1)カバー、袖、帯・・・見てはずす
   ハガキ、しおり・・・取る

(2)ページ数確認

(3)奥付、著者紹介、前書き、後書き、解説、索引、参考文献など

(4)目次をじっくり見る
   章立て、構成を把握する


ステップ2 オーバービュー(10分)

(1)1ページずつ、はじめから終わりまで見る
   ・「どんな言葉が使われているか」
   ・同じペースで、リズミカルに
   ・読まずに見る
   ・ページを飛ばさない
   ・内容に見当をつける

(2)もう一度、繰り返す
   ・見出し、小見出し、太字
   ・1回目よりも意識的にキーワードを拾う
   ・構成、分量を把握しながら
   ・まだ読まない

(3)目次を見直す


ステップ3 スキミング1(10~15分)

(1)1回目のスキミング
   ・必ず指を使い、はじめから終わりまで1ページずつ書いてあることを追っていく
   ・キーワードの周辺、気になるところの周辺だけを読む
    (ここではじめて本文を読む)
   ・見出し、小見出し、太字、キーワード、図表、グラフなど
   ・読みすぎない
   ・全体を把握するつもりで
   ・目次を確認しながら

(2)ドッグイヤー、付箋


ステップ4 スキミング2(10~15分)

(1)どのように読むのか決める
   a 質問設定型
     質問を設定し、その答えを探す
   b 受身型
     書いてあること、著者の述べるポイントをひと通り読む

(2)2回目のスキミング
   ・もう一度スキミングする
   ・aかb、いずれかを意識して行う


ステップ5 スピードリーディング(30~40分)

(1)スピードリーディングする
   ・本全部またはドッグイヤー、付箋をしたページをスピードリーディングする
   ・目次、全体を見て、攻勢を確認しながら

(2)ペーサーとブロックを使う

(3)ペンでチェッキングする

(4)リーディングのスピードを使い分ける


ステップ6 レビュー(10分)
   チェッキングした箇所だけ読み返す
   ※ここがあなたに必要だった箇所です

竹中式マトリクス勉強法(竹中平蔵)

2009-06-21 10:15:19 | 勉強法
○マトリクス勉強法
 ・①天井がある勉強と②天井がない勉強
 ・③人生を戦うための武器としての勉強と④人間力を鍛えるための人と人を結ぶ
  勉強
 ・①×③=A:記憶勉強、②×③=B:仕事勉強、①×④=C:趣味勉強、②×④
  =D:人生勉強

○竹中式勉強法9の極意
 1.常に目標を2つ持て・・・直近の目標の追求とビッグピクチャーを描くこと
 2.逆算して計画せよ・・・すべての勉強に締切りを設定し、スケジュールを逆
              算方式で管理する
 3.何事も基本がすべて・・・どんな分野にせよ、自分にとってのベーシックを
               確立していれば、たとえ状況がどのように変化し
               ても、惑わされることはない
 4.よきライバルを持て・・・同時に自分にとっての批評家を持ち、改善すべき
               ポイントを指摘してもらう
 5.メモを持ち歩け・・・自分の頭を信用しない
 6.時間は作るもの・・・宴会を抜け出す、本当に重要な情報はやはり人が握っ
             ているので人に会う、現地に行く
 7.人と群れるな・・・知的生活を妨げるのは、意味もなく人と群れること。自
            分の知的好奇心を刺激してくれる人とだけ積極的に付き
            合う。本・雑誌であれば特定の著者・コラムなどの「定
            点観測ポイント」を探す。
 8.自分のためにカネを使え
 9.よく寝よ・・・睡眠不足は知的生活の敵

○竹中式記憶勉強法5の極意
 1.暗記と基礎を繰り返せ・・・参考書ではなく問題集を何度も解き暗記
 2.早く始めよ・・・人より早く始めた者が必ず勝つ
 3.資格試験を使え・・・ちゃんと勉強しさえすれば、必ず天井まで行けるプロ
             グラムになっている
 4.「日本は楽だ」と思え・・・日本は入試歴社会であって学歴社会ではない
 5.自分でノートにまとめよ・・・人任せにせず、必ず自分でまとめよ。それが
                 トレンドや要旨をつかむコツ。

○竹中式英語勉強法7の極意
 1.暗唱せよ
 2.辞書を引け
 3.真似よ
 4.進んで試練を受けよ
 5.一番前の席で聞き、最初に話せ
 6.子どもに学べ
 7.聞き返して、質問しまくれ

○竹中式経済勉強法9の極意
 1.間口は広いぞ・・・自分の関心があるテーマから掘り下げていけば、いくら
            でも身近になる
 2.天井は高いぞ・・・経済社会は予測不能で、それだけ天井が高い
 3.勉強会を使え・・・政治・経済を包括的に学ぶには、「耳学問」と「読み書
            き」の両軸から責める必要がある。
 4.新聞は同じコラムを読み続けろ
 5.逆転の発想で考えよ・・・「法律のほうが変わるだろう」とか「我々にでき
               ることは、隣の人にでもできる」と逆説的に考える
 6.庭師の発想で考えよ・・・具体的な対案を出すのが議論の掟
 7.連立方程式で予測せよ・・・「風が吹けば桶屋が儲かる」
 8.情報源は本家が一番いい・・・情報は一次情報を重視
 9.自分のこだわりポイントを持て

○世界に通じる勉強5の極意
 1.聞き上手になれ・・・聞き上手の人は、労を取らずして貴重な情報が得られる
 2.常に頭を使え・・・頭の中に点在する知識や情報を繋ぎ合わせる
 3.できる経験は進んでしろ・・・リアルを知った経験は大きい、“雑用のでき
                 ること”こそが、どこに行っても使える汎用
                 性の高いスキル
 4.誰と働くかを考えろ・・・仕事仲間の質にこだわる
 5.仲間は取捨選択しろ・・・「高め合いのネットワーク」は、まず一人一人が
               自立していることが条件