( この写真は、1978年に初めて行ったトルコ(現ソープランド)「丘」があった池袋東口の路地
裏・・・・ 《2005年10月撮影》 )
【 はじめての方は、 「漫画家アシスタント 第1章 その1」 へ、どうぞ。】
その15 ・・・・・・・・ 2005年11月04日 18時51分 (公開)
ソープランドの料金システムは、受付で払う入浴料と個室内でコンパニオン
に払うサービス料の2回払い方式になっています。
当時の料金相場は安い所で両方合わせて1万3~4千円位( 今もほとんど
変わっていません! )。 高い所で3万円位でした。 80年代のバブルの時
代に6万円、7万円という高級ソープが出てきますが、同時に「エイズ騒動」
がこの業界に大打撃を与えました・・・・。
その後の平成不況下で料金が低く押さえられたまま現在に至っています。
私は聖徳太子( 当時の一万円札 )を握りしめ、ガンさん( 仮名:羽賀 司郎、
東京出身、1978年当時、28歳。氏はこの時オケラでした )に連れられて池
袋東口の路地裏へ・・・。
忘れもしません、池袋東口を出て「耕路」( 喫茶店 )のわきを真っ直ぐ行き、
突き当たりにある牛丼屋の横を入った所に・・・ 「トルコ(現ソープランド)丘」
はありました。
オレンジ色の小さな看板「トルコ丘 入浴料4000円」・・・・・陰気な和風玄
関・・・ 一枚だけの引き戸を開ける・・・ ガラガラガラ・・・・・
ガンさん 「 オレ、待合室で待っててやるから・・・・ 」
私 「 ガンさん、本当に1万円で大丈夫ですか? 」
ガンさん 「 ん・・・? 入浴料4000円で・・・・・ 中が確か・・・ 1万円
だから・・・・・ 」
私 「 た・・・足らないじゃないですか! 」
私は小さな声でそう言ったのだが・・・・・
受付 「 いらっしゃいませェ! 」
中年のボーイさんがニコニコしながらこちらを見ている・・・
とりあえず奥へ・・・・ 入浴料4000円を払う。 ガンさんはボーイさんに
自分は待合室で待っているからと告げる・・・。
私 「 ほ・・・ 本当に後、6000円しかないんですよォ! 」
ガンさんは妙に落ち着いていて、あわてている私を哀れむように見つ
めながら・・・ はっきりと・・・
ガンさん 「 大丈夫。 大丈夫よォYちゃん! 値切ればまけてくれ
るから・・・ 」
私 「 本当に大丈夫なんですかァ・・・? 」
ガンさん 「 大丈夫よォYちゃん、 ホントに! 」
しかし・・・ それは、ウソでした・・・・・!
「漫画家アシスタント 第3章 その16」 へつづく・・・
【 各章案内 】 「第1章 その1」 「第2章 その1」 「第3章 その1」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )
裏・・・・ 《2005年10月撮影》 )
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その15 ・・・・・・・・ 2005年11月04日 18時51分 (公開)
ソープランドの料金システムは、受付で払う入浴料と個室内でコンパニオン
に払うサービス料の2回払い方式になっています。
当時の料金相場は安い所で両方合わせて1万3~4千円位( 今もほとんど
変わっていません! )。 高い所で3万円位でした。 80年代のバブルの時
代に6万円、7万円という高級ソープが出てきますが、同時に「エイズ騒動」
がこの業界に大打撃を与えました・・・・。
その後の平成不況下で料金が低く押さえられたまま現在に至っています。
私は聖徳太子( 当時の一万円札 )を握りしめ、ガンさん( 仮名:羽賀 司郎、
東京出身、1978年当時、28歳。氏はこの時オケラでした )に連れられて池
袋東口の路地裏へ・・・。
忘れもしません、池袋東口を出て「耕路」( 喫茶店 )のわきを真っ直ぐ行き、
突き当たりにある牛丼屋の横を入った所に・・・ 「トルコ(現ソープランド)丘」
はありました。
オレンジ色の小さな看板「トルコ丘 入浴料4000円」・・・・・陰気な和風玄
関・・・ 一枚だけの引き戸を開ける・・・ ガラガラガラ・・・・・
ガンさん 「 オレ、待合室で待っててやるから・・・・ 」
私 「 ガンさん、本当に1万円で大丈夫ですか? 」
ガンさん 「 ん・・・? 入浴料4000円で・・・・・ 中が確か・・・ 1万円
だから・・・・・ 」
私 「 た・・・足らないじゃないですか! 」
私は小さな声でそう言ったのだが・・・・・
受付 「 いらっしゃいませェ! 」
中年のボーイさんがニコニコしながらこちらを見ている・・・
とりあえず奥へ・・・・ 入浴料4000円を払う。 ガンさんはボーイさんに
自分は待合室で待っているからと告げる・・・。
私 「 ほ・・・ 本当に後、6000円しかないんですよォ! 」
ガンさんは妙に落ち着いていて、あわてている私を哀れむように見つ
めながら・・・ はっきりと・・・
ガンさん 「 大丈夫。 大丈夫よォYちゃん! 値切ればまけてくれ
るから・・・ 」
私 「 本当に大丈夫なんですかァ・・・? 」
ガンさん 「 大丈夫よォYちゃん、 ホントに! 」
しかし・・・ それは、ウソでした・・・・・!
「漫画家アシスタント 第3章 その16」 へつづく・・・
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( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )