( この写真は、東京、JR線目白駅です。左手に学習院があり、右手に10分ほど歩くとJ・Aプロ
が入っているマンションがあります。《2005年9月撮影》 )
その8 ・・・・・・・ 2005年09月15日 18時39分 (公開)
J・Aプロで初めて描いた漫画背景は1pの大ゴマ「小川と蔵のある町」
でした。
そのペンタッチとスクリーントーン処理がスタッフ一同を驚かせた(全然
驚いていない人もいましたが・・・)のは私のウレシイ思い出の一つです。
今でも信じられないのは、その背景が後に導入されるコピー機によって、
20年以上にも渡ってコピーされて使用されつづけた事です。(ちなみにコ
ピー機を使用するのはJ先生)
私と同じように20年以上前に描いた背景が使用されるカンさん(仮名:菅
原 浩二、神戸出身、現在52歳、アシスタント歴36年の最古参。)は、「昔
の背景使われるのは、恥ずかしいなぁ・・・ 普通、こんな古い背景使うか
ぁ・・・?」と、苦笑い。
さて・・・ 今回はこのカンさんの思い出を少し・・・。
誰でも生まれて初めてする仕事の面接は、生涯忘れられない記憶として、
残るように、有名な作家に師事した時の記憶もとても鮮明です。カンさん
がJ先生に初めて会った時の記憶も・・・・・・
1969年 昭和44年、カンさん16歳(当時、私はまだペンの使い方も知らな
い14歳の中学生だった!)の初夏・・・・。
東京某所の染色工場で丁稚奉公(ただ同然でこき使われる)していたカン
さんは漫画家への夢をいだいて、当時あこがれていた横○光輝先生に師
事しようと(J先生ではない!)、原稿を持って出かけたのです・・・・。
横○先生 「君。・・・才能無いから、故郷へ帰んなさい。」
と、あっさり言われ・・・16歳のカンさんあえなく沈没・・・。
しかし、すぐ次の作家の所へ・・・
『 ここから一番近くてすぐに行ける漫画家の家は何処かなぁ・・・ 』
ノートにはJ・A先生の住所が・・・・・。
ただ単に近かったから・・・ 自分の人生(36年間!)を託す事になるJ・Aプ
ロにこうしてカンさんはやって来ます・・・。
「漫画家アシスタント物語 第3章 その9」 へつづく・・・
【 各章案内 】 「第1章 その1」 「第2章 その1」 「第3章 その1」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )
このページへのコメント 【 計 4 】
目白駅 (華)
2005-09-19 17:15:52
目白の駅も様相を大きく変えたものです。
私は小さな頃の記憶にある目白駅の方が好きでした。
気持ちの良い音を鳴らす切符切りが真ん中にいてその左右に改札があって、季節になると目白駅左奥の通路に目白小学校生徒制作のカカシが並んでいて、それを学校帰りに見るのが好きでした。
駅前で偽造テレフォンカードを売っていた外国人達ももはや良い思い出です・笑
なつかしの目白駅・・・・ (yes)
2005-09-20 22:48:49
華さん、以前の目白駅の思い出ありがとうございました。
本当は古い目白駅の写真がいいのですが、残念ながら当時は、
まさか自分がサイトを持つ事になるとは夢にも想像していなか
ったので、駅の写真を撮っていませんでした。
結構いい感じの駅でしたよね。 私も当時の駅に一つ忘れられ
ない思い出があります。 夜、仕事場からの帰り道にものすご
い雷雨にあった時の事です・・・・・
改札口に駆け込むと、なんと駅が停電(落雷事故!)しているの
です! 勿論電車も止まっています。 私はしばらく改札を入
った通路にいました。 10数人のお客が私と同じように通路に
立ちつくしています。
そして、暗い駅内を懐中電灯をもった駅員が走り回っています。
雨風はものすごく吹き込んで来ます。 駅前の軒下(キップ売
り場の前あたり)には大勢の通行人(3,40人)が豪雨から身を隠
していますが、強風にあおられたドシャ降りの雨がザアザアと
横なぐりに吹き込ん来るため、みんなびしょ濡れです。 と、
その時・・・!
「みなさ~んッ! 入ってくださ~いッ! どうぞ中に入って
くださ~いッ!」
駅長らしき人が大きな声で外の人たちに叫びます・・・!
駅前で風雨にさらされている通行人をどんどん改札口から駅構
内に招き入れたのです! 当然、私の周りは駅前の軒下にいた
通行人でいっぱいになります・・・。 駅前は相変わらず、ものす
ごい風雨が吹き荒れています。 でも、もう外に人はいません。
集中豪雨、強風、落雷、停電、パニック時における目白駅員の
判断力に関心したものでした・・・。
今のキレイでシャレた「目白駅」は、これからどんな思い出を
利用者に与えてくれるのでしょうか・・・・・・
Unknown (YASU)
2005-09-21 11:01:31
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sakui/mejiroeki.html
昔懐かしい、目白駅周辺です。
昔はアーケイドもあって雨に優しい町でしたね
YASUさん、コメントどうもありがとう。 (yes)
2005-09-23 04:02:53
目白通りの古い写真が見られるサイトを紹介していただき、あ
いがとうございました。 目白駅のなつかしい風景を見ること
ができてとても良かったです。
ちなみに、昔あったアーケードが今は無くなってしまったのは、
なぜなんでしょうか・・・? ボロボロのアーケードだったから・・
・・まあ、しょうがないのかもしれませんが・・・・・・。
アーケードが無くなってしまった事もそうですが、あの狭い歩
道に止めてある放置自転車、なんとかできないんでしょうか・・・
あれは目白通りのガンだと思いますよ・・・・ ホント・・・・。
が入っているマンションがあります。《2005年9月撮影》 )
その8 ・・・・・・・ 2005年09月15日 18時39分 (公開)
J・Aプロで初めて描いた漫画背景は1pの大ゴマ「小川と蔵のある町」
でした。
そのペンタッチとスクリーントーン処理がスタッフ一同を驚かせた(全然
驚いていない人もいましたが・・・)のは私のウレシイ思い出の一つです。
今でも信じられないのは、その背景が後に導入されるコピー機によって、
20年以上にも渡ってコピーされて使用されつづけた事です。(ちなみにコ
ピー機を使用するのはJ先生)
私と同じように20年以上前に描いた背景が使用されるカンさん(仮名:菅
原 浩二、神戸出身、現在52歳、アシスタント歴36年の最古参。)は、「昔
の背景使われるのは、恥ずかしいなぁ・・・ 普通、こんな古い背景使うか
ぁ・・・?」と、苦笑い。
さて・・・ 今回はこのカンさんの思い出を少し・・・。
誰でも生まれて初めてする仕事の面接は、生涯忘れられない記憶として、
残るように、有名な作家に師事した時の記憶もとても鮮明です。カンさん
がJ先生に初めて会った時の記憶も・・・・・・
1969年 昭和44年、カンさん16歳(当時、私はまだペンの使い方も知らな
い14歳の中学生だった!)の初夏・・・・。
東京某所の染色工場で丁稚奉公(ただ同然でこき使われる)していたカン
さんは漫画家への夢をいだいて、当時あこがれていた横○光輝先生に師
事しようと(J先生ではない!)、原稿を持って出かけたのです・・・・。
横○先生 「君。・・・才能無いから、故郷へ帰んなさい。」
と、あっさり言われ・・・16歳のカンさんあえなく沈没・・・。
しかし、すぐ次の作家の所へ・・・
『 ここから一番近くてすぐに行ける漫画家の家は何処かなぁ・・・ 』
ノートにはJ・A先生の住所が・・・・・。
ただ単に近かったから・・・ 自分の人生(36年間!)を託す事になるJ・Aプ
ロにこうしてカンさんはやって来ます・・・。
「漫画家アシスタント物語 第3章 その9」 へつづく・・・
【 各章案内 】 「第1章 その1」 「第2章 その1」 「第3章 その1」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
( 但し、第1~3章は『縮小版』になります )
このページへのコメント 【 計 4 】
目白駅 (華)
2005-09-19 17:15:52
目白の駅も様相を大きく変えたものです。
私は小さな頃の記憶にある目白駅の方が好きでした。
気持ちの良い音を鳴らす切符切りが真ん中にいてその左右に改札があって、季節になると目白駅左奥の通路に目白小学校生徒制作のカカシが並んでいて、それを学校帰りに見るのが好きでした。
駅前で偽造テレフォンカードを売っていた外国人達ももはや良い思い出です・笑
なつかしの目白駅・・・・ (yes)
2005-09-20 22:48:49
華さん、以前の目白駅の思い出ありがとうございました。
本当は古い目白駅の写真がいいのですが、残念ながら当時は、
まさか自分がサイトを持つ事になるとは夢にも想像していなか
ったので、駅の写真を撮っていませんでした。
結構いい感じの駅でしたよね。 私も当時の駅に一つ忘れられ
ない思い出があります。 夜、仕事場からの帰り道にものすご
い雷雨にあった時の事です・・・・・
改札口に駆け込むと、なんと駅が停電(落雷事故!)しているの
です! 勿論電車も止まっています。 私はしばらく改札を入
った通路にいました。 10数人のお客が私と同じように通路に
立ちつくしています。
そして、暗い駅内を懐中電灯をもった駅員が走り回っています。
雨風はものすごく吹き込んで来ます。 駅前の軒下(キップ売
り場の前あたり)には大勢の通行人(3,40人)が豪雨から身を隠
していますが、強風にあおられたドシャ降りの雨がザアザアと
横なぐりに吹き込ん来るため、みんなびしょ濡れです。 と、
その時・・・!
「みなさ~んッ! 入ってくださ~いッ! どうぞ中に入って
くださ~いッ!」
駅長らしき人が大きな声で外の人たちに叫びます・・・!
駅前で風雨にさらされている通行人をどんどん改札口から駅構
内に招き入れたのです! 当然、私の周りは駅前の軒下にいた
通行人でいっぱいになります・・・。 駅前は相変わらず、ものす
ごい風雨が吹き荒れています。 でも、もう外に人はいません。
集中豪雨、強風、落雷、停電、パニック時における目白駅員の
判断力に関心したものでした・・・。
今のキレイでシャレた「目白駅」は、これからどんな思い出を
利用者に与えてくれるのでしょうか・・・・・・
Unknown (YASU)
2005-09-21 11:01:31
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sakui/mejiroeki.html
昔懐かしい、目白駅周辺です。
昔はアーケイドもあって雨に優しい町でしたね
YASUさん、コメントどうもありがとう。 (yes)
2005-09-23 04:02:53
目白通りの古い写真が見られるサイトを紹介していただき、あ
いがとうございました。 目白駅のなつかしい風景を見ること
ができてとても良かったです。
ちなみに、昔あったアーケードが今は無くなってしまったのは、
なぜなんでしょうか・・・? ボロボロのアーケードだったから・・
・・まあ、しょうがないのかもしれませんが・・・・・・。
アーケードが無くなってしまった事もそうですが、あの狭い歩
道に止めてある放置自転車、なんとかできないんでしょうか・・・
あれは目白通りのガンだと思いますよ・・・・ ホント・・・・。