今日は、命日です。
知的なハンディキャップがあり、ずっと5歳くらいのままでした。
いつも、ニコニコしていた兄でした。
都内の通所施設で仕事をしていましたが、親なき後に備え、母が入所施設に兄を入れました。
でも、施設で何者かに暴力を受け、片眼を網膜剥離で失明してしまいました。
なんてことだ・・・
警察を入れることはありませんでした。
母も福祉関係の園長をしているなど、それを妨げる濃厚な人間関係がありました。
その後、兄を守ってくれる職員が尽力してくれた一方、疑いのある職員がいなくなり、監視カメラを入れるなどして兄の被害はおさまりました。
兄はその後持病などもあり亡くなりました。
でも、兄の病床でいつも思っていたのは、もっと兄を幸せにできなかったかという思いです。
それは、今も変わりません。
障がいのある人間が、地域で暮らしていけること、それは、その命を守ることにつながる。
微力ながら、そのために、力になっていくこと、その思いを、兄の仏前で新たにしています。