やすみますので

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北八ヶ岳

2009-07-30 00:33:05 | 登山グッズ


夏休みを取って北八ヶ岳に行ってまいりました。





Nikon COOLPIX P60


スタートは麦草峠。

ここから登るのは3度目。 いつもはここから白駒池に向かうんだけど、今回は丸山方面へ。
















Nikon COOLPIX P60


直ぐに丸山山頂。

2329mと、そこそこの標高なんだけど、スタートの麦草峠が既に2127mもあるので、「え? もう?」 って感じであっさり到着。














Nikon COOLPIX P60


初日の行程で一番キツい中山峠。

そしてこの峠越え中に衝撃的な事件が。

















Nikon COOLPIX P60


10年以上使っていた登山靴が突然死。

なので写真どころじゃなくなった。 せっかく持っていった NewFM2 もザックから一度も出さず。







Nikon COOLPIX P60


こっちの写真の方が状況が判りやすい。

最初はつま先だけがパカッと口を開いた。 その時点でもう、戻るよりも予定通り小屋へ向かった方が近いし、あの中山峠をまた歩くのも嫌だ。

で、バンダナを巻いて騙し騙し歩き、小屋に着いたら針金かなんかを分けてもらってどうにかならないかと考えていた。

んが、あっという間に踵まで剥がれてソール全体が逝ってしまって写真の状態に。 もうこうなると応急処置とかの次元ではないな。
そう思ったら心も折れたので、この先は写真も無し。


暫くして左足側も同じように剥がれてきたので、それならばと両方ともソールを思い切って取っ払った。
ソールを外した靴底はコルクのような革になっているので、使い込んだ革底のビジネスシューズで登山道を歩いているような感じ。 そりゃぁスベリますわ。
それにこっちは踵も無くなってスリッパの底に近いわけだから、ビジネスシューズで歩くほうがマシかもしれない。

で、その剥がしたソールは左右を合わせてバンダナで縛り、手で持って歩いた。
例えるなら、酔っ払いがお土産の寿司の折り詰めを持って歩いているイメージ。










そんなこんなでヘトヘトになって宿泊する小屋に予定通りの時間に到着。

予定通りに着けたのは、写真を撮る時間を考えて予定に余裕を見ている為。 今回は勿論その分の時間も歩き詰め。



Nikon COOLPIX P60


出迎えてくれた小屋のワンコと並んで池を眺めてホッとする。 ちなみに左が私です。(撮影者は嫁)















Nikon COOLPIX P60


そんなわけで、写真なんて小屋の目の前でのこんな程度。

ちなみに、写っているのは持っている登山道具の中で一番大切にしているグランテトラの水筒。 これも今回の靴と同じ頃に買った。




帰りはその小屋から一番近い登山口まで降りて、タクシーを呼んで自分の車が置いてあるスタート地点まで。
タクシー代で5千円も掛かっちゃったが、山で携帯電話が繋がる事の有り難さを実感。









Nikon COOLPIX P60


自分の車に到着してから一枚。

同じ小屋に一人で来ていた若い女性に貰った紐を巻きつけて降りてきた。 これだけでも滑りやすさは全然違う。

しかしまぁ、こういうロープ状の物は今までちゃんと持っていたんだけど、一度も使った事ないしテント山行をしなくなってからは縛り方すら忘れてしまっているしで、今回は持ってこなかったのだ。

で、そういう時に限って必要になるわけね。 やっぱり省略して良い装備と悪い装備があると身にしみた。


それになにより、靴だけは定期的に専門家にチェックしてもらわないといけないのだなと。

アスファルトを歩くのとは違って、自分のようなハイキングコースオンリーだとビブラムのソールは全くと言っていいほど磨り減らないから、メンテナンスに出すタイミングが判らないのだ。

なので、減った減らないってよりも、年月で交換したほうがいいんだな。 小屋の親父さんも、普段あまり使わない靴はこうなるケースが結構多いよと言ってたし。


まぁとにかく、無事で良かった。
天気が良ければもう少し悔しい思いをしたかもしれないけど、翌日から結構荒れそうな予報だったから良い笑い話で済んだよ。




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