『ガチ☆ボーイ』

今日は映画『ガチ☆ボーイ』を観てきました。

今週観た映画の中で一番よかったです。
帰ってきてから新聞を見たら「ぴあ満足度1位」なんですって。
確かにうなづけます。

もうすでに午前中は上映していなくて、私が観に行ったのは15：15の回。
しかも明日からは夜の上映だけになってしまいます。
ぎりぎりセーフでした。

午前中と比べると観客層が違います。
若者の集団＆カップルがほとんど。
しかも午前中の空き空きに比べて隣の席が一つしか空いていないという状態。

その中で、めいっぱい感情移入してボロボロ泣いて観てきた私(^^ゞ


主人公は事故で記憶障害になりました。
今日のことは明日はすっかり忘れています。
だから、「明日の僕へ」という日記をつけ、常に写真を撮りメモを取る生活。
そんな彼があこがれのプロレスを始める。
学生プロレスは安全第一でガチンコなしの中、彼だけは決してギブアップしないカチンコ勝負をしていく。

「頭では覚えていなくても身体が覚えている」
とここに生きている実感を感じていく。

「自分では覚えていなくてもみんなの記憶に刻もう」
これは落ち込んだ彼に友達がかけた言葉。

プロレスを始める前の彼の日記の中には
「記憶に残らないって事は生きていないことと同じ」
という表現があり、「死にたい」とまで書かれています。

記憶に残らないということと、忘れるということは根本的に違うのだと思いました。
想像できないけれどものすごく辛いことだと思う。
一日一日を大切に生きるってことは、瞬間瞬間の記憶をしっかり留めるということでもあるのだと思いました。
私は病気になってから「子供の成長をずっと見ていきたい」とか「この光景をずっと見ていたい」とか「また来年絶対に来るぞ」とか、何となく自分の中で言い聞かせることが多くなったのですが、今この瞬間をしっかり頭にそして心に刻むことを意識して過ごそうと思います。

さらに彼は大学生でありながら司法試験の１次を通ったという秀才です。
でも
「父の中で僕は終わった」とあります。

これ子供にとっては一番辛いことですね。
親に期待されすぎるのもダメ、全く期待されないのもダメ。
でも最後に父親が試合を見に来てくれて、リングの彼と目が合うの。
その一瞬で彼は救われた。


いい映画でした。




今横浜は雷が鳴って大雨です。
春の嵐ですかね～



中澤選手、髪の毛バッサリです。
さっぱりしていいかも。

カリスマ美容師


明日はアウエイ札幌戦です。
まだ雪の残っている北海道で熱き戦いを

頑張れ！マリノス！

頑張れ！中澤佑二！！！