徒然なるままに……日々の出来事を

身の回りに起こる驚きや、小さな発見

2015年 春爛漫

2015-04-04 | 散歩

 パソコン教室の帰り道、満開になった大岡川の桜を見に行きました。

川の両側の桜はみごとで、ポカポカとした暖かい陽気と相まって心から癒され楽しい気分になってきます。

お花見客を乗せた舟も見られました。舟から見る桜も格別でしょうね~

 

 

  

 

 

 

 翌日、俳優座劇場に演劇を見に行ったので、六本木ヒルズにも寄ってみました。

ちょうど”六本木ヒルズ春まつり”の最中で、音楽や和太鼓の生演奏が行われていて、賑やかでした。

六本木森タワーの前には、チューリップやパンジーなど春の花が咲き乱れきれいでした。

 

  

  

 

  
                                   毛利庭園の桜も満開です。

 

  夕方になり、ライトアップされてきました。

  
              和太鼓の演奏、迫力がありました。            会場のまわりでは、お酒やおつまみが販売されています。

 
                                  ライトアップされた森タワー

 


東海道あるき旅⑨(大磯~国府津)

2015-04-01 | 東海道あるき旅

   大磯は、平塚宿と小田原宿の間に位置し、海と山に囲まれた風光明媚な所ですが、

 その歴史は古く平安末期には相模国の国府が置かれ、鎌倉時代からは宿も形成されていたようです。

 江戸時代の人々は、上りの2泊目は小田原に泊まり、下りは平塚に泊まる人々が多かったので宿場の財政は苦しかったようです。

 明治になると、大磯はリゾート地として賑わうようになり、病気治療や健康増進を目的とした海水浴場も日本で初めて開かれました。

 また伊藤博文・山形有朋らをはじめとする政財界等各界の名士の邸宅が建ち並び、その数は150戸にも及んだと言われています。

 このように明治の別荘地としても有名です。

 
             大磯駅前には混血児教育に情熱を傾けた澤田美喜記念館がありました。

 
     JR大磯駅                                     ”日本最初の大磯海水浴場へようこそ”

 

 大磯から小田原、箱根にかけては、曽我兄弟にまつわる遺跡や話が多く残っています。

 ここ大磯には延台寺に”虎御石”がありました。 虎御前は兄・十郎の恋人だった美女です。虎石は、虎御前の成長とともに大きくなりました。

 十郎が仇の工藤祐経に襲われた時に、虎御石が十郎の身代わりとなって矢や刀をうけ命拾いしたと言われています。

 曽我兄弟の仇討は、曽我物語となり有名ですね。

 
  延台寺                                      虎御石のいわれが書かれています。

 
 この御堂の中に霊石「虎御石」が安置されています。

 

★  北組問屋場跡・小島本陣跡

 

★  地福寺

  境内には島崎藤村と静子夫人のお墓があります。

  藤村は昭和16年から大磯に住み、昭和18年8月22日71歳で他界しました。

  静子夫人は昭和48年77歳で亡くなりました。

  境内には梅の木が多く、藤村のお気に入りの場所だったそうです。

 

 
        藤村のお墓                                   静子夫人のお墓

 

★  尾上本陣跡

       
                           大磯名物「虎子まんじゅう」・「西行まんじゅう」・・・島崎藤村・吉田茂に愛されたお店だそうです。

 

★  新島襄終焉の地

  新島襄は、大磯町の旅館百足屋の一室で47歳の生涯を閉じました。

  徳富蘇峰の筆による碑が、かつての百足屋の玄関の一部だった所に建っています。

 

 

★  湘南発祥の地

   中国湖南省にある洞庭湖のほとり湘江の南側を湘南といい、大磯がその地と似ているところから湘南と呼ばれるようになったそうです。

 

★  鴫立庵

  西行法師が歌を詠んだ地に、小田原外郎(ういろう)の子孫・崇雪(すうせつ)が草庵を結んだのが始まり。

  京都の落柿舎・滋賀の無名庵とともに日本三大俳諧道場の一つと言われ、今も毎月俳句会が開かれているそうです。

 

  

 

  
            庭には沢山の句碑・歌碑がありました。

 

★  島崎藤村旧宅  ~静の草屋~

   藤村は、温暖なこの地が非常に気に入り、亡くなるまでの2年余りをここで過ごしました。

 

 
 「涼しい風だね」という言葉を最後に、藤村は亡くなったそうです。   壁にかかっている時計は亡くなった時刻午前0時35分をさしています。 
                                                                                                                                      

 
 庭には苔が一面に生えていました。                       藤村旧宅前の公園の桜花、満開でした。

 

★  旧東海道松並木と旧別荘地帯

  旧東海道の松並木の名残で、両側に高さ20~30メートルほどの松が並んでいました。

  木々の間からは雪を被った白い富士山」が見えます。

  松並木の海側は伊藤博文旧邸”滄浪閣”を皮切りに別荘地帯が続いていたそうです。

 
                                                近くで見ると本当に大きく感じます。

 

 


      伊藤博文旧邸”滄浪閣”跡

 

★  旧吉田茂邸

  一部工事中でした。とても広いみたいですが今回は庭園のみを見てきました。

 
                                                 兜門・・この門をくぐると庭園です。

  

  

 

★  城山公園(じょうやまこうえん)

   旧吉田茂邸の向かい側に城山公園があります。

   シイやカシ、ケヤキなどの木々が葉を広げる緑豊かな公園で、きちんと整備されている素敵な公園でした。

   展望台に行ってみることにしました。それほど急ではなく簡単に上れました。

   富士山をはじめ箱根連山・伊豆半島・相模湾と一望することが出来、本当にいい景色でした。

   海も山もある大磯が保養地になった訳がわかります。本当に素敵な良いところでした。

 
                                                  展望台からの眺め

 
                                                 海も見えたよ~

 
    富士山が見えた~!                                しばしの休憩                              

 

★  六所神社

   相模国の一の宮から四の宮までの4社と、平塚八幡宮の計5社の分霊と

   主祭神である柳田大明神を併せて祀ることから六所神社と呼ばれるそうです。

 

 

 

 

 

 大磯町に別れをつげ二宮町に入ります。

 

 JR二宮駅前に”ガラスのうさぎ”の像がありました。

 太平洋戦争終結直前の昭和20年8月、二宮駅周辺で機銃掃射を受け、何人かの尊い命が犠牲となったそうです。

 その時、目の前で父を失った12歳の少女が悲しみを乗り越え、けなげに生きぬいたという戦争体験記が、 大きな感動を呼びおこし

 戦争の悲惨さを人々に強く印象づけました。

 平和の尊さを後世に伝えるために、また少女を優しく励ました人たちの友情をたたえるために建てられたものだそうです。

 

 

 

★  等覚院(とうがくいん)

   別名 藤巻寺。 樹齢400年という古いフジの木がありました。

   まだ今の季節、残念ながら花が咲いていませんが、5月頃にはきっと素晴らしい花が見られることでしょう。

             

  
                                  藤棚

 

★  押切坂一里塚跡

  日本橋から18里目の一里塚。

 
                                             間の宿 梅沢の立場にあった茶屋本陣・松屋跡

 

いよいよ小田原市に入りました。道の左側に青い海が見えてきました。

 

 

 東海道から大山へ向かう大山道がありました。

 今迄にも、いくつかの大山へ向かう分岐道に出会ってきましたが、

 本当に、大山詣が、江戸時代の人々の間では盛んだったのだなと感じられます。

 
                           大山道への分かれ道

 

 

                                                                                                                            

 今回は、ここまでです。

 お天気もよく、早咲きの桜?の花や青い海、緑の山々を見ながら、のんびりと歩く事が出来ました。

 湘南地方の風は心地よかったです。