皆様こんにちは、総合診療医からの健康アドバイスです、まずはこの記事から、国立がん研究センターは、受動喫煙による日本人の肺がんリスク評価を「ほぼ確実」から「確実」に引き上げたそうです、これに伴い、日本人の実情に合わせてがん予防法を提示しているガイドライン「日本人のためのがん予防法」の喫煙についての記述を、他人のたばこの煙を「できるだけ避ける」から「避ける」に修正したそうですが、今頃?という感じです、では本題へまいりましょう
健康のため、塩分は少なめが良いです。
日本の食事は伝統的に塩分摂取量が多いため、全国で約3000万人もの高血圧患者がおります。
一日あたりの塩分摂取量の国際比較をしてみると、ヨーロッパ各国で約6g、アメリカで10gに対し、日本は12gです。
以前と比べ減少はしてはいるものの、まだ多いのです。
塩分摂取が2~3gのアフリカでは高血圧患者はほとんどいない国もあります。
逆に、そのようなアフリカ人がアメリカなどに移住し、塩分の多い欧米食(とくにジャンクフード)を食べるとすぐに血圧が上がるようです。
日本の高血圧患者が多いのは、日本食でよく使用されるお醤油やみそなどの調味料、漬物・インスタントラーメンなどの塩分が高い保存食が原因のひとつとして考えられています。
外食でのラーメンでは、一杯あたり約10gもの塩分を含んでいるお店もあります。
適切な塩分摂取量として、世界保健機関(WHO)や日本高血圧学会では一日当たり6gをすすめています。
メニューに塩分含量を提示している店が普及してきていますので、そのようなお店を選んで利用するとよいでしょう。
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