goo blog サービス終了のお知らせ 

総合診療医からの健康アドバイス

健康や医療に関する情報をわかりやすくお届け致します
ステキな沖縄の風景も少しお届けします

うつ病と自殺

2017-12-19 11:02:13 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 早いもので今日は12月の19日。あと二週間足らずで新しい年を迎えます。しかし最近は昔ほどお正月を重要視していませんね。なぜならスーパーやコンビニは普通に開いてますし、お正月も出勤という方も多いのではないかと思います。親族全員集まってというのももう無くなるのでしょうか。では、本題へ。
 
 
 
 
 うつ病は遅刻や欠勤等で初めて気付かれることがあります。
 
 
 研修医にもうつ病を発症する人がいますが、初期のサインとして、朝のカンファレンスに出てこない、ということがよくあります。
 
 
 
 
 ご老人の場合には、あまり話をしなくなったりするので、認知症と間違われることもあります。
 
 
 このため偽性認知症とも呼ばれています。
 
 
 
 
 日本は先進国の中でも自殺者数の多い国です。
 
 
 統計上では毎年、3万人以上の自殺者が出ています。
 
 
 しかしこの数は過小評価されていると言われています。
 
 
 
 
 というのは、日本では年間15万人もの変死者が出ています。
 
 
 世界保健機構の推奨では、変死者数のうちの約半数は自殺によるものであり、統計上は自殺者数にこの数も含めるべきとしています。
 
 
 そうすると自殺者数は年間約10万人となり、これは先進国の中で圧倒的に多い数となります。


 自殺の原因の多くはうつ病です。

 

 

快晴

 

待望の新刊が発売中!「病歴と身体所見の診断学:検査無しでここまでわかる」こちらもお試しください。必ずやためになることでしょう。

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2017パート2」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2017年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門第4位に選ばれました。

 

迅速・的確なトリアージができる!ナースのための臨床推論 [単行本] [2016] 徳田安春、こちらナースの皆様はもちろん、これからナースを目指す方、看護の情報を知りたい方にもどうぞ。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« うつ病の症状と原因 | トップ | うつ病の治療と副作用 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

医療情報」カテゴリの最新記事