史跡・名所の散歩道

史跡・名所めぐりのブログ

寄居の町散策(寄居駅-藤田善導寺-鉢形城跡-雀宮公園-玉淀水天宮-玉淀駅)

2021-05-06 20:54:09 | 史跡・名所めぐり
1.歩いた日  2021年4月
2.歩いたコース
  寄居駅-藤田善導寺-鉢形城跡-雀宮公園-玉淀水天宮-玉淀駅
3.観光スポット
①SLパレオエクスプレスC58363
藤田善導寺前の踏切付近を歩いていると汽笛が響いて、SLパレオエクスプレスC58363が通り過ぎていきました。熊谷-三峯口間を不定期に運行しているそうで、ラッキーでした。

②藤田善導寺 寄居駅から徒歩約24分
中世の武蔵国豪族、藤田氏の菩提寺として1297(永仁5)年に藤田持阿良心上人により創建されました。豊臣秀吉による小田原征伐により衰退しましたが、川越の照蓮社寂誉遵道上人によって再興され、1750(寛延3)年に現在の本堂が再建されました。

本堂の天井には、1753(寛延6)年に描かれた狩野派、金竜斉宗信の絵画「百人一首画格(ごう)天井」があります。約85㎝の正方形、一枚板100枚に詠み人の肖像画と歌が見事に描かれています。③正喜橋 藤田善導寺から徒歩約30分

↓正喜橋から見た荒川
この付近は天然の景勝地として「玉淀」と呼ばれています。「玉淀」の名称は1931(昭和6)年に命名され、「玉」は埼玉の玉で、美しいの意味であり、「淀」は水のよどんだところという意味です。

④鉢形城跡 藤田善導寺から鉢形城歴史館まで徒歩約43分

鉢形城跡は、戦国時代の代表的な城郭跡として、1932(昭和7)年に国指定史跡となりました。荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築かれ、天然の要害をなしていました。「日本百名城」、「日本の歴史公園100選」「日本の史跡101選」にも選ばれています。

<歴史>鉢形城は、1476年に長尾景春が築城したと伝えられ、後に、小田原の北条氏邦が現在の大きさに拡充しました。1590年、豊臣秀吉の小田原攻めで、1ケ月の攻防戦を展開し、開城。徳川の世となり、成瀬正一が代官となり、この地を統治しました。

(1)笹曲輪 曲輪→城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域の名称です。

(2)鉢形城歴史館

鉢形城の歴史や周辺地域の文化などを学習、体感できる施設です。↓大型休憩施設  鉢形城歴史館の隣にあります。(3)土塁と堀 土塁→侵入を防ぐため築かれた盛土による堤防状の防壁 (4)エドヒガン 樹齢150年を超えると推定され、町の天然記念物に指定されています。↓春のお彼岸の頃に咲く(HPより)(5)深沢川

鉢形城は荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上の天然の要害にありました。(6)堀と畝(うね)(7)復元四脚門(8)三の曲輪と四脚門、石積土塁(9)秩父曲輪に建つ「復元四阿(あづまや)」(10)花木園 四季折々の花を楽しむことができます。

⑤雀宮公園 正喜橋から徒歩約5分

七代目松本幸四郎(松たか子はひ孫)別邸跡地で、ウッドチップを敷き詰めた散策路があります。秋には、モミジやイチョウが鮮やかに色づきます。↓HPより ⑥玉淀水天宮 玉淀駅まで徒歩約5分

1931(昭和6)年、玉淀を開発した保勝会の有志が、神社を勧請して祭事を行うことを発願し、探した所、石宮を発見、水神様と水天宮様を合祀したものです。水難除けと安産の神様として広く信仰されています。↓毎年、8月に盛大に打ち上げられる大花火と川面に映える万灯の競演は、『関東一の水祭り』と呼ばれています。(HPより)