goo blog サービス終了のお知らせ 

映画中毒人のつぶやき

特にDVD鑑賞がメインです
現在長期放置プレイ中です・・スンマソン。

あの日、欲望の大地で

2010年07月01日 | 人間ドラマ


原題: The Burning Plain
監督・脚本: ギジェルモ・アリアガ
製作: ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
製作総指揮: シャーリーズ・セロン、ほか
撮影: ロバート・エルスウィット
音楽: ハンス・ジマー、オマー・ロドリゲス・ロペス
出演: シャーリーズ・セロン、 キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス
    ブレット・カレン
製作国: 2008年アメリカ映画
上映時間: 106分
配給: 東北新社

ストーリー:
断崖にあるレストランでマネージャーを勤めるシルヴィアは、
颯爽と仕事をこなしつつも、行きずりの男性と関係を重ねる孤独な日々を送っていた。
ある日彼女の前に、マリアという少女を連れた男が現れる。
シルヴィアには、誰にも言わずにきた過去があったのだ…。
シルヴィアは少女時代、マリアーナと呼ばれていた。
乳がんを患ったマリアーナの母は、妻子ある男性と恋に落ち、
あるトレーラーハウスで情事を重ねていた。

感想:
『21グラム』『バベル』の脚本家であるギジェルモ・アリアガが
一発目に監督した本作だそうだが・・そんなのどうでも良くて(笑)
初めに言っておきますが・・エロ欲しさに借りました(笑)
タイトル・・・エロい雰囲気感じるし・・
だって、シャーリーズ・セロンにキム・ベイシンガーって
きたら当然期待しちゃうでしょ!?世の男達は!
特にシャーリーズ・セロンなんか脱ぎの常習犯みたいな感じでしょ?
でもキム姉さんも決して負けてませんよ!
そんな不純な目的で借りた本作なんですが
想像を超えるぐらい素晴らしい出来ですよ。



時間と場所が結構行ったり来たりで忙しいですが
様々な伏線が張り巡らされていてそれがラストに向かって
盛り上がって生きますよ!
あぁ~なるほど~ってね。
男性よりも女性の人たちが観たら共感出来る内容かもしれないですね。
ただ、内容が日本の昼のメロドラマのレベルを超えちゃってますんで
くれぐれもお子ちゃまには見せちゃイカンですね。
例のごとく性の描写はそれなりに直球的にエロいので(笑)。



観終わってシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーの
体を張りながらの流石の名演技には心に響くものがありますよ。
オスカー女優達の競演はやっぱり凄いね!

エロ目的の不純な偶然がすごい名作に当たったてしまって
正直ビックリしました(爆)
これからもセロン嬢からは目が離せないですな~



お勧め度★★★★ ただのエロドラマじゃ終わらない。ラストも嫌いじゃない!

路上のソリスト

2009年12月16日 | 人間ドラマ


原題:The Soloist
監督:ジョー・ライト
製作:ゲイリー・フォスター、ラス・クラスノフ
製作総指揮:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー、ジェフ・スコール、
      パトリシア・ウィッチャー
原作:スティーブ・ロペス
脚本:スザンナ・グラント
撮影:シーマス・マクガービー
美術:サラ・グリーンウッド
編集:ポール・トシル
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:ジェイミー・フォックス、ロバート・ダウニー・Jr.、
   キャサリン・キーナー、トム・ホランダー、リサ・ゲイ・ハミルトン
製作国:2009年アメリカ映画
上映時間:1時間57分
配給:東宝東和

ストーリー:
ロペスはある日、べートーヴェンの銅像のある公園で2本しか弦のない
ヴァイオリンを弾くホームレス、ナサニエル・エアーズに出会う。
彼の演奏する音楽の美しい響きにひかれコラムのネタに取材をはじめる。
まもなく彼は、ナサニエルが将来を嘱望されたチェロ奏者で、
ジュリアード音楽院の学生だった事を知る。
なぜ才能ある音楽家が、LAの路上生活者になったのか?
そして、家も家族もない彼が、なぜ音楽だけは捨てずに生きてきたのか? 
やがて、ロペスはナサニエルの感動の物語を発見するのだった。


感想:
一言で感動作とは言い包められない、非常に難しい作品だった。
主人公が偶然に知り合った路上生活者は音楽の才能に恵まれながらも
統合失調症に苦しみ路上での生活を余儀なくされていたのだが・・・。



新聞記者(現:コラムニスト)であるが故にジャーナリストの血がそうさせたのか
彼に関心の眼差しを送るうちに救済に全力を傾ける事になる。



だが、天才肌の音楽家になれただろう彼がなぜ路上生活者になったのか
その足取りを探るうちに精神分裂に悩まされる彼の厳しい現実が見えてくる。



劣悪な環境から救い社会復帰させる事が一番重要だと重い
奔走するのだが・・・。



離婚した前妻にはキャサリン・キーナー。
『イン・トゥ・ザ・ワイルド』での好演が印象に残っている。
優しい眼差しは離婚後も彼を友人のように暖かく包んでいる。



時にはバーで語り合ったり。
結婚という表面的なものではなく内面的な繋がりがあるのは
お互いの信頼感からくるものなのだろうか。



ホームレス役のジェイミー・フォックスは難しい役柄ながら
しっかりと役柄と一体化していて演技力の高さを感じた。
それを受ける側のロバート・ダウニー・Jr.は親切心から救おうと
するが現実の厳しさに対面しつつも前向きに取組む姿勢に好感がもてた。



二人の間には信頼感が芽生えて良い方向へと走り出していくのだが・・・。



路上生活へと追い込まれた彼の運命はやはり簡単に好転することは難しい。
いつしか、二人の友情関係にも影が忍び寄っていた・・・。
助けようとすることがかえって追い詰める事にもなるという矛盾。
でも彼は「路上のソリスト」だった。
本作の邦題かなり良いなぁ~って思いますよ。



ジャンルを問わず様々な作品で演じることができるロバート・ダウニー・Jr.
の演技の幅には感心させられた。
自分はクラシック音楽には疎いので劇中の音楽の薀蓄は語れないが
ロスという都会の路上でピュアな音楽家が素晴らしい音楽を奏でるシーンは
胸に十分響いた。



お勧め度★★★☆
日々に疲れた時・・・心で聴いてみてはいかが?

イン・トゥ・ザ・ワイルド

2009年12月01日 | 人間ドラマ


原題:Into the Wild
監督・脚本:ショーン・ペン
製作総指揮:デビッド・ブロッカー、フランク・ヒルデブランド、
      ジョン・J・ケリー
製作:アート・リンソン、ショーン・ペン、ウィリアム・ポーラッド
原作:ジョン・クラカワー
撮影:エリック・ゴーティエ
音楽:マイケル・ブルック、カキ・キング、エディー・べダー
美術:デレク・R・ヒル
出演:エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、
   ジェナ・マローン、キャサリン・キーナー、ビンス・ボーン、
   クリステン・スチュワート、ハル・ホルブルック
製作国:2007年アメリカ映画
上映時間:2時間20分
配給:スタイルジャム

ストーリー:
1990年夏、アトランタの大学を優秀な成績で卒業した22歳のクリスは、
将来へ期待を寄せる家族も貯金も投げ打って、中古のダットサンで旅に出る。
やがてその愛車さえも乗り捨て、アリゾナからカリフォルニア、サウスダコタ
へとたった一人で移動を続け、途中、忘れ難い出会いと別れを繰り返して行く。
文明に毒されることなく自由に生きようと決意した彼が最終的に目指したのは
遙か北、アラスカの荒野だった。(goo映画より)


感想:
映画館で観るべきだったと後悔すら感じた作品。
映像もストーリーも実に素晴らしかった。
ラストは聞いて知っていたけど、胸を打つ感動をもらった。
出てる役者も良いし、最近見た映画ではベストだなぁ。

ショーン・ペン凄いねぇ~監督としても一流だよ!
ジョン・クラカワーのノンフィクション「荒野へ」に惚れ込み、
映画化権獲得に10年近い歳月を費やし自ら脚本も手がけた執念が実ったね。
前作「プレッジ」も個人的には悪くはないけど・・・
主演のジャックがちとアクが強すぎて、ある意味最後は
「シャイニング」になりかけてしまったからね(笑)

あまりにハマってすぐに本作は2回見直してしまった。
それに久しぶりに原作本も読みたくなった。
自然の息を呑むような美しさと時には人間を弄ぶかのような
荒々しく残酷さえ感じる映像は観るに値すると思う。
心が素直になれるロードムービーの傑作だね。





主役のエミール・ハーシュ良かったなぁ~
無邪気に喜ぶ表情は、若かりし頃のディカプリオのようで
繊細な一面を除かせるあたりは(故)リバー・フェニックス
を彷彿とさせる気がした。
クリステン・スチュワートも痛々しいほどの若さが眩しいし
ウィリアム・ハートは父親の苦心を実に良く演じていたなぁ。





両親に疑念を頂いて旅に出た彼を見ず知らずの他人が
暖かく包み込んでくれるんだけど頑なに北を目指すんだよね。
一生に良い出会いなんて何度もないからこの出会いを
素晴らしい将来へつなげて欲しいって羨ましくも思って観てたよ。
最後の孤独な老人との別れのシーンはグッときたねぇ。




皮肉にも辿り着いたのはアラスカの荒野に置き去りにされた
1台のバス、通称マジックバスなんだよねぇ。
文明から逃げてきた主人公を待っていたのは・・・。
マジックバスで自由と孤独の狭間で必死に格闘して
その中で彼はついに一つの答えを導き出す事になるけど・・・
自然は時には牙を剥くんだよねぇ。





しかし、2008年のアカデミー賞になぜ絡まなかったのか
改めて不思議でしょうがない。
見てない人は必ず観た方が良いですよ!!

お薦め度★★★★★
ラストは涙が自然に出て・・・感動必須。