オットットが「これ読む?」と渡してくれた文庫本。
1952年の「もく星」号墜落事件を扱った松本清張の「日航機撃墜事件」。
米占領軍が空の権限を牛耳っていた時代の話である。
いわゆる進駐軍によって日本の主権が制限された時代(日本の黒い霧)の
謎だらけの飛行機事故を扱って、核心に迫っている。
本の袴には「巨匠が最期の執念を傾けた遺作」となっている。
タイトルの中の撃墜に「」をつけてあるように、全ては交信テープが米軍から
提出されなかった中での検証は、歯がゆいものがある。
日銀のダイヤモンドにまつわる話も興味深い。
国家の主権がないとは、どんなことなのか多少分かったような気が。
1952年の「もく星」号墜落事件を扱った松本清張の「日航機撃墜事件」。
米占領軍が空の権限を牛耳っていた時代の話である。
いわゆる進駐軍によって日本の主権が制限された時代(日本の黒い霧)の
謎だらけの飛行機事故を扱って、核心に迫っている。
本の袴には「巨匠が最期の執念を傾けた遺作」となっている。
タイトルの中の撃墜に「」をつけてあるように、全ては交信テープが米軍から
提出されなかった中での検証は、歯がゆいものがある。
日銀のダイヤモンドにまつわる話も興味深い。
国家の主権がないとは、どんなことなのか多少分かったような気が。